コレステロール値を下げるナチュラルな方法5種
コレステロール値を下げるには必ずしも薬が必要だということはありません。自然の力を使ってコレステロール値を下げることもできるのです。
今日は、コレステロール値を下げる効果が期待できる自然療法を5種類ご紹介します。自分に合った方法を取り入れてみてくださいね。
コレステロールは体が必要とする物質です。ですが、コレステロールが多すぎると健康の害となります。
普通、病院に行くとコレステロール値を下げるには薬が処方されるでしょう。ですが、薬を使わなくとも自然の力で悪玉コレステロール値を下げる方法はいくつかあります。その多くは、伝統的なハーブを使った療法で、個々に合わせて利用することができるでしょう。
通常は、薬剤と自然療法を組み合わせても危険性はないでしょう。ですが、薬を服用している人は、必ず前もって主治医に相談し、危険性がないかどうかを確認してください。
コレステロール値を下げる5つの自然療法
1. にんにく
にんにくは古代より自然療法として使われてきました。近年、にんにくには抗アテローム性動脈硬化作用があるかもしれない特定の物質が発見されました。この特定の物質とは以下のようなものです。
- 硫黄
- アリシン
- アホエン
- S−アリルシステイン など
言い換えると、これらの物質は動脈壁に脂肪が蓄積されるのを予防してくれるのです。実際、にんにくをより多く食べる人ほどコレステロールの値が低いことが発見されています。
一方、にんにくの消費が少ないと、コレステロールの値は上昇します。にんにくは強い臭いがしますし、人によっては消化器系の不快感を引き起こすというマイナス面もありますが、コレステロールを下げるという優れた点は証明されています。
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2. コリアンダーシードのお茶
コリアンダーシードは料理に使えるだけではありません。薬用効果、抗菌・抗真菌作用、血圧を下げる作用があるのです。
また、この小さな種は脂質低下の特性も備えています。コリアンダーシードはコレステロールの低下も助けるという研究結果が出ています。
コリアンダーシードを使ったお茶の作り方は以下です。
材料
- コリアンダーシードパウダー 小さじ2(8g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方
- 鍋に水とコリアンダーシードパウダーを入れます。
- 火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したら火を止め、冷まします。冷めたら漉します。
- 1日2回飲みましょう。
3. オートミール
オートミールは水溶性繊維を豊富に含んでいる穀物です。ビタミンE、B、タンパク質、リノール酸を始め、様々な栄養があります。
FDAによると、この穀物は血液中のLDLの値を下げてくれる都いうことです。水溶性繊維が含まれているからです。これは脂肪やコレステロールの吸収を防ぎ、胆汁酸の再摂取を防ぎます。
これらはβ−グルカンとして知られる水溶性繊維のおかげであるとした調査結果が出ています。
- この特定の物質に関わらずとも、FDAはオートミールまたは全粒穀物を1日10〜25g食べることを推奨しています。
- オートミールはそのまま、または調理して朝食に取り入れましょう。
悪玉コレステロールの値が下がるのがわかるでしょう。また、血糖値を安定させ、消化を助けます。
4. アーモンド
アーモンドはナッツです。悪玉コレステロールを下げ、心臓系を保護し、強化してくれるでしょう。
アーモンドを食べると脂質やリポタンパク質にポジティブな影響を与えるということが研究により判明しています。これは、不飽和脂肪酸、繊維、フィトステロールが豊富に含まれているからです。また、飽和脂肪酸も低いのです。
ナッツには、コレステロール合成酵素や胆汁酸の生成を正常に保つという効能もあります。
炭水化物の多いおやつを食べる代わりにアーモンドを食べると、心臓の病気を予防することができるでしょう。
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5. ブルーベリー
ブルーベリーは抗酸化物質が豊富に含まれていることで知られています。抗酸化物質は悪玉コレステロールの酸化を予防する効果があります。
ブルーベリージュースはコレステロール値を下げます。特に悪玉コレステロール値(LDL)を下げてくれるでしょう。また、善玉コレステロールを上昇させます。
さらに、ブルーベリーは心臓の病気の予防に効果的だとした研究結果が複数出ています。
- 善玉コレステロールの値を上げるには、1日1杯、ブルーベリーのジュースを飲むことをお勧めします。
- また、健康的なライフスタイルを維持するためにはエクササイズを欠かせないようにしましょう。
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- Ramcharan, C. (1999). Culantro : A Much Utilized , Little Understood Herb. Perspectives on New Crops and New Uses.
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