デトックスが必要なときに/身体が発するサインとは
私たちの体は、体内で何か問題が起こると自分の力で治癒しようとします。
しかし、乱れた食生活、環境汚染、またはネガティブな感情などの様々な要因が原因で、体内に毒素が大量に蓄積されていると、自然治癒する力がなくなります。
毒素が蓄積されるこれらの原因は、現代社会においてますます日常的なものとなりつつあるため、心身のバランスを保ちつつ機能させることが難しくなっています。
今回は、体内に毒素が蓄積されすぎ、デトックスをしなければ深刻な慢性疾患を引き起こす可能性があるときに、私たちの体が示す一般的な兆候をご紹介します。
消化機能
何でも好きなものを好きなだけ食べても、健康に何の問題も起こらないという人がいます。
しかし一般的には、ある年齢に達すると、食べ過ぎたときに身体が様々な症状を示すようになります。
そのいくつかをご紹介します:
- ガスがお腹にたまる
- 胃酸が逆流する
- 便秘や下痢が起こる
消化器系の機能に注意を払い、体からの「何かがおかしい」兆候を感じたら、それを無視してはいけません。
特にいつもより消化機能が弱っているように感じたら、軽めの食事を、少しずつ分けて食べるようにしましょう。
また、よく噛んで食べることもお忘れなく!
心の状態
数日間、あるいは短期間、非常にネガティブな心の状態でいたからといって、身体が毒素でいっぱいになっていると結びつける必要はありません。
しかし、ネガティブな感情が頻繁に起こると、肝臓やその他の体内器官に悪影響を与え、これらの内臓の解毒機能にダメージを与えます。
厚生労働省も「心身症という名称があるように、以前から、ある種の疾病の発症や進展に心理的な要因が影響することことが知られており、最近ではこの関係が実証されてきている。例えば、ストレスが多いと風邪などの感染症にかかりやすくなること、心臓病などの病気にかかりやすい性格や行動があること、などが有名である。」と警鐘を鳴らしています。
もしご家族やお友達、または自分自身がイライラして、不機嫌だったり、悲しんでいたり、落ち込んだりしていることに気づいたら、体に悪影響を及ぼす前に、体内のデトックスをおすすめします。
体内の毒素を排出して浄化することにより、健康全般を回復させ、気分がよくなるだけでなく、エネルギーを取り戻し、やる気が出てくることでしょう。
こちらもご覧ください:肝臓デトックスを目的とした食事について知っておくべきすべてのこと
顔の状態
顔は私たちの心をうつす鏡と言っても良いでしょう。
さまざまな感情を笑顔の裏に隠すことはできても、目の下のくまや、まぶたの腫れ、肌のくすみ、いつもより目立つシワなどを隠すことは容易ではありません。
デトックスによって顔そのものを変えることはできませんが、前述した顔の状態を改善し、すっきりしたハリのある肌と、明るく健康的な印象を与える若々しい顔取り戻す手助けをします。
黄色い肌
鏡を見て、肌の色がいつもより黄色く見えたら要注意です。
黄色い肌は、血液を浄化するために、肝臓がいつも以上の助けを必要としている証拠なので、目の強膜(白目の部分)にも現れます。
ご存知ですか?:肝臓に毒素が蓄積されている8つの兆候
アレルギー
程度の差はありますが、季節の変わり目にアレルギーにかかる人たちがたくさんいます。
一般的には、抗ヒスタミン剤やその他の薬を使った治療を行いますが、アレルギーは体内に毒素がたくさんたまっているというサインでもあることです。
季節の変わり目は身体のデトックスを行う最高の時期でもあり、より高い効果が期待できます。
皮膚の状態
体内毒素の影響が顔に現れるように、皮膚の異常が顔以外の部分にも突然現れることがあります。
これは、身体が皮膚の毛穴から過剰な毒素を排出しようとしているのかもしれません。
見た目はあまりよくありませんが、身体が自然にデトックスをしようとしているサインです。
ただし、このような症状が現れたら、しっかりとデトックスを行うことで、皮膚の症状を改善することができます。
どんなデトックスが必要?
身体から毒素を排出するための方法は数多くありますが、自分が必要としている、最も適したデトックス法を選ぶことが大切です。
デトックスは、医師や管理栄養士などの専門家の指導のもとで実行するのが理想的です。
特に持病がある方や現在服用薬がある場合は、医師の指導が不可欠です。
ここでは、1年に1回以上実行したい、健康的で効果的なデトックス法をいくつかご紹介します:
- 古代チベットのニンニク療法。
- デトックス作用がある、野菜のスムージー、スープ、生ジュース。
- 薬用効果があるハーブティー。
- レモンを使ったデトックス。
- きちんと計画しコントロールした断食またはプチ断食。
- スピルリナやクロレラなどをベースにしたサプリメント。
写真は Alessandra様、RelaxingMusic様、 TinaO様のご厚意で使わせていただいております。
引用サイト:厚生労働省「休養・こころの健康」
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
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