膀胱の痙攣を自然な方法でコントロールしよう
膀胱は腎臓によってろ過された尿を保管する役割を持っています。膀胱が尿でいっぱいになると圧迫感を感じます。これは、膀胱に痙攣が起こらないように排尿のタイミングを私達に知らせているのです。
また、同じような感覚を膀胱に感じることで苦しんでいる人もいます。この尿がいっぱいになった時との違いは、急に、そして頻繁に筋肉が収縮することであり、これはトイレに行ってくださいという「サイン」ではありません。
これは尿漏れの原因になり、そして、一般的に骨盤から腹部にかけて強い痛みを感じます。
実際に、過活動膀胱や尿失禁などの症状の一つのステージであると考えられており、これらの病気は特に高齢者に影響を与えます。
幸い、私達はこの症状に自然な方法で立ち向かうことが出来ます。なぜなら、その自然療法は膀胱のコントロールを容易にする筋肉を強化する為の習慣によるものだからです。
今回はその方法について深く学んでいきましょう。
食習慣を改善する
食習慣は膀胱に多くの影響を与えます。特に、痙攣や尿失禁のリスクを高めてしまうのです。
しっかり注意を払っておかないと、ある食品が含んでいる物質は膀胱の持つ筋肉の壁を弱めてしまいます。その結果、上記のような病気を引き起こすことになるのです。
ですので、以下のような習慣は避けるようにしてください。
- カフェイン飲料および食品
- 揚げ物やソーセージ
- スパイスなど調味料の多い料理
- アルコール
- 柑橘類の果汁
- 炭酸飲料
- 乳製品
- 精製塩および小麦粉
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排尿の時間を調整する
排尿する時間を調整することであなたの膀胱を強くすることが出来ます。また、トイレに行く回数を抑えることが出来るのです。
- これは、トイレに行く「スケジュール」を設けることでもあります。一般的に、2時間おきに設定することで少しずつ排尿したい気持ちをコントロールすることが出来るのです。
- 始めた頃はおそらく難しいでしょう。なぜなら尿失禁などで苦しむかもしれないからです。しかし、まず40分おきに時間を短く設定することから始めて、徐々に時間を長くしてみてください。
しかし、日本大学医学部の山中弥太郎氏によると、この訓練には適している人とそうでない人がおり、例えば「子どもの頃から頻繁にトイレに行く」「常にトイレに行っておかなければ気が済まない」「やることがないとトイレに行きたくなる」といった人は神経質などが原因であると考えられるので、このような訓練を行っても問題無いそうです。
ですが、その一方で、膀胱炎や前立腺癌、血尿などが見られる人はこの訓練を行ってはいけません。まずは、医師に相談しましょう。
骨盤エクササイズを習慣にする
このエクササイズは骨盤あたりに筋肉を鍛えることに集中します。これはケーゲル体操として知られており人気がエクササイズです。そして、あなたの膀胱を強化して、尿漏れを防ぎ、尿を保管する能力を高めてくれます。
- このエクササイズは尿を止めるように筋肉を収縮させます。また、これをトイレが近くにない時に実践してみましょう。
- これは尿失禁のリスクを軽減してくれるエクササイズですが、性的に良い効果も持っています。
マグネシウムの摂取量を増やす
マグネシウムはあなたの筋肉を良い状態に保つ助けをしてくれます。
しかし、多くの機能として体内で使われている為、十分でない場合があります。もしマグネシウムが不足してしまうと炎症反応などの問題を引き起こします。
その為、膀胱に痙攣を感じる人はマグネシウムの摂取量を増やして筋肉の収縮を和らげてあげてください。
下記のような食品にミネラルは含まれています。
- 小麦やオートブラン
- リンシードやパンプキンシード
- ドライハーブ
- カカオパウダー
- ドライフルーツ
- 脂を多く含む魚
- 玄米
また、マグネシウムは食べ物以外からも取り入れる事が出来ます。ローションや軟膏を塗ることで皮膚がマグネシウムを吸収するのです。
禁煙する
タバコの毒素はあなたの膀胱の健康に直接影響します。また炎症を引き起こしやすくなり、痙攣、そして尿失禁の主な原因の一つです。
そして、タバコが含む有害物質は血流を通り、筋肉や組織にも影響を及ぼすのです。言うまでもなく、もちろん感染症やがんのリスクも上昇させてしまいます。
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スギナ(ホーステイル)を食べる
スギナは膀胱に起こる痙攣の自然治療薬です。スギナにはケイ素という成分を含まれており、尿の漏れを防いでくれます。
スギナの持つ利尿作用はあなたの体の組織が含んでいる水分を除去するよう促し、炎症のレベルをコントロールしてくれるのです。
また、膀胱にいるバクテリアの成長を遅くしてくれる効果があることも忘れてはいけません。これは膀胱炎のリスクを軽減してくれます。
- スギナで作ったお茶を1日2、または3回飲んでください。またサプリメントとして服用することも出来ます。
膀胱の痙攣を和らげるために以上のことを覚えておきましょう。安全、そして自然な方法で治療を始めてみてください。
もし症状が良くならず悪化するようでしたら、病院へ行きましょう。もしそれが適切な処置をすべき大きな問題であった場合、お医者さんの指示をしっかり聞いて治療してください。
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