ストレス・緊張時に/リラックスするための知恵

誰にでもパニックに陥ってしまう瞬間があるもの。でも、簡単なアドバイスを実践して練習すれば、緊張をコントロールすることが可能に。
ストレス・緊張時に/リラックスするための知恵
Elisa Morales Lupayante

によって書かれ、確認されています。 体育教育学者、栄養士 Elisa Morales Lupayante.

最後の更新: 06 11月, 2018

緊張しすぎて体のコントロールまで失ってしまいそうなとき、私たちができることは何でしょうか?私たちは強いストレスを感じると、不安感、発汗、震え、絶望感、泣いてしまうなど、様々な反応が体に現れるもの。こういったストレスは、周りからのプレッシャーや自分の内面的なものなど、原因もさまざまです。

ここでは、そんなストレスや緊張の瞬間にも、自分自身のコントロールを保つのにとても効果的な方法を4つご紹介します。

 

唾液を飲み込む

ひどい緊張を強いられるような状況下では、すぐに口の中が乾いてしまうもの。これは、私たちの交感神経系が働くからです。交感神経系は、何か危険が迫ったときに私たちの体を警戒状態にする体の仕組みで、これは動物が危険に遭遇した時に警戒するのと同じ働きなのです。

ここで紹介するのは、簡単かつ周りの目も気にせずリラックスできる方法です。どこでもいつでもできる方法で、周りに人がいても気づかれないので安心ですよ。

やり方

口が乾いているなと気が付いたら、何かを噛んでいるように口と舌を動かして、新たに唾液を出させます。そして口の中で唾液が出ているなと感じたら、それを飲み込むだけです。とてもシンプルで簡単なこの方法、何度もリピートすれば、そのうちに神経のバランスも回復します。

緊張したときはつばを飲み込んで

意識的に呼吸する

私たちは何かあるとすぐに呼吸のことを忘れがちです。私たちの生命力の源であるはずの呼吸が、逆に私たちを制限しブロックしてしまっているのが今の現実なのです。でも、呼吸は私たちが生きるのに必要不可欠なだけでなく、私たちの神経系を調節してくれる働きもあるとても重要なものです。

問題は、もしも普段から呼吸が浅いとしたら、パニックに陥ったときには更に浅く不十分になってしまうことです。

だからこそ、リラックスして心を落ち着けるための2つ目のアドバイスは、この無意識の動作に注目することです。

やり方

  • もし可能なら、座るか横になる。無理な時は立ったままでもOK。
  • 目を閉じて、呼吸に意識を向ける。
  • 自然で深い呼吸が出来ているときは、まずお腹が膨らみ、その後肺が満たされて胸が膨らむはず。
  • 息を吐くときはその逆で、まず胸、その後お腹がしぼむ。
  • 動きがよく感じられるように片手をお腹に、反対の手を胸に当てて、ゆっくりと呼吸する。
  • 無理矢理お腹を動かそうとするのではなく、体が自然に満たされるようにリラックスする。
呼吸法でリラックス

こちらもお読みください:ストレスに打ち勝つ4つの呼吸法

胸をマッサージする

強いストレスや緊張に苦しむとき、胸が締め付けられるように感じる人がいるはずです。 心臓とそれを取り巻く筋肉(心膜)は、つらい感情に突然襲われるとき、ひどく影響を受けてしまう部分なのです。

胸に注目したこのリラックス法は、パニックになってしまった時胸が苦しくなる人に最適な方法です。

やり方

  • 圧力をかけるときに疲れにくいので、横になってするのがお勧め。横になれない場合は、立ったままや座ったままでも可。
  • 手のひらを広げて胸の中心、胸骨の上に置く。可能な場合は服の上からではなく胸に直接手を当てる。
  • さらに圧力をかけられるよう、その上から反対の手もあてる。
  • 胸の肌が動くくらいしっかりとマッサージする。優しくなでるのではなく、緊張で凝り固まった胸の組織を動かすようにマッサージするのが重要。
  • 時計回りにゆっくりとマッサージする。
胸のマッサージでストレス解消

レスキューレメディー

レスキューレメディーは、バッチフラワーという自然療法の理論に基づいて作られた商品です。強いパニックにもすぐに効き目があることも多く、大幅に症状を改善してくれます。落ち着いてよく考えてからその場の状況に対処できるはずです。

自然商品のお店やドラッグストアで購入でき、いつでも使えるように常に持ち歩くと便利ですよ。

使い方

  • レスキューレメディーは数時間、数日、数週間に渡って使うことができるものの、特に深刻な状態のために作られているものなので、普段の治療として使用は不可。慢性的な病気や一時的な症状には、それぞれの状態に応じて作られたフラワーエッセンスを使って治療を。
  • レスキューレメディーを4滴舌の下にたらす。5分、30分、1時間ごとなど、改善がみられるまでそれぞれの状態に応じて繰り返し使用を。摂取しすぎても害はないので心配は無用。
  • 副作用や他の薬との併用にも問題はなく、子供や妊娠中の女性も使ってOK。

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