低血圧と闘う8つの食材
低血圧とは、血圧が低い状態が続く内科的疾患を指します。めまいやふらつきの原因となり、時には頭痛、だるさ、そして気を失う原因にもなります。
これは、低血圧が体へ十分な酸素と栄養の供給が行われるのを妨げ、細胞の活動に影響を与えてしまうからです。
低血圧と呼ばれてる人の血圧は上が100mm Hg以下、そして下が60mm Hg以下と言われています。
もしこの状態が数秒または数分続く場合には、またそうならないように医療的ケアが必要になります。
食生活を少し変えて、血圧を調整してくれる栄養素を意識的に取り入れる事で血圧を普通の値に保つ事ができる可能性があります。
それでは、その役割をしてくれる食材の中の8つをご紹介しましょう。
1、ダークチョコレート
低血圧が起きるのを避ける為に、低血圧症の人はダークチョコレートを食べると良いでしょう。もちろん食べ過ぎはいけません。ダークチョコレートは動脈の流れを良くし、血圧を正常な所まで上げてくれます。
これは、ダークチョコレートに含まれるテオブロミンと呼ばれる血行と動脈の健康に良い化合物のおかげです。
それに加えて、脂肪酸と抗酸化物質も含まれています。これらは、低血圧症に非常に良いと言われています。
2、ココナッツウォーター
ココナッツウォーターは電解質と抗酸化物質を豊富に含み、低血圧に効果のある自然の飲み物です。
多くの人がスポーツドリンクの代わりにミネラル補給のために飲んでいます。化学薬品も入っていないので市販のスポーツドリンクよりも健康的な選択と言えるでしょう。
さらにカロリーも市販の電解質を含んだ飲み物よりも低く、水分補給にもぴったりです。
それに加えて、細胞への酸素供給も促進し低血圧の症状を軽くしてくれます。
3、チーズ
チーズには多くの塩が含まれているので、低血圧のコントロールに良いと言われています。(逆に高血圧には良くない食材です)
少量を食べる事で、動脈の流れを良くする手助けをしてくれます。さらに、低血圧に伴う症状の改善にも効果的です。
ですが、ここで気を付けなければならないのはチーズを大量に食べるのは健康によくないと言う事です。食べ過ぎてしまうと、血圧が上がってしまう可能性があり非常に危険です。
こちらの記事もご覧ください:高・低血圧の原因と症状
4、ナッツ類
ナッツ類は、低血圧症だけでなく高血圧症にも非常によい食材です。
ビタミンBと脂肪酸を豊富に含み、これらの栄養素は低くなっている血圧を正常値まで戻してくれます。
さらに、エネルギー補給をしたい時にも最適で低血圧症によって起きるだるさや元気が出ない状態等を解消してくれます。
5、たまご
たまごは豊富なビタミンBと必須アミノ酸を体に与えてくれるので、低血圧の状態になる事のを抑制してくれます。
心と体にエネルギーを与えてくれるものとして、普段の食生活に取り入れる事が推奨されています。
6、柑橘類
柑橘類と一言で言ってもその種類は非常に豊富です。どれにも豊かなビタミンCと水分が含まれていますが、この2つは低血圧に伴う症状を軽減してくれます。
絞ったり、そのまま食べる事で電解質バランスが良くなり、必然的に血圧も一定してきます。
- みかん
- オレンジ
- レモン
- ライム
- グレープフルーツ
を毎日の生活に取り入れる事をおすすめします。
7、赤身の肉
少量の赤身のお肉は、低血圧の状態から素早く血圧を戻す為にぴったりの食材です。
体に良いタンパク質と塩分、そしてミネラルが含まれている為、血圧をコントロールするのに効果的です。
体にエネルギーを与えてくれ、低血圧症からくるふらつきやだるさを防いでくれる栄養素がたっぷり含まれています。
こちらの記事もご覧ください:低血圧に悩まされている方にオススメの食べ物
8、水
水の摂取量を増やす事も低血圧症の人にはとても大切な事です。脱水状態や熱射病が原因で起こる低血圧を防いでくれます。
さらに、体の組織の動きを活発にして、血行を良くすることで酸素供給の過程も改善されます。
普段から、低血圧に困ってはいませんか? 今回ご紹介した食材を食事に取り入れて、薬を飲まずとも血圧をコントロールできるという効果を感じてください。
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