食べ合わせに気をつけるべき3つの栄養素
一緒に食べてはいけない栄養素があります。
健康的な食品でも、そこに含まれる栄養素同士を一緒に食べて良いか確認してから食べる習慣をつけてください。
本記事では間違った3つの食べ合わせをご紹介します。
1.鉄分
微量栄養素と呼ばれる鉄分は、免疫システムの働きやエネルギーを向上させ、ストレスやうつ症状の改善にも素晴らしい効果を発揮します。また子供の成長に欠かせない栄養素の一つです。
鉄分が含まれる食品:
- 赤身肉
- レバー
- オーツ麦
- グリーンピース
- 豆類
一緒に食べるべき食品
鉄分の吸収を促進する効果のあるビタミンCが豊富に含まれた食品と鉄分を一緒に食べるのが理想的です。
ビタミンCが含まれる食品:
- 柑橘類
- 赤ピーマン
- キャベツ
一緒に食べるべきではない食品
フェノールの成分が鉄分の吸収を妨げ、その働きを軽減する食品:
- お茶
- コーヒー
- チョコレート
また食物繊維が豊富に含まれる麺類も同様で、鉄分の吸収を妨げるフィチン酸が含まれています。
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2.亜鉛
亜鉛の働き:
- 免疫システムの機能を促進しながらエネルギーを向上させる
- 記憶力の強化
- 骨、髪、爪を強くする
- 糖尿病や関節炎の予防
亜鉛が豊富に含まれている食品:
- かぼちゃの種
- クルミ
- 松の実
- ピーナッツ
- 発芽小麦
- レバー
- 豆類
一緒に食べるべき食品
亜鉛はマンガンが豊富に含まれる食品と食べてください。
マンガンが豊富に含まれる食品:
- ラズベリー
- ブドウ
- いちごとブルーベリー
- ビーツ
- インゲン
- ニンニク
- 人参
- 玉ねぎ
- ほうれん草
一緒に食べるべきではない食品
カルシウムが亜鉛の吸収を妨げるため、乳製品と一緒に摂取しないでください。
お茶、コーヒー、チョコレート、そして食物繊維が豊富に含まれた食品にはフェノールの成分が含まれているので避けてください。
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3.カルシウム
カルシウムは、牛乳、ヨーグルト、チーズ、カッテージチーズなどの乳製品に多く含まれています。
カルシウムは骨と歯の健康を強化すると同時に、筋肉の機能を良い状態に保ちながら、神経系と循環器系の機能を促進します。
一緒に食べるべき食品
乾燥アプリコットやレーズンなど、カルシウムの吸収を促進する栄養素であるカリウムが豊富に含まれる食品と一緒に食べるのがオススメです。
カルシウムの吸収にはビタミンDが必要です。ビタミンDを豊富に含む以下の食品をお勧めします:
- 鮭
- タラ
- レバー
- 卵
カルシウムと一緒に摂取するべきその他の食品:
- 人参
- かぼちゃ
- ビーツ
- キャベツ
- ラディッシュ
一緒に食べるべきではない食品
カルシウムが豊富な食品は「精製された小麦粉で作られたパン」などの市販のパン類や焼き菓子類と一緒に食べないように気をつけてください。
これらの食品の材料として使われる単純糖質はカルシウムの吸収を妨げます。
また砂糖が大量に添加された食品は、体内で消化される際に大量のカルシウムを必要とするた、カルシウム欠乏症を予防するためにも一緒に食べるのも避けてください。
カルシウムの効果を抑えてしまう亜鉛が豊富な食品も乳製品と一緒に摂取するべきではありません。