家庭で出来る鼓腸の対処法
お腹のガスは、食べ物や、食事中に入り込む空気、消化器官内の菌や細菌が原因で発生します。
その中でも最も多いのが大腸内の細菌発酵です。もし鼓腸で悩んでいるなら、これからご紹介する家庭で出来る対処法を試してみてください。
なぜ鼓腸は起きる？
ガスがお腹に溜まるのはあまり気持ちのいいことではありませんし、それを体外に出すのはなかなか恥ずかしいことです。
鼓腸自体は病気ではありませんが、何かしら健康に障害が起きているサインなのです。
何を食べるか、その質などにも寄りますが、ガスは必ず発生します。
こちらもご参考に：お腹のガスを解消する5つのお茶
主な原因
・乳糖不耐性、もしくは特定の食べ物に対するアレルギー
・ガスを生み出す食品の摂取（キャベツ、ソーダ類、ビールなど）
・食べ過ぎ（食べ物が上手く消化できずガスが発生する）
・慢性的な便秘（４日以上便が出ない）
・しっかり噛まない、食べるのが早い
・下剤やコレステロール低下薬の摂取
・小麦粉、砂糖、脂肪分の摂りすぎ
鼓腸に良く効くレシピ
健康ならガスを出すことなど容易なことで、大したことではありません。問題は、腸内にガスが溜まりすぎて外に押し出すのが困難になった時に起こります。
そういう時はこれからご紹介するレシピをお勧めします。
ショウガ
ショウガは消化や腸内の全般的な問題の改善に役立ちます。
ガスが過剰に発生するのを防ぐため、食後に小さなショウガのかけらを噛みましょう。もしくは料理に振りかけることも出来ます。
ジンジャーティー（生姜湯）も効果的です。
材料
・ショウガの粉 大さじ１（１０ｇ）
・水 １カップ（２５０ｍｌ）
作り方
・お水とショウガを鍋に入れる。
・弱火にかけ、１０分沸騰させておく。
・火からおろし、５分置いておく。濾してから飲む。
・１日３回飲む。（朝、昼、晩）
マスタード
マスタードシードには腸内のガスを減少させることも含め、あらゆる効能があります。
毎日の食事に加えていきましょう。
・朝ご飯を食べる前の空腹時に、マスタードシード２粒をお水で飲みます。
・次の日は４粒、その次の日は６粒を毎日２粒ずつ、１２粒になるまで続けます。
シナモン
シナモンはガスが発生するのを抑え、胃の炎症を緩和します。お茶やデザートに加えると、とても美味しくいただくことが出来ます！
鼓腸がある時は、牛乳にシナモンを混ぜて飲むと良いです。（もし乳糖不耐性が鼓腸の原因となっているなら、アーモンドミルクかそれに似通ったものを使ってください。）
材料
・シナモンパウダー 小さじ１（５ｇ）
・牛乳 １カップ（２５０ｍｌ）
作り方
・牛乳を沸騰させないよう温めます。
・シナモンを加えよく混ぜます。
・火からおろし、粗熱が取れたら飲みます。（はちみつで甘みを加えても良いです。）
・夜寝る前に毎晩飲みましょう。
キャラウェイシード
もし消化不良や腸内のガス、けいれんに悩んでいるなら、キャラウェイシードは常備しておきたい食材です。キャラウェイシードのお茶は、胃液の分泌を促し鼓腸を和らげます。
材料
・キャラウェイシード 小さじ１（５ｇ）
・水 １カップ（２５０ｍｌ）
作り方
・水を鍋に入れて沸騰するまで火にかけます。
・火からおろし、キャラウェイシードを加えます。
・蓋をして５分置きます。
・よく混ぜてから飲みます。寝る前に飲んでください。もしキャラウェイシードの効能を十分に取り入れたいなら、毎日３回飲むか、焼いたキャラウェイシードを直接食べてください。
アロエベラ
ガスと同様、腹痛に悩んでいたらアロエベラがおススメです。お水で薄めても良いですが、そのまま飲む方が効果的です。毎日飲むか、症状が出た時に飲みましょう。
お見逃しなく：効果抜群！アロエベラの活用法１０選
りんご酢
りんご酢は消化不良やお腹の中にたまったガスに効果的です。胃をリラックスさせ素早く効きます。
材料
・りんご酢 大さじ２（２０ｍｌ）
・水 １カップ（２５０ｍｌ）
作り方
・りんご酢と水を鍋に入れてよく混ぜます。
・数分火にかけます。（沸騰させないでください。）
・火からおろし、粗熱が取れてから飲みます。（室温程度が理想的です。）
にんにく
にんにくには消毒剤、防腐剤の働きがあります。消化を促す胃酸の分泌を加速させるので、ガスが溜まった時に取り入れると効果があります。
にんにくスープはこういったケースに素晴らしい効果を発揮します。にんにくはどんなレシピに加えても美味しくいただけるのでお勧めです。
材料
・にんにく ３片
・ブラックペッパー 小さじ１/２（２ｇ）
・クミンシード 小さじ１/２（２ｇ）
・水 １カップ（２５０ｍｌ）
作り方
・水、ブラックペッパー、クミンを鍋に入れます。
・にんにくの皮をむき、半分に切ります。
・にんにくも鍋に加えてから火にかけます。
・沸騰したらそのまま５分ぐつぐつと煮ます。
・火からおろし、５分そのまま置きます。
・濾してから、温度が室温程度になったら飲みます。
・１日３回飲みます。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Słomka, M., & Małecka-Panas, E. (2011). Flatulence and eructation. Pediatria i Medycyna Rodzinna, 7(1), 30–34. Retrieved from http://www.embase.com/search/results?subaction=viewrecord&from=export&id=L362450008
- Roudebush, P. (2001). Flatulence: causes and management options. Compendium on Continuing Education for the Practising Veterinarian, 23(12), 1075–1082. Retrieved from Flatulence
- Sharangi, A. B., & Datta, S. (2005). Medicinal properties of spices. Indian Journal of Arecanut Spices and Medicinal Plants, 7(2), 42–49.
- Baliga, M. S., Shivashankara, A. R., Haniadka, R., Palatty, P. L., Arora, R., & Fayad, R. (2013). Ginger (Zingiber officinale Roscoe): An ancient remedy and modern drug in gastrointestinal disorders. In Bioactive Food as Dietary Interventions for Liver and Gastrointestinal Disease (pp. 187–199). Elsevier Inc. https://doi.org/10.1016/B978-0-12-397154-8.00189-5
- Sachan, A. K. R., Kumar, S., Kumari, K., & Singh, D. (2018). Medicinal uses of spices used in our traditional culture : World wide. Medicinal Plants Studies, 6(3), 116–122.
