今日、ストレス、バランスの悪い食事や緊張とストレスの多い状況等から胸やけで苦しむ人が増えてきています。
「胸やけはごく普通の誰でもなることだから」と、そのままにするのはお勧めできません。
今回は、胸焼けに効果的な方法をいくつかご紹介したいと思います。
胸やけとは
胸焼けとは、医学用語で「胃食道逆流症」と呼ばれるもので、日本気管食道科学会では「胸やけ(胃食道逆流症)とは胸がやけるような感じや痛み、違和感を感じる症状ですが、このような症状の原因となる病気に胃食道逆流症GERD(gastroesophageal reflux disease))がありますこれは胃酸などの胃の内容物が食道に逆流することによって起こるもので逆流性食道炎がGERDの代表的な病気」と定義しています。
こちらもご参考に:胸焼けと胃炎を改善する自然療法
主な症状が以下の通りです:
- 胸骨あたりにある食道に火が付いたように感じる
- 嘔吐前の様に口の中で酸味や苦味を感じる飲食物の呑み込みが困難になる
- 食事中に痛みを伴う
このように胸焼けは、胃酸の逆流によって起こり、胸の痛みから始まって、喉、首や顎の当たりにまで広がります。
胸焼けの原因のいくつかをご紹介します:
- 過度の飲食とアルコール摂取
- 満腹が長時間続く(胃を休ませる時間がない)
- 朝食を摂らない
- 油っぽい食事や辛い食事の食べ過ぎ
- 妊娠
- 肥満
- 60歳以上

胸焼けを防ぐ方法としては、コーヒー、アルコール、ソース、辛い物や揚げ物等の刺激物を控えましょう。
胸焼けの症状がある時は、横になると胃酸が喉の方に上がるため、症状が治まるまでは寝るのを待ちましょう。
胸焼けを頻繁に起こすようであれば、潰瘍がある兆候かもしれません。必ず医師の診察を受けてください
深刻な胸焼けの症状に悩んでいるときは、必ず医師の指導のもとで治療を行うことをおすすめしますが、それを補完する自然療法があります。
医師に相談の上、ぜひお試しください。
こちらの記事もご覧ください:胃が痛いのはなぜ? 胃痛を通して体が出すSOS
胃酸を減少させるのに役立つ食品
胃酸の分泌を減らし胸焼けの症状を緩和させる食品とその食べ方をご紹介します:
- ガムを噛む: ガムを噛むことによって、唾液を出し胃酸を中和します。
- 生姜: 生姜で煎じ茶をつくりましょう、胃の強壮剤になります。
- マスタード: 大さじ1杯で症状を抑えられます。但し、マスタードのみか、トーストに付けて食べましょう。
- アーモンド: 食後に2つか3つ食べるだけで、症状は出てこないでしょう。
- 重曹: 大さじ1杯を温かいお湯に混ぜて飲みます。ゆっくり飲んで、胃酸を中和させましょう。
- オートミール: 押し麦を牛乳かヨーグルトと一緒に朝食時に摂ります。
- じゃがいも: 皮を剥いて潰した出汁をスプーンで飲みましょう。
- バナナ: 食後に食べると良いでしょう。

- りんご酢: りんご酢大さじ1杯分を薄めて飲みます。
- マスクメロン: この果物は胸焼けにとても効きます。
- ウイキョウ: 胸焼けに効き、消化を助けます。
- パセリ: 生のまま食べてもいいですし、細かくして食事に加えてもいいでしょう。
- パパイヤ: 消化を助けて胃の焼けるような不快感を鎮めます。
- りんご: 消化を助けるのに役立ちます。
- パイナップル: 沢山食べた後や油っぽい物などの食後に最適です。
- シナモン: これをお茶に加えると、胃の焼けるような感覚を改善します。
昼食後または夕食後の胸焼けを緩和する自然療法
- 人参4本(皮を剥く)とレタスの葉2枚のジュース:ミキサーに材料を入れ、水を1カップ足して5分間混ぜます。これを朝食前の空腹時に飲んでください。
- 沸かしたお湯1カップにヨモギの枝を1本入れて少し置き、それを朝食前に飲みます。
- 大さじ1杯のボルドー(ペウムス属の植物)とアーティーチョークの葉をそれぞれ1カップのお水で沸かし、それを1か月間毎日1カップ飲みましょう。
- 15gの乾燥バジルを1リットルの水で沸かし、これを毎食後、一日に3カップ飲みます。

- セージとレモンバーベナ各30gずつを混ぜ、グラス1杯のお湯で煎じて食後に飲みます。
- 卵1つと大さじ2杯のオリーブオイルを混ぜた物を一日に数回飲みましょう。
- 沸かしたお湯1カップを室温に戻して白湯を作り、継続して飲みましょう。
引用サイト:日本気管食道科学会