膣が乾燥する主な原因とは?

· 12月 10, 2017
膣の乾燥とは、エストロゲン値が低下していることをさします。適切な治療でエストロゲンのバランスを保ち、乾燥による痛みなどを防ぐことが大切です。

多くの女性が、人生で少なくとも一度または何度か膣や小陰唇の不快感を経験したことがあるでしょう。

しかし、これらの不快な症状が膣の乾燥に起因していると知らない人も多いのではないでしょうか。

エストロゲンが低下すると、膣の乾燥とその症状が悪化します。医療用語では膣炎と呼ばれる膣の炎症です。

深刻ではないと考える人がほとんどですが、この不快な症状は毎日の生活や性生活に悪影響を与え、パートナーとの関係が悪化することもあります。

しかしなぜ膣が乾燥するのでしょうか?

膣の周りの水分が減少することで乾燥が起き、痛みなどの症状が現れ、性行為中の痒み、過敏さ、そして痛みを感じ、炎症が生じます。

そして乾燥の原因には、自然要因、身体的要因、また精神的要因がある考えられています。

自然要因

デリケートゾーン SOS

一般的にいくつかの自然な原因が考えられます。

エストロゲン値の低下

膣分泌物の分泌量やその一定さが更年期を迎えると保たれなくなります。

卵子が成熟期に入るとエストロゲンが分泌され、分泌されない時でも膣は保湿されていますが、更年期に入るとその量は低下します。

こちらの記事もご参考に:健康で幸せな更年期を送る5つの方法

妊娠中と授乳期

妊娠中や授乳期の女性はホルモンのバランスが乱れるため、分泌されるエストロゲンの量も変化します。

特に授乳期の女性は母乳の分泌を促進するホルモンであるプロラクチンを生成しますが、このホルモンはエストロゲン値を減少させます。

月経が再開すると、エストロゲン値は正常に戻り、膣内が自然に潤います。

年齢とともに膣内の卵子の量が減少し、エストロゲン値が低下します。

また膣壁が縮み、張りが失われることでpH値に変化し、膣の乾燥を引き起こします。この時期には膣内に圧迫感や痒み、そして燃えるような痛みを感じる女性もいます。

身体的要因

膣組織の炎症

膣組織の炎症

膣の乾燥が膣炎の症状の一つである可能性があります。

製品、医薬品、疾患、また日常生活の衛生状態がそのリスクを高めます:

  • 子宮内避妊器具は膣壁の炎症を引き起こす
  • 避妊剤やラテックス製の製品が膣の痒みの原因となる
  • カンジタなどの膣の炎症が痛み、痒み、そして乾燥を引き起こす

医薬品

医薬品の中には膣の乾燥を引き起こす薬があります:

  • 避妊薬または卵巣治療薬
  • 胃腸の治療薬
  • 抗うつ剤
  • アレルギーと風邪の抗ヒスタミン剤

糖尿病

糖尿病

糖尿病が膣の乾燥を引き起こすことがあります。

糖尿病になると、インスリンが十分に働かなくなり、血糖をうまく細胞に取り込めなくなり、血液循環にも影響を与えます。その結果、膣内の水分状態が正常に保たれなくなり、乾燥します。

膣内の衛生状態

膣の乾燥は、石鹸、ローション、ジェル、またはデオドラントを過剰に使うことで起こります。

適切な衛生状態とは必要以上に清潔に保つことではありません。ご注意ください。

心理的な要因

ストレス

ストレス

膣の乾燥の原因の一つがストレスです。

ストレスを感じる状況に置かれると、血中のコリチゾール値が上昇し、性ホルモンのバランスが乱れ、膣の保湿や潤いを妨げます。

恐怖感

性的な関係やパートナーとの関係に対して感情面での問題が生じているとき、恐怖心から性的な刺激を得られず、膣が乾燥します。

こちらの記事もご参考に:健康を害する心理的な虐待

アドバイス

  • 膣内の洗浄は中性石鹸と水だけで十分です。
  • 膣内を保湿し潤いを保つ潤滑油が市販されています。これは外用または内用のどちらも販売されています。
  • 飲酒や喫煙はやめましょう。
  • 1日に水2リットルを飲んでください。
  • 運動を行いましょう。
  • エストロゲンに近い効果のあるイソフラボンが豊富に含まれる大豆を摂取してください。
  • 潤滑油が市販されていますが、可能ならば医師の診察を受けてください。各個人にあった治療法が受けられます。