不安を感じる5つの原因

私たちが日々行う活動や暮らす環境は不安感の引き金となることがあります。不安感をもたらす要因となるものが何なのか見極めることが大切です。
不安を感じる5つの原因

によって書かれた Okairy Zuñiga

最後の更新: 17 12月, 2022

過剰なまでの心配や不安定感として特徴付けられる不安感。基本的に、身の回りのすべてのものが疑わしく思えます。

また、将来何か良くないことが起こるのではないかという思いに常に取り付かれます。これは体の正常な危機反応で、生き残りの本能に基づいた機能です。それでは、この不安感の原因となる5つの要素を見ていきましょう。

1. 休みすぎている

不安感を抱えている人は、ショックなニュースを受けたら、ソファに座り込むかベッドに潜り込むことが多いでしょう。これは、その場で即座に情報を処理することができず、多くの時間をかけなくてはならないからです。

ダラダラとした態度はさらに不安感を増長させてしまいます。研究者の多くは、不健康さや体を動かす運動の欠乏が不安感の引き金になるということに同意しています。

エクササイズをしているなら、不安感は消えていくでしょう。エクササイズ以外では、家族や友達と会い、一緒に過ごすこともオススメです。とりあえず、自宅に引きこもってソファやベッドでダラダラするのは止めましょう。世界にはやるべきこと、見るべきものがたくさんあるのです。

2. 都会に住んでいる

高層ビル

毎日めまぐるしく動く都会での生活は、私たちの心のある種のスイッチを押してしまう危険性があります。

たくさんの人やガヤガヤした音が気にならないという人でも、都会の空気には気をつけましょう。環境汚染も不安感の引き金となり得るからです。

田舎に住んでいる人は、都会に住んでいる人よりも不安感を抱えにくいということを示した研究が実際にあります。

しかし、環境汚染による原因と結果の関係は未だ確かではありません。環境汚染によるフリーラジカルの値も不安感の原因として考慮するべきであると研究者たちは見解しています。

不安感に打ち勝つには、週末は都会から脱出することをオススメします。1日でも構いません。違う環境を体験することはとても大切なことです。スローダウンすることが必要なのです。

3. 経済的な問題を抱え、劣悪な環境に住んでいる

神経精神薬理学のヨーロッパ大学が行った研究によると、都会に住む、社会経済的に貧しい女性は不安感を抱えるリスクがより高いそうです。しかし、これは男性にはそれほど当てはまりませんでした。

さらに、経済的に安定しているが荒廃した地域に住んでいる女性も不安感を抱えやすとの研究結果が出ています。

4. 不健康な食事をしている

『The British Journal of Pharmacology』に発表された研究の中で、げっ歯動物を2つのグループに分け、最初のグループには脂質が多い餌を、もう一方のグループには通常の餌を4ヶ月間与えるというものがありました。結果、最初のグループからは神経質、無気力の兆候が見られたのです。

その後、脂質の多い餌を与えられていた方にも通常の餌を与えるようにしました。そうすると、不安感や鬱の兆候は消えたということです。

もし現在、脂質を摂りすぎているのなら、脂質の量を減らし、健康的な食生活を送りましょう。健康的な食生活を送ることにより、神経質さが消えていくでしょう。

5. 騒がしい場所に住んでいる

工場から聞こえる騒音や学校から絶え間なく聞こえる子供の叫び声など、日々の騒々しい音も不安感の原因と考えられています。この種の音は、聞いていると頭痛が起こり吐き気を催す場合もあるのです。

こういった騒がしい場所に住んでいるのなら、より静かな場所を探しましょう。もし、線路や飛行場、駅の近くの家に最近引っ越したばかりで、体に異変が感じられるというのなら、これが原因かもしれません。

引っ越しは簡単なことではありません。しかし、毎日騒音に耐えてただ生きて行くのではなく、別の方法を考えたほうがいいかもしれません。例えば、静かな公園でヨガをするのも良いアイディアでしょう。

ヨガ

仕事、配偶者や子供の世話、騒々しい場所に住んでいることなどが全て原因となり得るのです。

今回のいずれかのケースで苦しんでいるのであれば、是非その状況を変えてみる努力をしましょう。完全には変えられないかもしれませんが、受け入れるものと変えるもののバランスを見つけることができるでしょう。

健康に気をつけ、バランスの取れた食生活を送り、心穏やかに暮らす努力をしましょう。問題が解決しない場合は、放って置かずに一度医師に相談することをオススメします。


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