エッ!と驚くリンゴ酢の効能と利用法
料理以外のリンゴ酢の利用法
体重を減らす
リンゴ酢は体重を減らすお手伝いをしてくれます。お酢に含まれている酢酸には、お腹のまわりの脂肪を燃焼して、ウエストを細くする働きがあるんです。科学的にはまだ実証されていませんが、ダイエット計画にぜひ組み入れておきたい1品です。リンゴ酢のダイエット効果を利用するには、リンゴ酢大さじ2杯を水にまぜ、1日1回飲みましょう。効果をさらに高めたい方は、これを朝食の前に飲むようにしましょう。
糖尿病をコントロールする
最もすぐれたリンゴ酢の効能のひとつは、血糖値を減らしたり調整したりする作用でしょう。この点に関しては数多くの研究がなされ、その効果が実証されています。血糖値調整のためには、リンゴ酢大さじ2杯をコップ1杯の水に溶かし、夜寝る前に飲むようにしましょう。これで血糖値を最高6%程度下げることができます。ただし、この自然療法を実行する前に、必ずかかりつけのお医者様に相談してください。リンゴ酢に含まれているクロムが、インシュリン分泌量のバランスを乱す可能性があるからです。
真菌類を退治する
カンジダ・アルビカンスという真菌にお悩みの方は、リンゴ酢を使って、皮膚の感染症を治し、再発を防ぐことができます。この真菌は皮膚のひだなどに巣食いやすく、足の指の間にできたものがいわゆる水虫です。お酢に含まれる酢酸は、この真菌を退治して、症状を治すのに役立ちます。まず、洗面器などの容器に常温の水を満たし、リンゴ酢を2〜3カップ加えます。この溶液の中に足を浸して、15分ほどそのままにしておきましょう。また、水大さじ1杯に同量のリンゴ酢を混ぜたものにコットンを浸して、患部に塗ってもいいでしょう。ただしお肌が敏感な人は、お酢が強すぎて炎症を起こす可能性もありますから注意が必要です。
こむら返りを鎮める
夜中にこむら返りが起きやすいのは、カリウムが足りないせいかもしれません。リンゴ酢にはカリウムが豊富に含まれていますから、こむら返りの予防に積極的に使いましょう。リンゴ酢大さじ2杯とはちみつ大さじ1杯を、コップ1杯の常温の水にまぜます。これを寝る前に飲んでください。
静脈瘤を軽減する
最初にお断りしておきますが、この静脈瘤の家庭療法は、科学的に証明されているわけではありません。でも脚の静脈瘤の痛みをやわらげ、血管の腫れを軽減するために、たくさんの人が利用しています。リンゴ酢少々を水で薄めたものでガーゼを湿らせ、これをテープで患部に貼ります。そのまま30分間置きましょう。また、純粋リンゴ酢をサラダにかけて食べるか、水少々とまぜて朝と晩に飲んでもOKです。1ヶ月ほどで効果が出始めることでしょう。
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コレステロールと血圧を下げる
この家庭療法も完全には証明されていませんが、中性脂肪や血圧の問題を抱えている方なら、「正規の」治療の補足として実行する価値が十分にあります。リンゴ酢とコレステロールおよび高血圧との関係について、これまでなされた研究によると、1週間に最低5回、リンゴ酢をサラダにかけて食べている人は、心臓・血管の病気にかかりにくいそうです。これは、リンゴ酢に含まれるカリウム(血液をさらさらにして血圧を調整する働きがある)のおかげである、と研究者たちは考えています。一方、リンゴ酢に含まれるペクチンは、静脈中に沈着した脂肪を吸収してくれます。
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のどの痛みと咳をいやす
リンゴ酢は強力な殺菌作用がありますから、のどの痛みやレンサ球菌咽頭炎を引き起こす細菌やウィルスの除去に役立ちます。のどが腫れたときは、常温の水カップ1杯にリンゴ酢大さじ1杯をまぜたものでうがいしましょう。この水を飲んでしまわないよう気をつけてください。のどが痛すぎてうがいができないときは、口にふくんでブクブクするだけでも構いません。また、はちみつ大さじ1杯に同量のリンゴ酢をまぜたものを、水飴をなめるようにペロペロなめるのも効果があります。
ニキビを減らす
リンゴ酢は、白ニキビや黒ニキビの治療にも役立ちます。皮膚を殺菌・消毒してくれるだけでなく、お肌の表面を酸性の膜で保護し、ひどい乾燥肌や脂性肌を防いでくれます。同量のリンゴ酢と蒸留水をまぜて化粧水を作り、きれいに洗って乾かした肌につけましょう。できれば寝る前に実行してください。この他に、粘土(クレイ)とリンゴ酢をまぜて作ったパック剤も、肌から毒素を排出するのを助けてくれます。