「プランク」ーお腹引き締めと全身の運動
健康的な体重やスタイルを保つには、日常的な運動が欠かせないということはきっと皆さんご承知でしょう。運動をすると、体は余分なカロリーを燃焼し、脂肪が蓄積された部分に働きかけます。しかし、時間がない、運動メニューの複雑さ、個人的な好みなどが原因で定期的に運動を行なわず、体を動かす機会のない人が非常に多いのが現実です。
もし、あなたも定期的に運動することが苦手なら、今日は簡単でダイエットにも効果的な方法をご紹介しましょう。「プランク」または「チャレンジ」運動と呼ばれ、その効果の高さから世界中で注目を浴びている方法です。プランクは腹筋の中心に働きかけるだけでなく、体の様々な筋肉にも効果があり、減量を目指している方にもぴったりの運動です。
「プランク」ーお腹引き締めに最適な運動 その方法とは?
プランクとは、一定の時間動かずに決められた姿勢を保つエクササイズです。
まず、床にうつ伏せになります。ひじを90度に曲げ、肩を支えます。体は頭からかかとまで真っ直ぐになるようにします。つま先と腕(ひじより上)で体を支えるようにします。ひじは必ず肩の真下に来るようにしましょう。
この姿勢を保つには、腹筋に力を入れ、引き締める必要があります。お尻が下がってこないように意識し、数分間この姿勢を保ちましょう。まずは1〜2分から始めることが大切です。慣れてスタミナがついてきたら、いずれは5分以上行えるようになるでしょう。
- 足:バランスを取るのが難しいと感じるかもしれませんが、腹筋の中心に力を入れましょう。
- 脚:両脚は揃えて真っ直ぐにしましょう。腹筋の中心と脊椎下部に力を加え続けましょう。
- お尻:エクササイズ中はお尻の筋肉(臀筋)をキュッと引き締めておきましょう。胴の下部にある数々の筋肉が活発に働きます。
- 腰:プランクを成功させるには、腰が大切です。背中から腰にかけては真っ直ぐに保ちましょう。何があっても曲げてはいけません。壁に真っ直ぐ、強く押し付けられているようなイメージをもちましょう。
- お腹:プランクはお腹の筋肉に働きかけるエクササイズですので、常に腹筋に力を入れましょう。ただし、呼吸を忘れないようにしてください。
- ひじ:ひじは肩の下側に置き、真っ直ぐになるようピンと張りましょう。
こちらもお読みください:筋肉のためのストレッチエクササイズ6つ
初心者には
プランクは、できる限り姿勢を保つものです。楽なエクササイズではありませんが、素晴らしい効果が見られるでしょう。これまでに特に運動をしていない方、これから何か始めようと考えている方は是非、このプランクを10〜15秒行うことから始めてみてください。定期的に運動している方なら、2分から始めましょう。その後、少し休憩をし、また同じ事を合計5セット繰り返します。
初心者の方は、いきなり最初からやり過ぎないようにしましょう。自分に合ったように、徐々に時間を長くしていくことが大切です。
こちらもお読みください:運動を始めるべき8つの理由
「プランク」の効果
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Tvrdy, D. (2012). The reverse side plank/bridge: An alternate exercise for core training. Strength and Conditioning Journal. https://journals.lww.com/nsca-scj/fulltext/2012/04000/The_Reverse_Side_Plank_Bridge___An_Alternate.15.aspx
- Boren, K., Conrey, C., Le Coguic, J., Paprocki, L., Voight, M., & Robinson, T. K. (2011). Electromyographic analysis of gluteus medius and gluteus maximus during rehabilitation exercises. International Journal of Sports Physical Therapy. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3201064/
- Fong, S. S. M., Tam, Y. T., Macfarlane, D. J., Ng, S. S. M., Bae, Y. H., Chan, E. W. Y., & Guo, X. (2015). Core Muscle Activity during TRX Suspension Exercises with and without Kinesiology Taping in Adults with Chronic Low Back Pain: Implications for Rehabilitation. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. https://www.hindawi.com/journals/ecam/aa/910168/abs/
- Chan, M. K., Chow, K. W., Lai, A. Y., Mak, N. K., Sze, J. C., & Tsang, S. M. (2017). The effects of therapeutic hip exercise with abdominal core activation on recruitment of the hip muscles. BMC musculoskeletal disorders, 18(1), 313. https://bmcmusculoskeletdisord.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12891-017-1674-2
- Vera-Garcia, F. J., Barbado, D., Flores-Parodi, B., Alonso-Roque, J. I., & Elvira, J. L. L. (2016). Activación de los músculos del tronco en ejercicios de estabilización raquídea/Trunk muscle activation in spine stabilization exercises. Revista Internacional de Medicina y Ciencias de la Actividad Física y del Deporte, (52). https://revistas.uam.es/rimcafd/article/view/3934