静脈瘤に効果的な5つの薬草
薬草の中には、脚の血液の循環を改善し、血栓を予防して静脈瘤を防いでくれる成分を含むものが色々あります。これらを普段の食事に補助食品として取り入れることで、静脈瘤対策の強い味方になってくれます。ということで今日は、 静脈瘤に効果的な5つの薬草 をこの記事でご紹介していきたいと思います。
どうして静脈瘤ができるの?
静脈瘤は決して珍しい物ではありません。私たちの心臓は、動脈、静脈、毛細血管といった非常に複雑な構造の隅々に血液を送り出すため、強力なポンプとして働きます。このおかげで栄養分や酸素が体にいきわたるわけですが、時々、末端まで血液をしっかり送り出すのに、力が少し足りない、といった状況が起こります。そのため血液の流れが心臓から遠いところで滞ることがあり、手足、または姿勢が悪い、健康上の問題などから静脈が圧迫された部分に、クモの巣状や太くなった血管が浮き出てきます。
静脈は、動脈と比べてかなり細くなっています。また、血液が心臓に逆流しないように、弁がついていることも特徴です。しかし、様々な要因から静脈がいつも良い状態であるとは限らず、そうすると血が溜まって流れが悪くなり、血管の壁が太くなります。この結果、静脈弁の血の逆流を止める力が弱くなり、静脈瘤の原因となります。この現象を引き起こす要因には以下のようなものがあげられます。
・ 遺伝
・ 不健康な食生活
・ ホルモンの問題
・ 肥満
・ 喫煙
よろしければこちらもどうぞ:
静脈瘤に効果的な5つの薬草
本題に入る前に、注意することが一つあります。ここに挙げる薬草は、静脈瘤を消し去ってくれるものではない、ということです。しかし、静脈瘤を小さくして、血液循環を改善してくれる効果があります。ただ、静脈瘤が大きい場合はリスクも高く、このような時は手術をして取り除く必要があります。
野菜や果物を組み合わせて健康的な食事をし、水分とビタミンCを十分にとり、定期的な運動をした上で以下に挙げる薬草を取り入れれば、静脈瘤の症状を改善してくれるでしょう。
1.マロニエ(セイヨウトチノキ)
マロニエは、静脈瘤の対策には欠かせない植物です。自然食品を扱うお店で、カプセル剤やお茶として売られており、静脈瘤の対策に最適です。実にも木の皮にも消炎成分が含まれており、静脈動脈どちらの血流も良くしてくれます。血流を改善して酸素をしっかりと行き届かせてくれることから、静脈瘤、痔、脚の疲れなどに効きます。
スプーン一杯分の実を使って、毎日お昼半ばごろにお茶を一杯飲むと効果的です。ただし、高血圧や心臓血管系の病気を持っている場合には、使用しないでください。
2.ハマメリス(アメリカマンサク)
ハマメリスは、欧米ではその効果が良く知られる植物です。葉に含まれるフラボノイドとタンニンが血液循環に効力を発揮します。ハマメリスには静脈を収縮させる働きがあり、血管、毛細血管、そして静脈を収縮させることで血流を高めます。さらに、ビタミンPと呼ばれる成分が血管と毛細血管を小さくし、腫れや浮腫を改善します。
ただ、ハマメリスの煎じ茶は静脈瘤には効果的ですが、胃にはあまり良くありません。そのため、胃炎があるときや、胃が敏感な人には向きません。胃の負担を軽くする方法として、マシュマロを一緒に食べることが勧められています。週に3回ほどこのお茶を飲むと効果的です。
3.ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)
あまり耳にしないハーブかもしれません。自然食品のお店等に売られており、その場合は「アキレア」という言葉が使われていることも多いでしょう。非常に効果的な降圧剤で、静脈瘤だけでなく痔にも効きます。更に、傷の治りを促進し、けいれんを治め、抗菌剤や鎮痛剤としても効果があります。毎日午後にヤロウのお茶を一杯飲むと良いでしょう。飲みやすい味で、すでに述べたように自然食品店で手に入るので、是非試してみてください。
こちらも合わせてご覧ください:
4.スギナ
これも非常に優れた降圧剤で、脚の血液循環をすぐに改善してくれます。効果を最大限に引き出すには、乾燥したものを20分以上煮出します。飲む量は一日2杯までにしましょう。とても効果的です。
5.ドライブルーベリー
もしドライブルーベリーをお店で見かけたら、迷わず手に入れましょう。美味なだけでなく、脚の血液循環を良くして更に静脈瘤ができるのを直接的に防ぎます。
乾燥させたものであるため、1カップの水に対してスプーン一杯の分量で大丈夫です。これを沸騰させて、一日に2杯まで、特に食後に飲むようにします。お店でブルーベリーティーとして売られているものも効果があります。 そのままでもおいしいですが、レモン汁を数滴加えるのがお勧めです。ビタミンCも酸素と結合して血液循環を改善してくれるため、静脈瘤に効果的なのです。是非ブルベリーティーを取り入れて、おいしく静脈瘤対策をしましょう。