筋肉の痙攣を引き起こす6つのこと
一つまたはそれ以上の筋肉が収縮することで筋肉の痙攣が起こります。 痛みはそれほど痛くないものから激しい痛みを伴うものまで様々です。通常は一回につき数分続くでしょう。一般的に下半身に起こることが多いでしょう。太ももや脚の下の方です。ですが、時には手や腕などに起こることもあります。大抵は深刻なものではないことが多いのですが、時には注意すべき場合もあります。もし頻繁に起こるという人は、以下の5つの点に気をつけましょう。
1. 血液の循環が悪い
血液循環が滞っていることも痛みを伴う筋肉の痙攣の原因の一つです。筋肉は酸素を受け取るため適切な循環を必要とします。
もし、血液がうまく循環していなければ、筋細胞は不純物を正しく処理することができず、そのため収縮が起こります。もし循環の悪さが原因なのであれば適切な治療を行いましょう。
2. ミネラル不足
頻繁に筋肉のコリを経験する人の多くは、マグネシウムが欠乏しています。ですが、マグネシウムだけが原因というわけではありません。カリウム、カルシウム、ナトリウムのアンバランスさからくる電解質濃度の低下も原因となるでしょう。
これはアスリートや身体的な活動を要求される人によく見られます。汗を通してミネラルが奪われるからです。
- 特にエクササイズをした後は、スポーツドリンクを飲むことが大切です。
- また、フルーツや野菜を食べることでこのミネラルの摂取量を増やしましょう。
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3. 脱水
筋肉の痙攣は暑い場所や夏に起こりやすいでしょう。しかし、気温が原因だというわけではありません。水分補給不足や汗をかくことから脱水症状になり、不快な症状を引き起こすのです。
脱水は体の様々な筋肉に収縮を引き起こします。
- 予防として、1日あたりグラス6〜8杯の水を飲むことをお勧めします。
- お茶や天然のジュースを飲んだり、スイカなど水分を多く含む生のフルーツを食べるのも良いでしょう。
4. 身体的に無理をしている
体を使ったエクササイズを過剰にする、マラソン、難易度の高いエクササイズ、ある特定の仕事などで脚の筋肉が凝ってしまうでしょう。筋肉が疲れてしまった時、筋細胞が炎症を起こし、受理する電気信号を誤って処理してしまうことがあります。
- この状態やそれに伴う怪我を予防するには、自分の身体的能力に合ったトレーニングプランを立てましょう。
- さらに、エクササイズをする前に必ずウォームアップをすること、終わった後もストレッチをすることを心がけましょう。
5. 低温
体が低温にさらされたり、暑いところから急に寒いところに行くと筋肉はカチカチに緊張します。このタイプのコリはあまり一般的ではありませんが、体温を一定に保つことでコリを避けることができます。
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6. 解剖学的、医療的な理由
筋肉の痙攣はとてもよくあることですので、解剖学的な理由から起こっている、背後に病気や問題があるとは考えない人がいます。しかし解剖学的、医学的理由から引き起こされる可能性もあるということを知っておきましょう。もちろんそうしたケースは、専門医に判断を仰ぐべきです。
以下のようなものから引き起こされることがあります。
筋肉の痙攣を感じることは誰にでもあるでしょう。ほとんどの場合特別な治療は必要としません。ですが、特に夜間に何度も感じるようであれば、医師の診察を受けましょう。
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