タマネギを使った咳止め法5種
ウイルスや細菌と闘う時や気道に異物が入り込んだ時の体の防御メカニズムが、咳です。
肺の空気が爆発的に空にされることによって咳が出ます。咳は、炎症や痰を伴うことも少なくありません。
咳が出ることで体から余分な粘液を吐き出そうとするため、咳を無理矢理に止めるのは良くありません。しかし、咳が出ると気になりますし、痛みを伴う場合もありますのでなんとかして早く咳を抑えたいという人も多いでしょう。
ラッキーなことに、副作用の心配がなく、咳止め効果のある自然療法はたくさんあります。その中でも、タマネギを使って咳を止める方法がいくつかあるのです。タマネギには抗酸化物質、去痰作用、抗炎症作用のある物質が含まれているため、早く咳を止めることができるのでしょう。
それではタマネギを使った咳止め方法をみていきましょう。
1.咳に良いニンニクとタマネギのお茶
タマネギとニンニクで作ったこの温かいお茶は、基礎栄養に働きかけ、体の免疫系がウイルスや細菌に対抗できるよう促します。
タマネギとニンニクは、どちらも去痰薬、粘液溶解薬として働き、痰を体から排出する効果があります。そのため、咳止めとしてオススメです。
材料
- 水 2カップ(500ml)
- ニンニク(生) 1片
- タマネギ 1/2個
作り方
- 水を2カップ火にかけます。ニンニクとタマネギはみじん切りにしましょう。
- お湯が沸騰したら火から下ろし、容器に注ぎ入れます。みじん切りにしたニンニクとタマネギも入れましょう。
- 20分程そのままにしておき、濾して飲みましょう。
- 朝に1杯、夜寝る前に1杯飲むと良いでしょう。
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2.ハチミツとタマネギの咳止めシロップ
タマネギとハチミツで作る天然の咳止めシロップをご紹介しましょう。材料に含まれる抗生剤としての要素と去痰薬としての要素が乾いた咳と痰のどちらにも効果をもたらします。
タマネギとハチミツ、どちらにも喉の炎症を抑えて気道をすっきりさせ、詰まりを解消する効果があります。
材料
- タマネギ 1個
- ハチミツ 大さじ4(100g)
作り方
- タマネギをスライスし、ガラス製の瓶に入れます。
- 上からハチミツを入れ、10〜12時間置いておきましょう。
- このシロップを1日、大さじ2〜3杯舐めましょう。
3.咳に良いタマネギとレモンのジュース
レモン汁を少し加えた新鮮なタマネギのジュースは気道の炎症を抑え、詰まりや咳といった症状を緩和する働きをします。
レモンとタマネギはどちらも細菌の増殖を抑え、直接的に感染に働きかけます。
材料
- タマネギ 1/2個
- レモン汁 1/2個分
作り方
- タマネギとレモン汁をミキサーに入れてジュースを作ります。
- このジュースを3時間おきに大さじ2杯ずつ飲みましょう。
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4.ニンニク、タマネギ、ニンジンのジュース
ニンニク、タマネギ、ニンジンで作ったジュースは栄養価がとても高く、咳を始め呼吸器の感染症状によく効きます。
喉を落ち着かせ、肺を綺麗にし、毒素の排出を促すため、咳を止めることにとつながります。
また、繊維と抗酸化物質が含まれているため、コレステロールが動脈に蓄積されるのを予防する優れた効果があります。
材料
- ニンニク 1片
- タマネギ(中) 1個
- セロリ 2本
- ニンジン(中) 1個
- 水 1ℓ
作り方
- 材料を全てよく洗います。一口大に切り、水と一緒にブレンダーに入れましょう。
- よく混ざったら完成です。1日2杯飲みましょう。
5.典型的なタマネギ療法
タマネギで作ったこの咳止め方法は、咳を落ち着かせ、呼吸器官の炎症を抑える作用があります。
タマネギには痛みを抑え、鎮静作用のある物質が含まれています。インフルエンザ、風邪、気管支炎に効果的です。
材料
- タマネギ 1個
- 水 1/2ℓ
作り方
- 水を鍋に入れてみじん切りにしたタマネギを入れます。タマネギが柔らかくなるまで茹でましょう。
- 柔らかくなったら火を止め、濾します。
- 液が冷めてしまう前にハンドタオルなどを液に浸します。このタオルを胸に当てましょう。
- 寝る前に10分程行いましょう。
ご覧のように、タマネギを使った咳止め方法はたくさんあります。自分の好きな方法を選び、呼吸器系のトラブルを解消したい時に、ぜひ、お試しください。
咳が長く続く場合は、医師の診断を受けましょう。
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