塩で片頭痛を治す自然療法
片頭痛とは、吐き気やおう吐、光に敏感になるなどの症状を伴う頭痛です。一般的に、片頭痛の前兆として、光がちかちかして見えたり、物の見え方が変わったりします。その後、数時間から数日の間ひどい頭痛が続きます。今回はその原因と対処法について説明していきます。
片頭痛の原因は?
片頭痛の原因はまだはっきりとわかっていませんが、痛みは脳から始まり、神経経路や、化学物質が関係していると考えられています。またいろいろな要因によって、脳が異常な活動をすることでも引き起こされます。
片頭痛になる人の年齢層は一般的には10歳から45歳に多いのですが、その年齢を過ぎてなるときもあります。また、遺伝的になる人もいますし、一般的に男性よりも女性のほうが多く見られるようです。
片頭痛を引き起きす原因
食事も偏頭痛と関係があります。ある食べ物によって、片頭痛が引き起こされることもわかっています。いくつか見てみましょう。
- 精製された小麦や砂糖
- 加工食品
- チョコレート
- 乳製品
- 硝酸塩を含んだ肉(ハムやウインナーなど)
- グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料)
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片頭痛の症状
片頭痛のつらい痛みが始まる前に、たいてい“前兆”と言われるものが起こります。日本頭痛学会によると、片頭痛の前兆は以下のようなものが挙げられます。
- 半身の脱力
- キラキラした光、ギザギザの光が見えるなど視覚性の症状
- 言語障害
- 感覚障害(しびれ感)
日本頭痛学会によると、通常前兆は60分以内に終わり、その後頭痛が始まる、ということです。また、片頭痛発作は通常4〜72時間続き、片側の拍動性頭痛が特徴です。ただし、非拍動性の片頭痛、両側性の片頭痛もあります。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、頭痛発作中は感覚過敏となって、ふだんは気にならないような光、音、臭いを不快と感じる方が多い、ということです。
塩で片頭痛をすぐに治すには?
薬局に行けば、片頭痛の痛みを抑える鎮痛剤を購入することができるでしょう。しかし、痛みは数時間のうちに再び現れることもあり、毎回薬が効くとも限りません。そんな時に使えるかもしれない食材、それが塩です。
ただし、この片頭痛を和らげるための塩の使い方ですが、効果があると証明されているわけでなく、科学的にも認められていません。ですからこれが片頭痛の治療法だと言い切ることはできません。もちろん、一番良いのは病院に行くことです。ですが、この方法を試してみる価値はあるかもしれません。
方法は?
方法は、適量のヒマラヤ岩塩を入れた、コップ一杯のレモンジュースを飲むだけです。
片頭痛を和らげるために塩を利用するなら、ヒマラヤのクリスタル岩塩のような、高品質の塩を使ってみてください。岩塩には84種類のミネラル、電解質、さまざまな成分が含まれています。精製された塩より、このような塩を適量摂取するほうが、体にいいのは明らかです。ヒマラヤ岩塩は、片頭痛の激しい痛みを軽減し、免疫力を高め、血液中のセロトニンの量を整え、電解質を補って体をアルカリ性に戻す助けとなってくれるかもしれませんよ。
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