過去に解決しなかったものは、人生の中で必ず帰って来る
私たちは、傷ついてしまう状況には踏み入れず、恐怖には背を向け、最も心配していることからは逃げようとしてしまいがちです。しかし、過去に解決しなかったことは、かならず人生のどこかでまた現れてしまうのです。
目を背け、まるで何もなかったかのようにふるまっても、一つもいいことはありません。私たちに最も影響を与える環境は、解決しなければならない環境なのです。
どうやって解決できるでしょうか? まずは問題に正面から向き合い、恐怖心を、克服のためのモチベーションとして使うのです。
恐怖心は何もしないことへの一番の言い訳になります。恐怖心がなければ、運試しをするしかありません。躓いても、いつでも起き上がることが出来るのです。
過去に解決しなかったことは、何倍にもなって返って来る
過去に解決しなかったことや、無視してきたこと、恐れてきたことは二倍にも三倍にもなって返ってきます。「ああ、まさか」というのが人生です。
もし注意をはらっていなければ、もし解決していなければ、次に同じことを経験するとしても、より大きなものになって返ってくるのです。
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人生に何かしこりを残しているような恐れやトラウマがあるなら、きっとまた困難なことに直面します。
逃避の使い方
では、逃げることをどのように活用すればいいでしょうか?恐れていることや避けていることから走り去るのは、あなたに影響を与えたり逃げられないようにすることを先延ばししているにすぎません。
それに直面しない限り、問題は続き、大きくなって戻って来るほど、あなたに与える影響も大きくなってしまいます。
つまり、逃げるのは逆効果です。しかし、恐怖心に立ち向かうのもまた簡単なことではありません。
何が出来る?
- 恐怖心を認める:逃げている、無視しているかもしれない、でも、きちんとその恐怖心を認めていますか? 恐怖心を受け止めることは大事な一歩になります。
- その恐怖心がどこから来ているのか考える: 最初にその恐怖心が芽生えたときのこと、そしてそれを引き起こしたものを思い出してみましょう。
- 恐怖心に客観的になる: あなたの抱く恐怖心を外から見てみましょう。そして自分自身に聞いてみます。「起こりうる最悪のことは何か?」
- 冒険に飛び出してみる: 最も大きな恐怖に立ち向かうことこそが冒険です。この経験をも否定しますか?
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解決してこなかったことに対して、考え方を変えたいと思ってきましたか?
たとえそれが傷つくことだとわかっていても、長い間広がっていた傷に目を向けることだとしても、解決できることを恐れるのは終わりです。
状況は悪化するということがわかっていれば、あなたをがんじがらめにしている問題や、傷口を広げるようなことを無視できないとお分かりになるでしょう。
解決することは、傷に集中し、注意を払い、そして癒すことです。
傷口を塞ぎ、もう開かないようにすることが重要です。昔は恐怖心を生み出したものの、もう覚えておく必要がないものをいつまでも引きずらなくていいのです。
恐怖心は、逃げるか攻撃するか、いずれにせよ対応が必要な差し迫った危険を知らせてくれます。
しかし、この恐怖心を連れまわし、そしてそれが私たちを制したり何か不安感を引き起こすようになれば、それに立ち向かうときです。
解決しなかったことは必ず何倍にもなって返ってくるということを覚えておいてください。これは不運でも宿命のようなものでもありません。
恐怖心に立ち向かえるかはあなた次第です。ではどうやって? 勇敢に、そしてしっかりと恐怖心に目を向けることです。