かぼちゃの種の健康効果
かぼちゃを料理するとき、種を捨ててしまう人は多いのではないでしょうか。
しかし、かぼちゃの種には、健康に有益なたくさんの栄養が含まれています。
この記事では、かぼちゃの種を捨てずに食べたほうがよい、8つの理由をご紹介します。
1. 関節炎を和らげる
かぼちゃの種には、関節炎を和らげ、骨を守る効果があります。
関節炎の治療には、もちろん病院での治療が最も大切ですが、それを補うものとしてかぼちゃの種を食べてみてください。
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2. 前立腺の症状を改善する
かぼちゃの種は、前立腺の炎症を抑えるために効果的です。
「前立腺肥大で悩む男性60人から70人を対象に、かぼちゃの種を服用する前と後で、排尿の時間・量・スピードと前立腺の容積を比較してみたのです。(中略)かぼちゃの種摂取後には平均18~20%、最大で25%も小さくなっていることが分かりました。つまり肥大していた前立腺が収縮し、尿がスムーズに出るようになっていたのです。」-東五反田クリニック院長小田秀彌氏。
3. 睡眠を助ける
かぼちゃの種には、睡眠ホルモンとして知られているメラトニンの元となる、トリプトファンが豊富に含まれています。
ベッドに入る少し前に、適量のかぼちゃの種を、少量のフルーツなどと一緒に食べることで、安眠の助けになります。
4. オメガ3脂肪酸
かぼちゃの種には、健康維持のために不可欠な栄養素であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
一日に20グラムを目安として、かぼちゃの種を食べてみましょう。
5. 免疫機能の向上
亜鉛が豊富に含まれていることも、かぼちゃの種が健康に良いとされる理由の一つです。
現代では、亜鉛が不足している人の数は少なくありません。亜鉛が不足すると、免疫機能や体の成長にとってネガティブな影響があるだけでなく、抜け毛にもなりやすくなると言われています。
亜鉛不足が気になる人は、かぼちゃの種をぜひ食べてみてください。
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6. 更年期の症状の改善
かぼちゃの種のオイル(パンプキンシードオイル)に含まれる天然の植物性エストロゲンは、更年期に由来する次のような症状の改善に効果的です:
7. 複合糖質
種子食品や、クルミなどのナッツ類と同様、かぼちゃの種に含まれる糖質は複合糖質であるため、食べることで満腹感が得られやすく、血糖値も緩やかに上昇します。
また、前述の安眠効果とも関連していますが、かぼちゃの種に豊富に含まれるトリプトファンと複合糖質を一緒に摂ることで、気分の安定やリラックス効果があります。
ストレスを感じている人は、楽な姿勢でくつろいで、少量のかぼちゃの種やアーモンドを楽しむのも、リラックスのために良い方法です。
8. 循環器系の健康維持
かぼちゃの種に含まれるフィトステロールには、コレステロールを抑える働きがあるため、血栓や心筋梗塞の予防に効果的です。
また、銅が多く含まれているため、赤血球を増やし、血管内での酸素の輸送を助けます。
かぼちゃの種の食べ方
加熱すると栄養素がいくらか失われてしまうため、生で食べることが理想的です。
または、オーブンでローストして、カリカリした食感を楽しんだり、ソースを添えたりといった食べ方もあります。
例えば次のような調理法を試してみてください:
- 適量のかぼちゃの種を、強火で2分間茹でます。
- 甘酸っぱいソース、または照り焼きソースをかけた状態で、オーブンでローストします。
かぼちゃの種にソースがしっかりとしみ込んでおいしくなります。好みでオリーブ、少量のハム、メロンなどを添えて食べましょう。簡単に作れるだけでなく、胃に優しく、消化も助ける間食・おつまみになります。
かぼちゃの種について、気になることを一つ挙げるとすれば、脂質が多く含まれている点でしょう。健康に良いからといっても、食べすぎには注意する必要があります。
適量を食べるように心がけながら、おいしくヘルシーな間食として楽しんでください。
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