ラベンダーオイルの作り方と使い方
ラベンダーオイルは、その素晴らしい多くの効能から医薬品としても美容品としても最も使用されているオイルの一つです。その効果は古代から知られていますが、近代の科学研究によって、隠されていた効能が更に明らかになりました。
その紫の色合いは、ラベンダーオイルをより一層特別なものにしている特性の一つです。また、ラベンダーオイルはリラックス効果のあるマッサージやアロマテラピー治療でもよく使用される純正天然オイルの一つでもあります。
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ラベンダーオイルの作り方
ラベンダーは薫り高く刺激性のある植物で、中でもけいれんや消化器疾患、不安による病気などを解消するのに役立ちます。
ラベンダーオイルは、香水専門店や薬草を取り扱う店で購入が可能ですが、大変高価であったりします。安いものだと希釈されているので効果が弱いので、この記事では自分で作ることをおすすめします。ラベンダーオイルを作るのはとても簡単で安価なので、手軽ながらも最大限の効能を引き出すことが可能です。
必要な物
- ラベンダーの花(乾燥された状態のもの)
- オリーブオイル または ひまわり油
- 小さめのガラス瓶 1個
手順
- まず、ガラス瓶の中にラベンダーの花とオリーブオイルを一緒に入れて、日光の下に3日間置いておきます。
- 3日後、瓶の中身を振ってよく混ぜ、濾し器やコーフィーフィルターを使って別の瓶に移し替えます。
- 完成です!これでオイルを使うことができます。
エッセンシャルオイルは絶対に食用として使ってはいけません。覚えておきましょう。
また、アレルギーテストをしておいた方がいいでしょう。コットンにオイルを数滴垂らして、前腕部分に塗ってテストしましょう。
頭痛がした時、また単純にリラックス効果のためにボディマッサージをする時には、この作ったオイルを使って、こめかみをマッサージすると良いでしょう。
美容効果
スキンケア
ラベンダーオイルは肌を柔らかくし、滑らかで若い肌に見えるようにしてくれます。そのため、化粧品会社はラベンダーオイルをスキンケアシリーズの主要商品としてよく使用しています。
その香りは、ローズヒップオイルの香りとよく比較されます。
また、ラベンダーオイルは皺ができるのを防いだり、若返り作用で肌に現れる老化のサインを消してくれるのに役立ちます。
その上、湿潤効果が高いため、細胞組織を活性化させるのに重要な役割を果たしています。
ヘアケア
ラベンダーオイルは頭皮やダメージを大きく受けた髪を再生させ、髪を健康で輝かしい見た目にします。
ラベンダーオイルが含まれたシャンプーやコンディショナーは市場に数多く存在します。普通のシャンプーで髪を洗った後に、ラベンダーのエッセンシャルオイルを髪に塗って使うこともできます。
セラピー効果
不安を和らげ、神経を落ち着かせる
上記の他にも、ラベンダーオイルはリラックス作用と鎮静作用があるオイルとして最もよく使われているものの一つです。
リラックス効果として使う典型的な方法は、アロマ拡散器を使って香りを鼻から吸入したり、お風呂のお湯に数滴垂らしたりする方法です。
また、ラベンダーオイルは睡眠の質を高め、不眠症の症状を和らげます。
消毒作用
ラベンダーオイルには細菌やウイルスを殺す能力があることから肌の感染症を治すのにも使われることがあります。更には、火傷や感染症全般を治療するのにも使われます。
痛み止め
ラベンダーオイルは、皮膚病関連の痛みや腫れを抑えます。
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抗炎症作用
更に、ラベンダーオイルは感染症やうっ血状態によってもたらされる症状を緩和するため、火傷の治療に使われたりします。
呼吸器疾患
ラベンダーオイルはインフルエンザや風邪、咳、喘息、喉の痛みなどの呼吸器の病状を緩和してくれます。首や背中に塗ったり、蒸気噴霧器を使って出る蒸気を吸引したりして使うことができます。
使い方
- 筋肉痛を和らげるには、お風呂やシャワー時に使いましょう。
- 関節痛や筋肉痛、火傷やニキビ、切り傷などの皮膚の病状を緩和するには、肌にマッサージしながら塗り込みましょう。
- 熱湯を張った洗面器に数滴垂らしたりして、蒸気を吸入しましょう。
- また、温かいお湯に一滴垂らして、手足を保湿することもできます。手足をお湯につけましょう。痛みや腫れを和らげることもできます。
- 更に、アイシング用に使うこともできます。容器にラベンダーオイルを数滴垂らした水でタオルを濡らします。その後、捻挫や怪我した筋肉の部分に当てましょう。
注意
- ラベンダーオイルは希釈して使うか、アロマテラピー用として使いましょう。
- ラベンダーオイルの使用は子供にはおすすめしません。
- 目や粘膜に入らないように気を付けて下さい。
- 使う前に腕にオイルを一滴塗って、アレルギーテストをしましょう。
- 妊娠中の女性や授乳中の女性はオイルの使用を避けて下さい。
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