汗をかくと痩せるって本当?

· 8月 10, 2017
汗の量と消費カロリーの量が関係しているといまだに信じている人がいますが、汗の量と消費するカロリーの量は比例しません。今回はその理由についてご説明します。

運動をして汗をかけばかけほど痩せるというダイエット神話をいまだに信じている人が多くいます。

もちろん、運動でカロリーを消費している時に汗をかくことが多くあります。

しかし汗をたくさんかくと本当に痩せるのでしょうか? 本記事で詳しくご紹介します。

ジムに行く男性

ジムに行くと、運動後に多くの汗をタオルで拭いたり、着替えが必要になる人がいる一方、激しく運動したのにもかかわらず、まるで運動をしなかったかのようにほとんど汗をかかない人がいます。

同じ運動をしても、汗をかいた人の方が痩せるのでしょうか?

汗をかくと体内の水分が失われるため、実際に体重が一時的に減ることがあります。

しかし、それが直接「汗をかいたから痩せる」という事実にはつながりません。

汗の量と消費カロリーについてお話しする前に、まずは運動中には私たちの体内で何が起こっているかについてご説明します。

こちらの記事もご参考に:過剰な汗を止める方法

私たちの体と運動

私たちの体には、体温が上がり過ぎた時に体を冷やして体温を下げる、発汗という機能があります。これは、皮膚の汗腺から汗として水分をを排出することで体温を下げる機能です。

汗腺の数は遺伝子によって個人差があり、すべての人の汗腺が同じように機能するわけではありません。

最新の研究によると、汗をよくかく人は汗腺が多い事が分かりました。

また、女性は、男性よりも汗腺の数が多いと言われていますが、男性の汗腺の方が活発に機能していると言われています。

それに加えて、男性と女性では体の構成が違うので、男性の体の水分量は女性よりも多く、男性の汗には酸が多く含まれていると考えられています

男女が同じような運動を、同じ温度の場所で行うとき、男性は女性より多くの汗をかく傾向があります。それは、女性には、発汗以外に循環器系メカニズムなど、体温を下げる機能があるからです。

水分補給

汗をかく量が異なる別の理由をご紹介します:

  • 天気(湿度や熱さが発汗を促進)
  • 運動の強度
  • コーヒーやお酒の摂取
  • 喫煙者または禁煙者
  • 食べ物(辛い食べ物などは体温を上昇させます)
  • 体重や体脂肪率

こちらの記事もご覧ください:自宅や外で出来る脂肪を燃やす/5つの有酸素運動

汗をかいている=痩せている?

水分補給2

太っている人が痩せている人よりも多く汗をかくことが、いくつかの研究から明らかになっています。

これは太っている人の体を覆う脂肪が、コートのような働きをして体温を上げているからであり、動いた時に体温を下げるために汗をかきます。

つまりこれは「汗はカロリーを燃やすわけではない」「汗をかくから痩せるという意味ではない」ことを表しています。

体を引き締める時に大切なのは、どれだけ汗をかくかではなく、適切なトレーニングを行なって筋肉量を増やして徐々に脂肪細胞を減らすことです。

汗をかくと一旦体重が減りますが、これは体内から水分とミネラルが排出されたからです。

言い換えると、汗腺から脂肪は排出されませんし、汗をかいた時に減った体重は、水やスポーツドリンクを飲めばすぐに元に戻ります。

だからといって運動中または運動後の水分補給をやめないように、十分な水分補給を行なって運動しましょう。

それでは、どのように体を引き締めるのでしょうか?

運動や有酸素運動は、減量や脂肪の燃焼に効果的ですが、これは汗をかくからではありません。

減量は、運動の強度と密接な関わりがあります。

例えば、30分走れば約300キロカロリーのエネルギーが燃焼されますが、ここで大切なのはどれだけ汗をかいたかではありません。

繰り返しになりますが、私たちの体は体温を一定に保つために発汗するのであり、発汗に脂肪燃焼機能はありません。

脂肪を燃やす運動

ここでは、実際どんな運動が脂肪を効果的に燃やすのかについてご紹介します:

  • 有酸素運動
  • ウォーキング
  • ジョギング
  • スキー
  • 水泳
  • 自転車
  • ダンス
  • ボクシング
  • 格闘技

最後にこちらの記事をご覧ください:ウエストを細くする/脂肪燃焼エクササイズ

運動中に私たちの筋肉は、体内にに蓄積されている脂肪からエネルギーを得るため、脂肪燃焼効果と減量効果が期待できます。

定期的な運動に加えて、健康的でバランスのとれた正しい食生活を送れば、徐々に減量の効果が現れます。

減量に大切なのは、どれだけ汗をかくかではなく自分の努力だということをお忘れなく。