空咳の治し方
肺が感染症にかかると咳が出るようになることがあります。これは、空気の通り道を邪魔する痰を除去するための身体の反応です。しかし、数日経っても乾いた咳が続いている場合、何かの病気のサインかもしれません。
これは注意すべき症状で、決して無視してはいけません。これからご紹介する自宅でできる方法を試してみても症状が続く場合には、できるだけ早く医師の診断を受けてください。
咳の原因
空咳を引き起こす原因となるものはたくさんあります。ひどい風邪を引いた後に咳が残っているのかもしれません。あるいは、タバコのように刺激の強い物質によって引き起こされているかもしれません。その他の理由としては、アレルギー症状、喘息、降圧剤などの薬剤、または、寝室がとても乾燥していることなどが考えられます。胃食道逆流症も、空咳を引き起こしがちです。
温かい飲み物を飲むこと
咳が出るときは喉が荒れている状態です。この問題を取り除く最適な方法は、温かい飲み物を飲むことです。生姜湯、レモンやミントの入ったお茶、スープなどが最適で、空気の通り道を確保し、痰を除去するのに役立ちます。寝る前に温かいシャワーを浴びるのも良いです。
こちらの記事もご覧ください:ハチミツと玉ねぎの自家製咳止めシロップの作り方
玉ねぎ
玉ねぎを刻んで、大さじ2杯のはちみつを加え、すべての汁が出てくるまで30分ほど置いておきます。その後、シロップのように1杯の汁を1日数回飲んでください。すごく美味しいものではありませんが、空咳や他の風邪の症状に、とてもよく効きます。
アメリカの研究によると、はちみつは小児用咳止めシロップと同等、あるいはそれ以上の効果があるそうですので、積極的に取り入れてみてください。
塩水でうがいすること
グラス半分の温かいお湯に大さじ1杯の塩を入れてうがいすると、空咳にとても効果的です。簡単でお金がかからず、家でできる効果的な方法です。1日数回すると良いでしょう。
こちらの記事もおすすめです: 自宅で手作り!空咳に効く咳止め薬3つ
ぶどう
ぶどうは肺の機能を高めるのに優れており、痰を取り除くためにとても効果があります。数日間食べ続けていれば、その違いに気づくでしょう。ジュースにして、はちみつで甘くして、1日数回飲むこともできます。空咳を止めるのに効くだけでなく、とても爽やかで美味しいです。
また、北里大学発ベンチャー企業はぶどうに含まれる成分に注目しています。ぶどうの果皮と種子を混ぜ合わせ、細かく砕いた乾燥粉末を乳酸菌で発酵処理を行い得られたエキスを主原料とした間質性肺炎に効果的な商品を開発しました。
これにはポリフェノール、食物繊維、オレアノール酸、カテキン類が多く含まれていて、突発性間質性肺炎の症状の改善に繋がったと同社の熊沢社長は分析しています。
アーモンド
アーモンドを使って、ひどい空咳を止めるのに効く簡単な薬を家で作ることができます。作り方は、とっても簡単。6つのアーモンドを一晩水につけるだけです。翌日、皮を取り除いて、ペースト状になるまですりつぶします。20グラムのバターと20グラムの砂糖を加えて、よく混ぜます。咳が続く間は、最低3日間、1日2回、小さじ1杯食べてください。
ただし、今までご紹介した方法は、全部一緒に試さないように気をつけてください。1つを試してみてから、効かなかったらあなたに最適な方法が見つかるまで、別の方法を試してみてください。
また、この記事の冒頭に書いたことも忘れないでください。こうした家でできる方法を試してもまだ空咳が続くときには、より深刻な問題である場合がありますので、医師の診断を必ず受けてください。