レモンでお掃除?天然洗浄剤の利用法
おばあちゃんたら、どうやって家の掃除をしていたんだろ?って、考えたことがありますか。今みたいにいろいろな洗浄剤がお店に出回っていなかった時代のお話です。答えは超カンタン:手作りするか、天然の洗浄剤を使っていたんです。だからといって、化学製品より効果がなかったわけではありません。むしろその逆です。
多目的オーガニック洗浄剤
これはいろいろな用途に使える手作り洗剤です。絨毯から床・キッチンカウンター・お風呂まで、さまざまな表面のお掃除に使えます。必要な材料と割合は次のとおりです。
分量は使用する容器の大きさによります。一度にたくさん作って、ガラスびんや広口びんに保存しておけば、必要に応じて使えます。水を入れたバケツに少量加え、通常どおりに掃除を行ってください。
家庭で作れるタイル・磁器用クリーナー
この天然洗浄剤もいろいろな用途に使えますが、特にお風呂掃除に大活躍することでしょう。タイルや浴槽・洗面器などの清掃に使いましょう。また、磁器製の置物や銀食器をみがく時にも使えます。
作り方はレモンのしぼり汁と水をまぜるだけ。その中にスポンジか布を浸し、きれいにしたい物の表面を洗います。こびりついた汚れには、 溶液に浸した布をその上にかぶせてしばらく置くか、力を入れてゴシゴシこすってください。あとはぬるめのお湯ですすぎます。
また、お風呂場をレモンと水で消毒したあと、お酢を使って掃除することもできます。お酢を塗布したあとそのまま一晩おき、翌朝水ですすぎましょう。
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オーブンの油汚れ落とし
オーブンの油汚れを落とすほど大変な作業はありません。特に、しばらく放っておいたあとはなおさらです。何層にも重なってこびりついた頑固な油汚れを落とすには、長時間かかります。石油派生物や水酸カリウム、塩化メチレンなどを含む有害な市販のオーブンクリーナーを使うのをやめて、お肌や目・呼吸器系の問題を引き起こさないよう、もっとカラダにやさしい自然のクリーナーを使ってみませんか。
まず、ギリギリがまんできるぐらい熱いお湯に浸した布で、オーブン全体を洗います。次に、水と重曹(ベーキングソーダ)でねっとりしたペーストを作り、オーブン内の表面に塗ります。そのまま一晩置いてください。翌日、少量の水で洗い流すだけでOKです。
天然の台所洗剤
この洗剤は、自動食器洗い器をお持ちの方に大いに役立ちます。コップやお皿、スプーン・フォーク類をピカピカにしてくれるだけでなく、さわやかなレモンの香りを残してくれます。それに、市販されている製品よりも経済的です。以下、材料です。
- レモン 3個
- 粗塩 200グラム
- ホワイトビネガー 100cc
- 水 200cc
- 乾燥仕上げ剤 30cc(好みで)
まず、レモンを洗って皮ごと切り、塩といっしょにミキサーでまぜます。次に、お酢と水、またお好みで食器洗い機用の乾燥仕上げ剤を加え、高速でまぜあわせます。それからおなべに移し、ときどき木製スプーンでかきまぜながら、中火で15分ほど煮ます。底に焦げつきやすいので、注意してください。その後、容器に移してさまします。表面に膜ができますから、粗熱が取れたら少しかきまぜておきましょう。ふたをしっかり閉めて、冷蔵庫で保存します。食器洗い機用洗剤として、1回につき大さじ2杯を使用してください。
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灰を使ったオーガニック洗剤
灰汁漂白剤(洗剤)の作り方は、とってもカンタン。暖炉や薪ストーブがあれば、その残りの灰を使えます。木や紙を燃やした灰のみを使うようにしましょう。固い木であるほど、質のよい漂白剤ができます。お肌が敏感な方は、ゴム手袋と安全ゴーグルを使うことをお忘れなく。作るとき、灰汁が肌に直接触れないようにしましょう。
まず、灰をふるいにかけて、消し炭を漉しとります。灰が白っぽく、しっかり燃え尽きているほど、よい洗剤ができます。次に、容器(アルミ製は避ける)に熱湯5、灰1の割合で入れ、まぜあわせます。それから布でカバーして、1〜2日そのまま置きますが、時々まぜてください。そのあと、布をかぶせたザルを使って漉します。
できた液体は触るとヌルヌルしますが、これは強力な洗剤である証拠。灰汁にジャガイモか卵を落とし、浮いてきたらできあがりです。もし沈んだら、もっと灰を足しましょう。液体洗剤の原液と同じように、水に薄めて使います。ガラスびんに入れ、ふたをしっかり閉めて保存しましょう。
灰汁漂白剤は、衣服の洗濯に使えるほか、布巾やこし器など、台所用品の消毒にも使えます。また、野菜や根菜類・豆類などの消毒や、キッチンカウンター・洗面台の消毒に利用する人も多いです。
家庭で作れるナチュラル消臭剤
市販の芳香スプレーや、その他のカラダによくない化学製品を使わずに家の中のイヤな臭いを取り除きたい方は、ぜひこの消臭剤をお試しください。容器には、金属のふたがついたガラスびんを使います。まず、びんの4分の1の量の重曹を入れ、お好みのエッセンシャルオイル(精油)を8滴落とします。次に、ふたを閉めてからびんを振り、材料をよくまぜてください。最後に、釘でふたに穴を開け、お好きなところに置きましょう。香りがなくなったら、同じ方法で作り直してください。
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