記憶力を強化する食べ物
記憶の問題といっても、些細な物忘れであったり、深刻な記憶力の退行や喪失であったりもします。あるいは散発的だったり、ストレスや極度の感情的緊張状態の時に起こったりします。記憶力低下の程度や物忘れの頻度は様々ではあっても、それが原因で日常生活に支障が出てしまうと問題は深刻化します。今回は記憶力向上に最適な食品を見ていきましょう。
今回のテーマで大切なことは、ストレスや疲労によって時々起る物忘れ(名前、日にちや些細なこと)と、行事や今まで行ってきた事などの重要な事を忘れてしまう記憶喪失との違いを明確にしておくことです。歳を重ねるごとに私たちの記憶力は低下(認知機能が徐々に低下)して行きますが、日頃から自分自身の記憶力に注意を払う努力を怠らないようにしましょう。また、認知力を確認できるエクササイズを行っても良いでしょう。
この問題には自身では気が付きにくく、もし気づいてもなかなか受け入れる事ができないかもしれません。自身のこの問題と正しく付き合えないと、ふさぎこんだり、焦燥感がつのったり、うつ病を引き起こしたりもします。
もし記憶の問題で不安がある場合は、専門家に診てもらうと良いでしょう。記憶の喪失が症状の一つとなる病気もいくつかあるからです。早い段階での病気の診断と治療は、病気予防と急速な悪化を防ぐ基本となります。
同時に、脳に良い栄養があるバランスのとれた食事を摂るようにしましょう。新鮮な食材、野菜や果物などの様々なものを取っているならば、中枢神経系を守るために必要な栄養は摂れているはずです。
脳の為にとても良い食材もいくつかあるので見ていきましょう。
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くるみ
くるみは脳の様な形をしています。この様な健康問題に役立つ食材が自然界にあるなんて素晴らしいですね。
ポリフェノールを含んでいて、ストレスによる酸化を防止し、認知能力の向上に役立ちます。また、心臓血管に対しても良い効果があります。これを毎日片手に収まるほどの量食べていれば、脳の活発さを保てるでしょう。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で行われた研究では、くるみの摂取が記憶力を含めた認知機能全般を向上させる可能性があるという結果が出ています。
体重オーバーの方は、3つ食べるようにしてみてください。なるべく朝摂るのがよいでしょう。
マカ
マカの根は、脳の循環を良くするので集中力と記憶力を向上させます。また、体にエネルギーを与えて感情をプラスにしてくれます。
また、たんぱく質、必須アミノ酸、炭水化物、繊維、ビタミン(B1,B2,B6,,, )と鉄分、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウムや亜鉛などのミネラルを含む素晴らしい栄養補給食品です。
錠剤か粉末で購入できます。大変エネルギーのある物質なので、通常、摂取方法は少量から少しずつ増量していきます。その為、摂取量を正確に測りたい場合は、粉末がお勧めです。
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イチョウ
これは、脳が酸素を取り入れるのに効果が最もある自然療法薬の一つです。循環を良くして、記憶力だけでなく脳活動の全般も良くします。もし、記憶力や集中力の低下を感じたら、飲み始めると良いでしょう。
イチョウ葉エキスに含まれる成分には末端血流改善作用があり、ヨーロッパでは昔から脳血流改善の効能で注目されてきました。ドイツのある医薬品メーカーで行われた臨床研究では、イチョウ葉エキスが脳機能を活性化し、記憶力や思考力などを高めたことが報告されました。
柑橘類
柑橘類(レモン、オレンジやグレープフルーツ)を、朝食前に摂ると、記憶力の改善に役立ちます。
勿論、そのままでも良いですし、ジュースも良いでしょう。但し、ジュースは家で作った新鮮で自然なものにして少量の蜂蜜で甘さを加えましょう。
ビール酵母
ビール酵母は、脳にとっても良いビタミン12と葉酸などのビタミンとミネラルに富んでいて、あらゆる健康効果があります。
ビタミンB群のお蔭で、健康的に中枢神経系を強化し、記憶力の低下を引き起こす鬱、不安症、ストレスや無関心状態の向上効果も併せ持っています。
錠剤か粉末で摂取してください。少量をジュースに加えて飲むと良いでしょう。
セイヨウサンザシ
この薬草は、記憶喪失に最適です。血液供給を向上させるので、お年寄りの認知症に良く効きます。また、心臓関係にも効く薬草です。
この煎じ茶を最低でも一日に3杯飲んでください。又は、濃縮エキスを商品の摂取法に従って飲みましょう。
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