強力なパワーをもつ3つの食材/玉ねぎ、にんにく、レモン
玉ねぎ、にんにく、レモンのこの3つは、あらゆるレシピに活用できるので常備しておきましょう。
また、あらゆる症状に対する自然療法として使うことが出来ます。ここでは、毎日の食事に玉ねぎ、にんにく、レモンを食べると良い理由をお伝えします。
玉ねぎの有効性
玉ねぎは何千年も前からアジアやヨーロッパ各地で広く食されてきました。アメリカでも現在は多くの玉ねぎが毎日消費されています。玉ねぎには素晴らしい効果があります。
水分を多く含み、必須アミノ酸など様々な栄養素が含まれています。以下がその例です。
・ミネラル(硫黄、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン)
・ビタミン(B複合体、C,E)
腎機能を改善する
玉ねぎの利尿作用が、腎機能の改善に役立ちます。(腎臓結石や腎不全など)また高血圧やむくみのある方にも有効です。
こちらもご覧ください 腎臓をきれいにする驚きの自然療法
去痰薬になる
咽頭炎や気管支炎のような呼吸器系の病気を抱えているなら、玉ねぎはおススメです。体の中の粘液や痰を除去してくれます。
風邪をひいている時などに玉ねぎを取ると効果的です。
コレステロール値を下げる
玉ねぎは血中に含まれる脂肪を減らし、悪玉コレステロール値(LDL)を下げてくれます。また動脈を綺麗にしてくれます。
血糖値のバランスを調整する
玉ねぎは血糖値を下げてくれるので、高血圧の人にはおススメの食材です。
にんにくの有効性
にんにくは料理に素晴らしい香りと風味を与えてくれます。それに加え、様々な有効成分を含んでいます。
・循環機能の改善:にんにくに含まれるアリシンが血栓が出来るのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれます。
・血圧を下げる:にんにくには血圧を調整する働きがあります。高血圧の方にお勧めです。
・コレステロール値を下げる:循環機能を改善するとお伝えしましたが、それがコレステロール値を下げることにつながり、動脈に脂質が蓄積するのを防ぎます。
・免疫システムを強化する:にんにくに含まれる成分が、自己防衛機能に働きかけます。ですので、日々の食事に取り入れるとあらゆる感染から身を守ることが出来ます。
・抗炎症作用:にんにくには抗炎症作用もあります。関節に起きる症状(関節症や関節炎)や、男性なら前立腺の炎症などに効果があります。
レモンの有効性
鮮やかな黄色と酸味が特徴のレモンは、キャンディーからサラダまで幅広い料理や食べ物に使われています。その有効成分を手軽に取り入れるため、お茶として飲んだりもします。
以下がレモンの主な有効性です。
・免疫システムを強化する:にんにくと同じく、レモンにも免疫システムを強化する効果があり、様々な病気を予防してくれます。例えばレモン汁半カップを飲むと、ビタミンCを53g取り入れることになります。ビタミンCは自己防衛機能を強化してくれます。
・解毒効果:多くの病気は体内の蓄積された老廃物などが原因となって発症しています。
・またレモンには、肝臓と胆のうを浄化する力があります。胆汁の生成を促し、肝臓内の脂肪分を減少させます。
・血液を綺麗にする:肝臓を浄化することで血液もきれいになります。血中の脂質や、その他体に毒となるものを排出します。
・フリーラジカルから体を守る:豊富に含まれた抗酸化成分がフリーラジカルによるダメージを抑制してくれます。フリーラジカルは様々な病気や症状を引き起こすのですが、レモンはそれから体を守ってくれるのです。
玉ねぎ、にんにく、レモンを食べる
それぞれの有効性が分かったところで、今度はそれを一緒に食べることを考えてみましょう。この3つが一緒になると、とても強力なパワーを発揮します。
3つ全てが持ち合わせているビタミン、ミネラル、その他の栄養素の組み合わせは、まさに最強です。健康を維持したいのなら、この組み合わせ以上の物はありません。
食事の際にたまたまこの3つが揃う事もあるでしょう。ですがここではこの3つを使って作るシロップをご紹介します。
風邪やインフルエンザなど、冬に流行りがちな病気の予防になります。
また、血液の健康維持、炎症と痛みを抑える、老廃物や毒素を排出するなどの効果もあります。
こちらもご覧ください 咳、アレルギー、インフルエンザを撃退する玉ねぎのパワー
材料
・ニンニク 3片
・玉ねぎ 1個(赤玉ねぎならなお良い)
・ショウガ 1片(約3cm)
・レモン 3個
・はちみつ 1/2カップ
作り方
・にんにくを細かく刻んで、すり鉢でペースト状になるまで摺る。
・玉ねぎの皮をむき、すりおろしてからにんにくと混ぜる。
・ショウガをすりおろしてにんにくと玉ねぎを混ぜたものに加える。
・絞ったレモン汁とはちみつを加える。
・蓋をして一晩(8時間以上)ねかせる。
・濾してから、ガラス容器に保存する。
・1か月冷蔵庫で保存可能です。
使い方
1日大さじ山盛り1杯分、食べましょう。感染など体調を崩している時は、1日3回食事の時にそれぞれ大さじ1杯分食べてください。