不平不満を口にするのをやめよう
不平不満を口にしないことは少し難しいように感じるかも知れませんが、それを言っている時間を考えてみてください。そういうことに多くの貴重な時間を無駄にしてしまっているのです!
嫌なことがあって思わず不平不満を口にすると、自分を正当化するためにこういった考えが浮かぶかもしれません。「文句を言うのは悪い事じゃない。気持ちがすっきりするもの!」
全くその通りです。不平を口にする事はイライラや怒り、その他の嫌な感情を外に発散することが出来ます。
ですがこれを続けていくと、いつしか自分が些細な事にさえも文句を言っていることに気付くでしょう。起こる全ての事に対して文句を言うようになってしまうのです。
不平不満は、悪い事ばかりに気持ちをフォーカスさせる
不平不満を言うのは簡単ですが、そうすると身の回りに起こる悪いことばかりに目が行くようになってしまいます。物事の裏側を見ることが出来なくなり、別の視点から考える事が出来なくなります。
不幸な気持ちに憑りつかれ、悪い事ばかりが起きるように感じます。
また、ネガティブな気持ちに沈み、その状況から抜け出そうと決断する妨げになったりもします。
つまり被害者意識に溺れる事になるのです。
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人生にポジティブなエネルギーを引き寄せる方法
ですがこの状況を抜け出す事は出来ます。なぜならこれは誰かがあなたに押し付けている事ではなく、あなた自身がしている事なのですから
心地の良い場所に身を置き、そこから文句を言っているだけの方が実は楽です。
ですがこれはネガティブな物事に気持ちをフォーカスさせるだけでなく、人生そのものをネガティブで満たすことへと繋がります!
些細なことに対して文句を言う
不平不満に生き方を支配されると、見当違いな場面でも文句を言うようになります。
グラスを落として割ってしまっただけで、大げさに反応して文句を言ったりします。良く考えてみると、実は大した事ではないという事に気づくはずです。
自分が気に入らない状況に直面した時もこういった事は起こり得ます。義理の両親と同居していたり、部下を不当に扱う上司と対面した時などがそうです。
しかもそこから抜け出そうとする事すらしません。抜け出した後に直面するであろう不安定感を恐れ、そこにいる事を正当化しようとします。その結果、取るに足らない物事に対しても文句ばかりを言うようになるのです
こういった行動は不満をいたずらに募らせるばかりです。問題は、この考え方がおかしいなどと微塵も思わず、普通だと考えてしまう事なのです。
状況に慣れてしまって、振り返って考え分析したり、状況を改善させるためのより良い決断をする機会を見失ってしまいます。
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人は口に出さなくても不平不満を言う事が出来る
1日中文句を言わずに過ごしてみてください。この時に気をつけて欲しいのは、言葉にしないだけではなく、頭の中でも不平や文句を言わないことです。
頭の中で不平を言い、批判するのは、口に出していないだけで、結局は同じです。行動や生き方に与える影響も同じなので、どんな形であれ、不平不満を言うのをやめてみましょう。
難しいかも知れませんが、諦めないでください。一度24時間文句を言わずに過ごせたら、自分がよりポジティブになれている事に気づくはずです。身の回りに起きている事は実はそんなに大変な事ばかりではない、どんな事にも明るい面があるのだという事が見えてきます
1日文句を言わずに過ごせたら、そのまま2日、3日、と続けてみましょう! 身の回りに起こる出来事を、あなたがどう捉え、どう見るかはとても大切なことです。
不平不満を言う事をやめた時、あなたの人生に渦巻いていたネガティブなエネルギーは消え去って行くでしょう。