認知症予防のための4つの脳トレ

· 8月 22, 2017

いくつになっても気分よく過ごし、自立して生活するためには、心の健康はもちろん、はっきりと物事を考えられるよう脳の状態を健康に保つことが必要となります。

今日ご紹介する4つの脳トレは、年齢に伴う脳の衰えを防止する助けとなるでしょう。認知症予防の役に立つかもしれません。

1.ストループテストに挑戦

いくつかの単語がいろいろな色で書かれている、ストループテストというものを見たことがありませんか?

例えば“あお”という単語がみどり色の文字で書かれていたり、“くろ”という単語が黄色で書かれていたり。これはストループ効果という心理学の原理に基づいているものです。

最初のトレーニングは、このストループテストの表(“ストループテスト”で検索すると出てきます)を使って行います。まずは単語が書かれている文字の色をひとつずつ声に出して言ってみましょう。表の終わりまできたら、今度は終わりから逆の順番で同じように行います。

文字と色を認知するため、右脳と左脳ともにトレーニングすることができます。

はじめは難しいかもしれませんが、アルツハイマー病などの疾患を予防するにはとても役に立つでしょう。

このエクササイズをすることで、

  • 右脳と左脳に新しい回路をつなげることができる。
  • 集中力や、注意を切り替える力などを鍛えることができる。

2.シュルテテーブル

脳トレ

シュルテテーブルと呼ばれるこのエクササイズをするためには、まずは表の中心にある数字に集中する必要があります

上の表の19という数字に集中すると同時に別のことも行います。表の中から1を見つけ、2、3…と順番に大きな数字を見つけていきましょう。一方で、中心の数字から集中をそらしてはいけません。

このトレーニングは、情報処理のスピードを上げたり、周辺視野を鍛えたりする効果があります。

3.指を使ったトレーニング

指を使ったトレーニング

指を使って簡単なトレーニングを行うこともできます。

右手でピースサインをつくり、左手でOKサインをつくります。左右のサインを入れ替えて何度か繰り返してみましょう。

順番にサインをつくれたら、今度は両手のサインを同時につくって入れ替える練習をしてみましょう。

このトレーニングによって、

  • 集中力がアップする。
  • 注意力がアップし、ひとつのタスクから別のタスクへと素早く切り替える力がつく。

4.両手で同時に書く練習

認知症予防

両手で同時に書く練習をすることで、記憶力を高めるトレーニングをすることができます。

このトレーニングを行うためには、紙を二枚用意し、両手に1本ずつペンを持ちます

  • まずは、両手で同時に図形を描いてみましょう
  • 同じ文字数の言葉を両手で書いてみても良いでしょう。
  • ポイントは同時に書くということです。そうでないと、このトレーニングの意味がなくなってしまいます。

このトレーニングは、右脳と左脳を一度に使って、いくつかの事を同時に行うことができるよう脳を鍛える効果があります。

こちらもお読みください『脳への血流を良くする5つの方法

その他のアドバイス

利き手ではない方の手を使うようにするのも効果的でしょう。

例えば、いつも右手を使って歯を磨いているのなら、左手を使ってやってみましょう。そうすることで、いつもとは違うことができるよう脳が指令を出すようになります

また、シャワーを浴びるなどの普段の活動を、目を閉じたまま行うこともできます。

記憶力を高めるためにも、出勤するとき、浜辺に行くときなど、いつもの所へ行くときにも何か習慣を変えてみると良いかもしれません。

WebMDでは、脳の運動として、楽器や第二外国語を習うなど新しいことに挑戦する、クロスワードやパズルをする、子供や孫と新しいゲームをするなども認知症を予防する、または進行を遅らせる脳の運動として推奨されています。

栄養たっぷりの食事を

健康的な食生活を送ることは必須です。食事は、記憶力を高めるためにも非常に重要なのです。

脳をしっかり働かせるのに役立つ栄養もあります。

以下に挙げるような、リンを豊富に含む食品を食事に取り入れましょう。

  • ココア
  • 卵黄
  • 脂ののった魚
  • アーモンド
  • 乳製品

また、以下のようなカリウムが豊富な食品も食べるようにしましょう。

  • アボカド
  • バナナ
  • 小麦胚芽
  • オレンジ

マグネシウムの豊富な食品も忘れずに。

さらに、脳には十分なブドウ糖を与えることも大切です。ブドウ糖は脳の原動力となってくれます。ゆっくりと吸収されるものを選ぶようにしましょう。

こちらもお読みください『アルツハイマー病の進行を止めることはできるのか

画像は©wikiHow.comより。

 

Hutchison, K. A., Balota, D. A., & Ducheck, J. M. (2010). The utility of stroop task switching as a marker for early-stage alzheimer’s disease. Psychology and Aging. https://doi.org/10.1037/a0018498