手軽に炎症を和らげる3つの方法
体が炎症を起こすことはよくあります。瞬間的に身体を痛めることもあれば、不健全な生活習慣からくる慢性的なものもあります。今回は、すぐにでき、手軽に炎症を和らげる方法をご紹介します。
炎症とは
炎症とは、病原体や外的衝撃に対して、体が反応を示しているサインです。つまり、身体を守るための仕組みと言えるでしょう。炎症の特徴といえば、特定の部位が痛みや熱を伴い赤く腫れ上がる事です。
まさに火が燃えるような感覚という医学的な見解もあります。しかし、慢性化すると熱を持たず腫れることもなくなります。今回は、赤く痛みと腫れを伴った炎症を和らげる方法をご紹介します。
こちらもお読みください:痛み止めの効果がある9つの食べ物
いつ治療すべきか?
- 衝撃を受けた直後、まだ傷が開いていない時
- 腰や関節など慢性的な痛みがある時
- 喉の感染によって首が痛い時
- 胸郭右側の肝臓周辺が痛み、うっ血している時(この場合は以下に紹介する氷療法は薦めません。)
- 特定の疾患により腹部周辺がはっている感覚がある時
氷療法
熱は炎症が起きた時の特徴的な症状です。ゆえに、古くからの簡素な治療法として、氷で患部を冷やす方法があります。素肌に直接あてずに以下を参考にしてください。
- 袋に入った冷凍食品
- 布で包んだ一握りのアイスキューブ
- 冷却のための商品化された特別なバック
最低約20分は患部にあてましょう。慢性的な炎症に関しては、患部が冷えることで症状が悪化する場合があります。必ず、医師に相談しましょう。
こちらもお読みください:氷を使って肌の質を改善する方法
粘土とウコン
古くからあるもう一つの治療法は、手軽に入手できる粘土を使った方法です。漢方薬局や自然食品店などで手に入る清潔なクレイパウダーもあります。
パウダーに水を少し混ぜてペースト状にして使用します。水分が多すぎると患部に塗ってからしたたり落ちてくるので注意しましょう。患部が乾いた状態で使用します。
水を混ぜるときにプラスチック製や鉄製の器具を使うと、成分が滲み出ることがあります。ガラス、木、陶器製の器具を使用してください。
更に効果を高める秘訣として、少量のウコンパウダーを混ぜる事をお薦めします。ウコンには炎症を抑え痛みを緩和する作用があります。
キャベツの湿布
キャベツを使った手軽な治療法の紹介です。料理として食べるだけでも効果はありますが、肌に直接充てても同じ効果があるのです。
- まず2~3枚のキャベツ葉を用意します。少量の水を沸騰させ、2~3分葉を浸します
- 少しずつ葉が熱くなってきますが煮てはいけません
- 葉を取りだしすり潰します
- すり潰したキャベツの葉を患部に塗ってからラップや包帯をします
- 最低約30分はそのまま塗っておきましょう
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- (2010) Cryotherapy and inflammation: evidence beyond the cardinal signs. Physical Therapy Reviews, 15(6), 430-435. https://doi.org/10.1179/1743288X10Y.0000000014
- González-Costa, M., & González, A. (2019). La inflamación desde una perspectiva inmunológica: desafío a la Medicina en el siglo XXl. Revista Habanera de Ciencias Médicas, 18(1), 30-44. http://scielo.sld.cu/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1729-519X2019000100030&lng=es&tlng=es
- Manual MSD. (SF). Tratamiento del dolor y la inflamación. https://www.msdmanuals.com/es/hogar/fundamentos/rehabilitaci%C3%B3n/tratamiento-del-dolor-y-la-inflamaci%C3%B3n [consultado el 14 de febrero de 2023]
- Ramadan, G., Al-Kahtani, M. A., & El-Sayed, W. M. (2011). Anti-inflammatory and anti-oxidant properties of Curcuma longa (turmeric) versus Zingiber officinale (ginger) rhizomes in rat adjuvant-induced arthritis. Inflammation, 34, 291-301. https://link.springer.com/article/10.1007/s10753-010-9278-0
- Smith, A. G., Miles, V. N., Holmes, D. T., Chen, X., & Lei, W. (2021). Clinical Trials, Potential Mechanisms, and Adverse Effects of Arnica as an Adjunct Medication for Pain Management. Medicines (Basel, Switzerland), 8(10), 58. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34677487/
- Villar, Á., & De las Heras, B. (2006). Aloe vera. Farmacia profesiona, 20(8), 64-67. https://www.elsevier.es/es-revista-farmacia-profesional-3-articulo-aloe-vera-13092627
- Wellen, K. E., & Hotamisligil, G. S. (2005). Inflammation, stress, and diabetes. Journal of Clinical Investigation. https://doi.org/10.1172/JCI20052510