膣からの嫌なニオイを解消する自然療法9選

膣にニオイがあるのは一般的なことですが、そのニオイが強く不快なものであるときは、細菌感染の可能性を疑い、すぐに治療を開始する必要があります。
膣からの嫌なニオイを解消する自然療法9選
Maricela Jiménez López

によってレビューと承認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

によって書かれた 編集チーム

最後の更新: 06 12月, 2022

デリケートゾーンと呼ばれる膣とその周りは湿気の多い場所で、水分や分泌物を生成する細菌性細菌叢と体液が常に豊富です。

また膣からの分泌物は、体液や細菌の組み合わせによって作り出されるため、特定のにおいを放つことがあります。

そのニオイが過度でない限りは、膣からのニオイは体の正常な状態なので、ちょっとしたニオイや分泌物に神経質になる必要はありません。

しかし膣からのニオイが悪臭を伴う時、真菌感染や膣内の最近が過剰に増殖していることを疑いましょう

細菌性膣炎(BV)またはカンジダ症は、散発的に発症する疾患で、膣内で悪臭を引き起こします。私たちの足や口に独自のニオイがあるように、膣にも細菌の存在によって独自のニオイが発生します。

多くの女性にとっては膣の嫌なニオイや悪臭は非常に恥ずかしいことです。

魚のようなニオイに、痒みや赤み、また黄色や白の織物、そして炎症や燃える痛みを伴う時は何か病気の可能性を疑ってください。ただし月経中に膣のニオイが変化するのは通常の範囲内です。

膣からニオイが発生する原因

膣の乾燥

 

  • 膣の乾燥
  • 膣を過度に洗浄しすぎる
  • デリケートゾーンの衛生状態が悪い
  • 生理用ナプキンややタンポンを交換する頻度が低い
  • 性交渉中に玩具などを使用
  • 特定の食品の消費
  • ホルモンの変化やバランスの乱れ
  • 締め付けの強い衣類や濡れた衣服の着用
  • 膣内のpH値を乱す細菌の増殖
  • 感染症
  • 性感染症
  • 直腸腟瘻
  • 子宮頸癌

こちらの記事もご参考に:膣の乾燥に効く6つの自然療法

膣の嫌なニオイを引き起こす外的要因

膣からの嫌なニオイは、膣内に自然に生息する細菌の不足または過度の増殖が原因です。

膣内のpH値を調節する細菌が過剰に増殖すると、悪臭を発することがあります。膣には独自の衛生システムがありますので、過剰な膣洗浄はは全く必要ありません。

また膣の感染症が深刻でない場合は、自然療法でその症状を軽減することができます。

膣からの嫌なニオイを解消する自然療法

1.ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトには、膣内の真菌感染を軽減する健康的な細菌である乳酸菌類が豊富に含まれているため、膣内の嫌なニオイを解消する効果があります。

また膣内のpH値を正常に保ちながら悪臭を軽減するためには、毎日2カップのヨーグルトを食べるか、外用の自然療法としてヨーグルトを膣に直接塗ってください。

材料

  • ヨーグルト  ¼ カップ (50 g)
  • 化粧用コットン 1つ

使用方法

  • コットンをヨーグルトにしっかりと浸します。
  • 優しくこするようにコットンについたヨーグルトを膣に塗ります。
  • 10分間そのままにします。
  • 水で洗い流した後、しっかりと乾燥させます。
  • 1日に3−4回繰り返します。

注意事項:乳製品のアレルギーがある方は、この方法を決して行わないでください。

こちらの記事もご覧ください:簡単ホームメイドヨーグルト

2.ニンニクを使った自然療法

抗菌作用のある香辛料であるニンニクを摂取することで、膣の強く嫌なニオイを発生する原因となる有害な細菌を根絶します。

使用方法

  • 空腹時に、生のニンニクを1~2片食べてください。
  • また朝はぬるま湯を1杯飲んでください。
  • サラダやソースなどの料理にもニンニクを積極的に使いましょう。

3. アップルサイダービネガー

アップルサイダービネガー

抗真菌作用と抗菌作用のあるアップルサイダービネガー は、pH値のバランスを効果的に保ちます。

使用方法:

  • 浴槽にぬるま湯を入れたら、アップルサイダービネガー3カップ(750ml)を加えます。
  • この湯の中に20~30分間座ります。
  • 1週間に1~2回繰り返してください。
  • 膣のニオイが改善されない時は、週に4~5回まで増やすことができます。

別の方法:

  • アップルサイダービネガーを水で薄めたらその液体で膣を洗います。
  • タンポンに前述の薄めたアップルサイダーを浸したら、膣の中に30~60分間挿入します。
  • 大さじ3杯(30ml)のアップルサイダービネガーと水1カップ(250ml)を混ぜ、毎日飲むと、体内のpH値を正常に保つ効果があります。

4.  ティーツリーオイル

天然の防腐剤として知られているティーツリーオイルは、細菌や病原菌から私たちの体を保護する働きがあります。

非常にパワフルな防腐作用と抗菌作用があるため、少量の水にティーツリーオイルを数滴加えたもので膣を洗浄するだけで十分です。

使用方法

  • ティーツリーオイル4~5滴を水を張った浴槽に入れたら、そこに浸かります。
  • シャワーなどの流水でしっかりと体を洗い流して、体全体をしっかりと乾燥させます。
  • 週に2~3回行います。

5.  重曹

重曹には、pH値のバランスを保つ働きがあります。

材料

  • 水 グラス1杯(200ml)
  • 重曹 小さじ1(5g)

使用方法

  • 重曹を水に加えたら、デリケートゾーンを洗浄します。
  • 定期的に行ってください。

別の方法

  • 重曹半カップ(75g)をぬるま湯の入った浴槽に入れ、20分間浸かります。
  • カンジタ症の治療や、膣からの嫌なニオイを取り除く効果的な自然療法です。

6.  ミョウバン

ミョウバンには防腐作用や収斂成分が含まれているため、膣からの嫌なニオイの発生源となる細菌の増殖を抑えます。

使用方法

  •   小さじ½ ~ ¼ (1.25 または 2.5 g) のミョウバンのパウダーと水(20oml)を混ぜ合わせもの使って、デリケートゾーンと呼ばれる膣やその周りをきれいに洗浄します。
  • 水200mlにミョウバンパウダー小さじ ¼を加え、1日に2回飲む方法もあります。

7.  グアバの葉

グアバの葉

タンニンが含まれているグアバの葉には、抗炎症作用、抗酸化作用、そして抗菌作用があるため、グアバの葉を茹でると、膣からのオリモノやニオイの問題を解消する自然療法薬が出来上がります。

材料

  • グアバの葉 大さじ3 (30 g)
  • 水 4カップ(1リットル)

使用方法

  • グアバの葉を1リットルの水に加えたら沸騰させます。
  • 水が半量になるまで火にかけます。
  • 火からおろして冷ました後、濾し、この水を使って膣を洗います、
  • 1日2回繰り返してください。

8.  アムラ

インディアングーズベリーとも呼ばれるアムラは、膣からの嫌なニオイと膣の感染症や炎症を緩和します。この自然療法は、膣の嫌なニオイの原因となるオリモノにも高い効果を発揮します。

アムラは、生で、水を入れて飲むパウダーとして、またドレッシングとしても摂取できます。

使用方法

  • アムラパウダー小さじ1(5g)にハチミツ小さじ1杯(7.5 g)を混ぜてペースト状にしたものを、1日2回摂取してください。少なくとも1ヶ月は継続してください。
  • アムラの果汁大さじ2杯を小さじ1杯のハチミツと混ぜたものを1日2回摂取してください。1ヶ月継続してください。

9. 牛乳とターメリック

ターメリック

天然の抗菌作用のあるターメリックは、細菌を死滅させながら膣を炎症から守ります。膣からの嫌なニオイや膣内の乾燥に効果を発揮します。

材料

  • ターメリックパウダー 大さじ1(10g)
  • 牛乳 グラス1杯(200ml)

使用方法

  • 牛乳を温めたらターメリックを加えます。
  • しっかりと混ぜてから飲んでください。
  • 膣からのニオイや感染症がなくなるまで毎日飲んでください。

膣からの悪臭を軽減するためのアドバイス

  • 水分補給を積極的に行う
  • ビタミンCが豊富に含まれている柑橘系の果物を積極的に食べる
  • 木綿などの通気の良い素材を使った下着を着用する
  • 月経中はタンポンやナプキンなどの生理用品を頻繁に交換する
  • カフェインの含まれた飲み物を摂取しない
  • 香辛料が多く使われた料理やデンプンの多い食事を避ける
  • コンドームなどを使わない性行為は避ける
  • ぴったりとした締め付けの強い衣類は着用しない
  • 膣の外側のみを中性石鹸と多めの水を使って洗う
  • 膣洗浄を行わない

どのような状況においても、デリケートゾーンと呼ばれる膣からの嫌なニオイは恥ずかしいものです。膣からのニオイが改善されないと常に不快で不安な気持ちが続き、社会生活や精神状態にも悪影響を及ぼします。

デリケートゾーンのニオイにお悩みの方は、まずは医師に相談し、かゆみや強い痛み、そしてオリモノが何か疾患の原因ではないかどうかを確認することが大切です。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。