自家製オレガノオイルの作り方とその効能
信じられないかもしれませんが、自家製オレガノオイルには、細菌対策になるものから炎症を抑えるものまで、様々な効果があります。オレガノオイルの素晴らしい利点についてご存知でしたか?
この記事では、オレガノの特性とオレガノオイルを自宅で作る方法についてご紹介します。
オレガノは、料理を一層味わい深くしてくれるので、キッチンにぜひ揃えておいて欲しい調味料の1つ。一般的には、料理に直接使うことが多いですが、特定の健康状態の改善にその利点を最大限に活用するためにオイルとして使うこともできます。
自家製オレガノオイルの利点
オレガノを常備しているキッチンは少なくないと思います。実際、オレガノは調味料では最もポピュラーなものの1つです。しかし、多くの人が知らないのは、オレガノは風味を加えるだけでなく、油と混ぜることで、健康に非常に有益な特性をもたらしてくれるという点です。
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抗酸化作用
Oxidative Medicine and Cellular Longevity(酸化医療と細胞寿命)誌に発表された研究によると、オレガノのエタノール抽出物には抗酸化活性作用があります。このことから、オレガノには、細胞の老化の原因となるフリーラジカルによる酸化を遅らせたり、防いだりする能力があると考える専門家もいます。
菌を防ぐのに役立つかも
オレガノはまた、International Journal of Odontostomatology(耳鼻咽喉科国際ジャーナル)の記事によると、特定の細菌と戦うための自然な代替手段である可能性があります。カルバクロールとチモール成分の抗菌活性のおかげで、オレガノは黄色ブドウ球菌やセレウス菌などの細菌に対して作用する可能性があります。
あくまでも、抗生物質の薬の補完としてのみ使用されるべきで、オレガノ単体で感染症の治療はできないことにはご留意ください。オレガノの適用だけで細菌を排除することができるという証拠はありません。
ウイルス性感染症の予防に役立つかも
Journal of Applied Microbiology(応用微生物学雑誌)に発表された研究によると、抗菌作用に加えて、オレガノに含まれるカルバクロールがノロウイルスなどの一部のウイルスから体を守る可能性があるそうです。ノロウイルスは、下痢や吐き気、腹痛などを引き起こす感染症です。
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自家製オレガノオイルの作り方
さて、オレガノの主な利点についてご紹介したので、今度はオレガノオイルの作り方をお話ししましょう。自家製オレガノオイルの作り方は至って簡単です。しかも、いつも手元にあると便利なものなので、いろいろな使い方ができるはずです。
材料
- オレガノの葉 1/2カップ(50g)
- オリーブオイルかグレープシードオイル、またはアーモンドオイル 1/2カップ(200ml)
- 蓋付きのガラス容器
準備
- 始めに、オレガノの葉を洗って水気をとります。
- きちんと乾いたら、乳鉢やフードプロセッサーでオレガノを粉砕します。こうすることで、オレガノに含まれる栄養素を余すことなく解放します。
- ガラス容器に入れます。
- お好みの油を注ぎ、オレガノの葉を完全に覆います。数分間休ませます。
- その後、水を鍋に入れて沸騰させます。沸騰したら、火を止めて、ガラス容器を入れます。
- オイルとオレガノが混じるように、約10分間鍋に入れたままにします。
- 容器を取り出し、蓋をして、涼しく乾燥した場所で2週間保存します。
- 2週間経ったら、オイルを漉して、おいしい自家製オレガノオイルのできあがり。
- 健康上の利点の他にも、料理に風味を増すためにも使えることをお忘れなく。
オレガノオイルの使い方
さて、ここまでオイルの作り方を説明してきましたが、次は塗り方や使い方を説明していきます。
オレガノオイルを食事で使うこともできますし、患部に直接塗布することもできます。例えば、細菌感染症の治療のため、グラス1杯の水にオイル3滴を希釈し飲むことも効果的です。
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筋肉痛、リウマチ、捻挫の場合は、手にオイルを塗って、痛みがある部分をマッサージすることができます。好みによっては、同様の効果をもたらすエッセンシャルオイルをいくつか取り入れることもできます。
これに加えて、スチーム状にして吸い込むことで、インフルエンザの症状を軽減する効果があると主張する人もいます。インフルエンザや風邪の典型的な不快感を感じた時には、食前に3~6滴のオイルを使用したり、スチームディフューザーやお湯を入れたボウルに入れて使用します。1日3回までが無難です。
オレガノオイルのおすすめの使い方
オレガノオイルを摂取する前に、健康に害がないことを確認する必要があります。オレガノオイルは、ほとんどの場合で安全であると考えられており、適切な量を守れば大丈夫です。しかし、妊娠中や授乳中の女性や、オレガノにアレルギーがある人には、一定のリスクがあります。
また、過剰摂取すると、動悸、神経障害、抑うつ、眠気などを引き起こす可能性があります。一発で何かが治るような奇跡的な治療法はないということを忘れずに、深刻な問題が疑われる場合は常に医師に相談するのがベストです。
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