女性の偏頭痛:原因と治療方法

· 4月 26, 2016
ホルモンサイクルによって、同じ治療方法が昨日は効果があったのに、今日は全く効かないということがあります。また偏頭痛の症状は、しばしば閉経後に悪化します。

なんと約13%の人が、偏頭痛に悩まされています。痛みや生活に支障をきたす病気で、男性よりも女性におきやすいです。どうしてなのでしょうか?  スペインのバルセロナにあるカイロン病院の消化器病学科と栄養学科における臨床研究では、遺伝性があること、またある特定の酵素の存在が関連付けられるとしています。今回は、最新の情報をお伝えし、偏頭痛が起こった時に役立つ、いくつかの簡単なヒントをご紹介します。

1.何が女性に偏頭痛を起こさせるのか?

偏頭痛

カイロン病院の神経科医のラモン・トルモ博士によると、偏頭痛に悩む4人に3人が女性であるといいます。病院へ行くために頻繁に仕事を休み、それでも適切な治療方法を見つからず、この病気と共に生きなくてはならないということを、あなた自身は分かっているでしょう。

なぜ女性が偏頭痛に悩まされるのでしょうか。偏頭痛を予防し、生活の質を改善してくれる治療薬はあるのでしょうか。現在のところ、医師たちは次のような結論に付けています。:

1.ある特定の酵素の不足が女性に偏頭痛を起こしている。

偏頭痛

では、あなたに簡単な質問をしてみましょう。あなたの家族の中で他にも偏頭痛で悩んでいる人がいますか?   トルモ博士の研究結果によると、偏頭痛は、DAO(ジアミンオキシダーゼ)と呼ばれる酵素の不足に関連しているとされています。

この酵素の不足は遺伝性であり、 親から子へ代々引き継がれることを意味し、この手強い偏頭痛を引き起こすのきっかけの1つとなります。さて、あなたはこの酵素が正確にどんな役割を担っていて、どこで偏頭痛と関係するのだろうと不思議に思っているのではないでしょうか。ご説明しましょう。

  • DAO酵素は、ヒスタミンとして知られる分子を分解する役割があり、乳製品や肉類、柑橘系の果物などを含めた毎日口にする様々な食べ物に含まれています。DAOによってヒスタミンは体内で分解され、尿を介して排除されます。
  • 血液中のヒスタミン濃度が高くなると何が起こるのでしょう。最終的にヒスタミンは、血漿(けっしょう)の中に蓄積され、消化を減速させる炎症を起こし、脳内の化学物質さえも変化させます。これが順に起こることによって血流が早まり、脳組織が炎症を起こします。

こちらの記事もご覧ください:偏頭痛を悪化させる食材

2.偏頭痛と女性ホルモンの変化

湯たんぽ

DAOの不足が、なぜ男性よりも女性の方が多いのかという理由は、他にも興味深い理由があります。その理由が何か想像できますか? それは、排卵、月経、および閉経による一生を通じて変化するホルモンサイクルによるものなのです。私たちが偏頭痛について話す時、このサイクルを考慮に入れなけばならず、それは次のような影響を与えます。:

  • 女性ホルモンとサイクルは、DAO酵素の量を自然に下げてしまいます。これが、時々、生理中に偏頭痛が起こる理由です。しかし、もしあなたも遺伝によってDAO酵素が不足しているのであれば、問題はさらに悪化する可能性があります。
  • 興味深いことに、妊娠中は、胎児を守るため、胎盤がDAO酵素を生産します。そのため、約9ヵ月間、偏頭痛によるひどい影響がなくなります。
  • 女性は、一生を通してホルモンの影響を受けるため、ある日は効果があった偏頭痛の治療が、次には効かないことがあります。月経周期のどの段階なのか、年配の女性であるのか、閉経が来ているのかなど、すべてがさまざまな要素にかかっています。閉経前なのであれば、偏頭痛は、閉経後、さらに強いものになります。

 

2.偏頭痛の最善の治療方法

偏頭痛に悪い食べ物

偏頭痛は、ヒスタミン不耐症に関連付けられ、牛乳や柑橘系のものなど多くの食べものに含まれています。ヒスタミン不耐症とは、体の中でヒスタミンが許容量を超えてしまった時、このヒスタミンを分解できないため、偏頭痛やアレルギー反応などを起こしてしまうことです。

こちらの記事もご覧ください:朝の頭痛を引き起こす4つの原因

しかし、偏頭痛というもの自体を継承している訳ではなく、実際は、DAO酵素の不足によるものだと分かった今、特定の酵素レベルを調整するための治療法があることを意味します。

神経科医は、最善のアドバイスをくれるでしょう。しかし、偏頭痛の90%は、この酵素の不足によるものだという事実があるにもかかわらず、残る10%の原因は、未だに分からないのです。

偏頭痛を減らすために何ができるでしょう? 毎日の生活に取り入れられるヒントをご紹介します。気にしてみてください。

  1. 片頭痛のきっかけとなるストレスの多い状況をコントロールする。
  2. ヒスタミンを含む食べものの消費を減らす。
  • 牛乳
  • チーズ
  • ヨーグルト
  • ワイン
  • ビール
  • 炭酸飲料
  • コーヒー
  • 米粉
  • ソーセージ
  • 塩漬けされている肉や生肉
  • 豆類
  • 豆腐のような発酵させた野菜で作られたもの
  • 冷凍魚
  • ナス
  • チョコレート
  • アンチョビ
  • アボカド
  • パックに入った果物のジュース