安眠を促すメラトニンが豊富な9つの食べ物
メラトニンは私たちの体が自然に分泌するホルモンです。その機能は、私たちの身体的、精神的健康に非常に重要です。
メラトニンは概日リズムのコントロールに関連しています。このリズムは、私たちの体が睡眠も含めた様々な活動を行うための準備をしてくれるのです。
その他、メラトニンは神経内分泌、神経生理学、免疫過程にも関わっています。これらは体が生きていくための活動を行うために欠かすことができません。
しかし、メラトニンの生成は夜に限られています。だから、安眠できないという人、体をしっかりと休ませられないという人の場合、メラトニンの生成は妨害されているのです。
そのため、食事からメラトニンを取り入れることが重要となります。
今日は、メラトニンを含む、すなわち安眠へと導く効果のある9つの食べ物について見ていきましょう。
安眠を促す食べもの
1. タマネギ
タマネギはメラトニンの生成を促す基礎栄養素が豊富に含まれています。
タマネギにはビタミン、ミネラル、アミノ酸が含まれています。これらが吸収されることによって、概日リズムの規制が促されます。
定期的にタマネギを消費することが体から毒素を排出するのに役立ちます。また、体液貯留やむくみを軽減します。
2. アスパラガス
アスパラガスは不眠に良いとして知られています。これはトリプトファンといったアミノ酸が含まれているからです。
この物質は夜間のメラトニン分泌を増やし、安眠へと導きます。
一方、アスパラガスに含まれるビタミンC、葉酸、基礎ミネラルには免疫系を強化する働きがあるということを忘れてはいけません。
その他、繊維も含まれていますので、腸の動きを促し、便秘を予防します。
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3. バナナ
バナナを寝る前に食べると不眠に効くと古くから言われています。バナナは体を眠りに導く物質、メラトニンを供給します。また、夜間の筋肉のコリを防ぐ効果のあるトリプトファンや基礎ミネラルの宝庫でもあります。
4. サクランボ
サクランボは睡眠の質を改善したい人に是非ともオススメしたい食べ物のひとつです。
サクランボにはビタミンA、C、Eが豊富に含まれています。これらの抗酸化物質はストレスによるネガティブな影響を軽減してくれるでしょう。
サクランボにはメラトニンや、筋肉をリラックスさせる基礎ミネラルが豊富にふくまれています。
5. ナッツ類
ナッツやドライフルーツにはオメガ3脂肪酸が含まれています。オメガ3脂肪酸は健康的な脂肪で、炎症や悪玉コレステロールを始め心臓の健康に関連するトラブルに打ち勝つ効果があります。
また、メラトニンやアミノ酸も微量に含んでいます。これらは睡眠の質の改善を促します。
ただし、ナッツ類はカロリーが高いため、食べ過ぎないように気をつけましょう。
6. ショウガ
ショウガの根には抗炎症作用と抗酸化作用があります。これにはフリーラジカルによる影響を最小限に抑える効果があります。
ジンゲロールを含む、ショウガに含まれる天然のオイルは、毒素や環境内の有害な要素から細胞を保護してくれます。
さらに、ショウガを食べるとメラトニンの増加が促進され、弛緩剤としての役目を果たすため、不眠に打ち勝つ効果があります。
7. 玄米
玄米は脂肪を燃焼しダイエットを促す炭水化物と天然の繊維の源です。
玄米にはビタミンB群が豊富に含まれています。これは筋肉、心臓系、脳を保護するのに理想的です。
玄米を特に昼食や夕食に食べると、メラトニンを少量取り入れることができ、より良い睡眠へとつながるでしょう。
8. オートミール
オートミールは体にとても良い基礎的な栄養が豊富に含まれた食べ物です。
最も完全な穀物の一つと言えます。オートミールからはメラトニンの生成を刺激するトリプトファンやアミノ酸を非常に豊富に取り入れることができます。
また、オートミールには上記に加え、以下のような効能があります。
- 消化を促す
- 心臓の健康を守る
- 不安感をコントロールする
- 中央神経系の機能を改善する
- 健康的な体重を維持する
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9. パイナップル
パイナップルには酵素や基礎ミネラルが含まれていますので、体にエネルギーをリチャージするのに必要な快適な睡眠を維持する概日リズムを規制する働きがあります。
パイナップルはセロトニンとメラトニンの値のバランスを保ってくれます。これらは安眠のために必要なことである、体をリラックスさせるということに効果があるのです。
あなたも上記の食べ物を普段の食事に取り入れてみませんか? 安眠のために良いことがお分かりいただけたかと思います。定期的に取り入れ、その効能をしっかりと利用しましょう!