キヌアを食べるべき理由
どうしてキヌアを食べるべきなのか、その理由を知っていますか?
キヌアは”穀物の母”としても知られている種子です。ビーツやほうれん草科の植物です。キヌアの種子と葉には様々な栄養が含まれています。
その中でもアミノ酸、不飽和脂肪酸、ビタミン、ミネラル、そして食物繊維が豊富です。
キヌア100gにつき約16gのタンパク質が含まれています。また10gにつき6gの脂肪が含まれています。
キヌアの特性
キヌアには様々な素晴らしい特性があります。その中でも主なものを以下に挙げましょう。
- タンパク質の値が25%までと高い
- 鉄、マグネシウム、カルシウムなどミネラルを含む
- ビタミンC、E、B1、B2、B3
- アミノ酸が豊富
- オメガ6脂肪酸が得られる
- グリセミック指数が非常に低い
- 繊維が豊富
キヌアの利点
1. 減量に効果的
ダイエットしたいと思っていますか?それなら是非、キヌアを食べましょう。
- キヌアに含まれる繊維とタンパク質は消化過程の加速を促します。つまり、便秘のトラブルを解消する効果があります。
- また、腸壁に留まる悪玉コレステロール(LDL)を取り除きます。
- さらに、鉄とビタミンB12がエネルギーを燃焼し、体重を減らすのを助けます。体に十分なビタミンBが足りていないと栄養が十分に行き渡りません。
- キヌアを食べると満腹感を得やすいでしょう。
2. コレステロールを下げる
- 先にも述べましたが、キヌアには水溶性の繊維が含まれています。これには私たちが何かを食べるたびに過剰な脂肪を除去する働きがあります。
- また、キヌアに含まれる脂肪酸は善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らします。
- キヌアに含まれる抗酸化物質が代謝をスピードアップし、動脈を詰まらせる原因となる脂肪を掃除することも忘れてはいけません。
3. エネルギー源となる
運動選手の食事に是非とも取り入れるべき食べ物はキヌアでしょう。
- キヌアはタンパク質とアミノ酸を含む穀物です。タンパク質やアミノ酸は筋肉を作る、身体活動の後の組織を回復するのに欠かせない栄養素です。
- ミネラルや水分もエネルギー源として欠かすことができません。
- キヌアは他の穀物と比べ約2倍のタンパク質を含みます。
4. 肌に水分を与える
キヌアはフラボノイドで構成された、抗酸化作用のある食べ物です。フラボノイドは早期老化を予防し、体から毒素を取り除く効果があります。
また、リジンも含んでいます。リジンはコラーゲンやエラスチンの生成を助けます。ダメージを受けた組織の回復を促進します。
最後になりましたが、肌の弾力と柔らかさを助けるリボフラビンも含んでいることも忘れてはいけません。
5. 偏頭痛を緩和する
偏頭痛が起こるとき、脳の血管を取り巻く神経線維が引っ張られるために血管拡張が起こっています。これが痛み、炎症、筋肉のけいれんを引き起こすのです。
キヌアには非常に多くのマグネシウムが含まれています。このミネラルは血液の循環を改善し、特に、静脈をリラックスさせる能力を改善するのです。
ご存知ですか?:マグネシウムがあなたの知的能力を上げてくれる5つの理由
6. セリアック病患者、糖尿病患者に良い
キヌアはグルテンを含まない「グルテンフリー」の食品なので、セリアック病の方も危険なく食生活に取り入れることができるでしょう。
キヌアはグリセミック指数が低く、血糖値を規制し血圧をコントロールするため、糖尿病の人も食事に取り入れるとよいでしょう。
ただし、必ず医師に相談してから使用してください。
こちらもご参考に:グルテンフリー食品は誰にとっても良いもの?
7. 髪をストレートにする
キヌアに含まれる栄養、ビタミン、カルシウム、リンが頭皮の保湿を促します。また、髪の乾燥を防ぎ、フケを予防します。
作り方
キヌアはすぐに芽が出ます。肉を食べずにタンパク質を摂りたい方にとっても最高の食材です。
材料
- キヌア 1/2カップ(100g)
- オリーブオイル 大さじ1(16g)
- 水 グラス1杯(200ml)
- 塩 少々(お好みで)
準備
- 最初に、数分間、流水でキヌアをよく洗います。
- フライパンを熱してオイルを入れ、キヌアを入れてソテーします。
- 水を加え、塩を少々加えます。
- 最後に蓋をし、水分がなくなるまで弱火で火を通します。
使い方
調理したキヌアは次のように使うことができます。
- スープ、サラダ
- キヌア粉にしてケーキやクッキーに
- シリアルやグラノーラに
あなたも食生活にキヌアを取り入れませんか?
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Food and Agriculture Organization of the United Nations. [Internet]. La quinua: cultivo milenario para contribuir a la seguridad alimentaria mundial. 2011. Disponible en: http://www.fao.org/docrep/017/aq287s/aq287s.pdf
- Hernández Rodríguez, J. La quinua, una opción para la nutrición del paciente con diabetes mellitus. Revista Cubana de Endocrinología, 2015; 26(3): pp. 304 – 312.
- Navarro-Perez D, Radcliffe J, Tierney A, Jois M. Quinoa Seed Lowers Serum Triglycerides in Overweight and Obese Subjects: A Dose-Response Randomized Controlled Clinical Trial. Curr Dev Nutr. 2017;1(9):e001321. Published 2017 Aug 24. doi:10.3945/cdn.117.001321
- Li L, Lietz G, Bal W, Watson A, Morfey B, Seal C. Effects of Quinoa (Chenopodium quinoa Willd.) Consumption on Markers of CVD Risk. Nutrients. 2018;10(6):777. Published 2018 Jun 16. doi:10.3390/nu10060777
- Vega-Gálvez, A., Miranda, M., Vergara, J., Uribe, E., Puente, L., & Martínez, E. A. (2010, December). Nutrition facts and functional potential of quinoa (Chenopodium quinoa willd.), an ancient Andean grain: A review. Journal of the Science of Food and Agriculture. https://doi.org/10.1002/jsfa.4158