蕁麻疹を治す自然療法
私たちの皮膚は外的要因に対して様々な反応を示し、外的要因の攻撃を受けたり危険を感じたときにその反応が現れます。
蕁麻疹は一カ所または異なる色々な場所に発生し、痒みや皮膚の赤みなどの症状が現れます。
本記事では、蕁麻疹の症状を抑える自然療法をご紹介します。
蕁麻疹とその原因
蕁麻疹と呼ばれる皮膚の症状は、アレルギー反応や外的要因によって引き起こされます。また有害物質や皮膚が過敏反応を起こす外的要因に触れるなどもその原因です。
例えば北アメリカに多く生息す触れるとかぶれるウルシ属の植物はポイズン・アイビーや、ウルシも外的要因と呼ばれる、触れるとかぶれる植物です。
蕁麻疹の主な原因を下記にご紹介します。
- 虫さされ
- 冷水での水泳
- 日中に直射日光にさらされる
- スチームバス
- 天候の変化(暑い場所から寒い場所、またその逆)
ある特定の食品を食べると蕁麻疹などの反応を起こす人がいます。
よくあるのが魚、甲殻類、そしてドライフルーツです。またペニシリンアレルギーなど、薬品で蕁麻疹が起こる人もいます。
ストレス、鬱、そして不安感などが原因の蕁麻疹もあります。
蕁麻疹の中でも気をつけるべき症状は下記。
- 皮膚が赤く盛り上がること
- 腫れ
- 燃えるような痛みや刺さるような痛み
- 強い痒み
- 皮膚の赤み
蕁麻疹のための自然療法
蕁麻疹の症状は数時間、または数日で消えますが、その間は不快な症状に絶えなくてはいけません。
今回ご紹介する自然療法は、蕁麻疹の不快な症状、特に痒みなどを軽減します。
玉ねぎ
玉ねぎに含まれる抗炎症成分が蕁麻疹に効果を発揮します。最初は少し燃えるような痛みを感じるかもしれませんが、すぐに効果を感じます
- 玉ねぎを輪切りにし患部につけます。
- 絆創膏などで玉ねぎを患部に少なくとも30分つけます。
- 色々な場所に蕁麻疹が発生している場合は、玉ねぎを半分に切り、こするように患部に塗りますが、洗い流さないでください。
冷湿布
皮膚が赤く盛り上がり強い痒みを感じるときは冷水または氷が効果的です。血管の拡張やヒスタミンの放出を抑えます。
ただし、皮膚に直接氷を当てると低温やけどの危険がありますので避けてください。蕁麻疹が全身に広がっているときは冷水シャワーがおすすめです。
重曹
重曹とぬるま湯を使う方法です。重曹はぬるま湯に非常に溶けやすいです。
- 浴槽にぬるま湯を入れ、そこに重曹を大さじ数杯入れます。
- 患部を浴槽に入れるか、そのまま全身をお湯につけ、20分間そのままにしてください。
- 体を拭くときは、皮膚を刺激したり傷つけないよう気をつけ、軽く押すように乾かしてください。
アップルサイダービネガー
料理に使われることで有名なアップルサイダービネガーに含まれる抗ヒスタミン成分には、炎症や痒みを瞬時に抑える効果があります。また皮膚を修復し、健康な肌を取り戻します。
アップルサイダービネガーを使った蕁麻疹の症状を抑える方法はこちらです。
- 蕁麻疹が広がっていないときは、アップルサイダービネガーに浸した綿の布を患部に押し当ててください。
- 蕁麻疹が広がっているときは、冷たい水とアップルサイダービネガーを混ぜたところに少なくとも20分浸してください。
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カモミール
カモミールティーをカモミール茶として飲むことで蕁麻疹の症状を抑えるます。カモミールが手に入らないときは、鎮静効果のあるハーブであるバレリアン(セイヨウカノコソウ)かリンデンもおすすめです。
この療法は、ストレスや不安感などの精神的な理由から蕁麻疹が発生したときにおすすめです。
材料
- カモミールの花 大さじ2
- 水 1カップ
- ハチミツ 大さじ1
作り方
- 鍋に水とカモミールを入れて沸騰させます。
- 5分間沸騰させたら火からおろします。
- 蓋をして5分間抽出します。
- お好みで冷ましてください。甘みが必要なときはハチミツで甘みをつけてください。
- 一日に3カップまで飲んでください。
オーツ麦
オーツ麦粉には抗炎症成分が含まれているため、蕁麻疹の症状を瞬時に軽減する効果があります。
材料
- 重曹 1カップ
- オーツ麦粉 2カップ
作り方
- 重曹をオーツ麦粉を混ぜます。
- ぬるま湯のお湯をはった浴槽に混ぜ合わせた粉を加えます。
- 粉が溶けるまでしっかりと混ぜます。
- 浴槽の中に患部または全身をつけます。少なくとも15分間続けてください。
もう一つの方法はオーツ麦粉を直接患部に塗る方法です。オーツ麦粉が手に入らない場合は、コーンスターチ又はタルカムパウダー (ベビーパウダー)で代用してください。
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アロエベラ
様々な自然療法に使われるアロエベラは蕁麻疹だけではなく、皮膚の問題全般に効果を発揮します。
アロエベラは症状を緩和し、掻き傷や赤みを防ぎます。痒みを感じるときに皮膚を掻くと皮膚にダメージを与えたり感染症にかかることもありますので、アロエベラを使って予防することが大切です。
- アロエベラの葉を切り、ゲルを取り出し、患部に塗ります。
- 自然に乾燥するまでそのままにしてください。