心臓の異常:
見過ごしがちな10の症状

あまり深刻ではない病気の症状である可能性が高くても、リスクを避けるために医師に相談しましょう。

心臓疾患は、世界中で主な死因の一つとなっており、その数はガンや慢性疾患などを上回っています。世界保健機関(WHO)の報告によると、2008年、世界で1730万人の人が心臓疾患により亡くなりました。この数は2030年までに、2300万人に増加すると予測されています。

心臓疾患の多くは、栄養不足、運動不足の生活、環境汚染、喫煙などが原因となって発症します。しかし、心臓疾患が世界中で多くの人の死因となっている主な理由の一つは、注意すべき兆候を見過ごしたり、医師の診察をなかなか受けなかったりするために、最悪の結果を招いてしまうという点にあります。また、心臓疾患の多くが命に関わるほどのものではないために油断することや、症状が他の疾患のものと混同されやすいことも理由です。

心臓疾患の症状を知ることで、命を守ることができます。情報を得ることは、予防への第一歩です。この記事では、見過ごすべきではない、心臓疾患の10の兆候をご紹介します。

めまいと呼吸困難

心臓発作の兆候として、めまいと呼吸困難が起きる場合があります。またこれらの症状は、意識喪失の原因となったり、不整脈などの心臓の異常を示していることもあります。

疲労

fatigue

この症状は特に女性に起こりやすく、心臓発作の、数時間前、数日前、時には数週間前に起きることもあります。また、疲労はしばしば、何らかの心機能不全の兆候として現れる場合があります。

もちろん、心臓ではなく、別の健康問題の症状である可能性もありますが、正しい診断を受けるために、医師に相談することが大事です

吐き気・食欲不振

多くの人が、心臓発作による吐き気と嘔吐を経験しています。また、心機能不全と関連した腹部の膨満感などの症状は、食欲不振を引き起こします

胸の痛み

胸の痛みについて、アーカンサス医学大学の研究者であるJ・C・マクスウィーニーは、人々がはじめに思い浮かべる心臓発作の症状であるが、全てのケースで起こるわけではないと述べています。また、マクスウィーニーは、「胸の上に象が座っているかのような」痛みであり、圧迫感、または膨満感があると述べています。

体の複数の部位の痛み

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胸の痛みは、心臓発作について報告される最も一般的な痛みです。しかし、この痛みが、腕、ひじ、脊柱、首、顎、腹部などに広がる場合もあります。一部のケースにおいては、胸に痛みがないにも関わらず、ほかの部位に痛みを感じることもあります。

不規則な脈拍

脈拍が時折変化することは正常なことと考えられますが、不規則な脈が、体の衰弱、めまいや呼吸困難を伴うことは、心臓発作や心不全、不整脈の兆候である場合があります。

息切れ

特に運動などをしていないときや、休息を取っているときに息切れがすることは、ぜんそくや慢性肺疾患などの肺の病気のサインである可能性があります。また、心臓発作や心機能不全の前兆である場合もあります。心臓発作の場合、呼吸困難は胸の痛みを伴うことがありますが、全てのケースに当てはまるわけではありません

発汗

sweating

突然冷たい汗が大量に噴き出ることは、(休息中に起きる場合は特に)心臓発作の兆候かもしれません。この症状は発作の直前に現れます。

炎症

心機能不全は、体の中に水分が蓄積される原因となります。この場合のむくみは脚や腹部などに現れます。

顔色が悪くなる

心臓発作が起きる前に、顔色が蒼白になるケースは多いです。心臓の異常によって血圧が下がるにつれ、目に見えて顔色が悪くなります。