日焼け止めとして使えるナチュラルオイル
私たちは、紫外線による肌へのダメージを防ぐために日焼け止めを使いますが、ナチュラルオイルにも肌を紫外線から守る効果があることをご存知ですか?
市販の日焼け止め製品ほどの強力な効果はありませんが、肌にあまり負担をかけずに使えますし、ビタミンなどの栄養分が豊富に含まれており、肌を保湿し、若々しく保つ効果もあります。
この記事では、日焼け止めとして使えるナチュラルオイルの中で、特に優れたものをご紹介します。
日焼け止めとして効果的なナチュラルオイル
紫外線から肌を守るためには、日焼け止めを塗るだけでなく、次のような対策も心に留めておいてください。
- 帽子をかぶる
- 日中ずっと屋外で過ごすことは避ける
- 長時間外出する場合は、数時間ごとに日焼け止めを塗り直す。海・プールなどで泳いだ後は特に注意しましょう。
特に夏の間、午後の最も日差しが強い時間帯は、できれば自宅やカフェなど屋内で過ごすことをおすすめします。日光浴をする場合でも、この時間帯は避けましょう。
また、曇りの日だからといって油断は禁物です!紫外線は晴れの日と同様に降り注いでいます。たとえ肌に日が当たるのを感じなくても、日焼けをしないわけではありません。
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日焼け止めとして優れた効果のあるナチュラルオイルには、以下のようなものがあります:
アボカドオイル
アボカドオイルのSPFはおよそ15と言われています。この記事でご紹介する他のオイルと同様、日焼け止め効果だけでなく、優れた美肌効果もあります。
ウィートジャーム(小麦胚芽)オイル
ウィートジャームオイルは安価で購入できる優れたオイルで、無色のため肌に塗っても目立つことはなく、ビタミンEなどの抗酸化成分を肌に供給します。
よく知られているように、ビタミンEは肌の状態を改善し、早期老化やシワを予防するのに有効な栄養素です。また、紫外線によるダメージを防いだり、ダメージを受けた肌を回復させたりする効果もあります。湿疹や火傷の治療に使われることもあります。
ココナッツオイル
ココナッツオイルはさまざまな用途に使われるオイルで、もちろん日焼け止め効果もあります。SPF値はそれほど高くありませんが、独特の香りがあり、夏に使うオイルにぴったりです。
また、肌を保護するためだけでなく、髪にも使うことができます。少しずつ伸ばしながら、体、髪、そして頭皮にも忘れずに塗ってください。体中から心地良い甘い香りがしますよ。
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キャロットシードオイル
お店で見かけることは少ないかもしれませんが、ハーブやアロマオイルを扱っているお店で聞いてみてください。にんじんが肌に良いことはよく知られていますが、キャロットシードオイルもまた、ビタミンAやベータカロチンが豊富に含まれており、市販のスキンケアクリームに負けないほどの高い美肌効果があります。湿疹などの肌の症状を治療するために使われることもあります。
また、日焼け止めとしてももちろん効果的で、ナチュラルオイルの中でも比較的SPF値が高いオイルです。
アーモンドオイル
アーモンドオイルは最も人気のあるナチュラルオイルの一つです。SPF値は5程度と、他のオイルと比べてもやや低いですが、肌を若々しくソフトに保つビタミンEが豊富に含まれています。
ツヤのあるしなやかな髪を作るためにも効果的です。ヘアケアや肌の保湿にはそのまま使って構いませんが、日焼け止めを目的とする場合は、他のオイルや市販の日焼け止めクリームなどと組み合わせて使いましょう。
レッドラズベリーオイル
キャロットシードオイルと同様、少し手に入りにくいかもしれませんが、SPF値が比較的高いオイルです。ビタミンAやEが豊富に含まれており、肌を若々しく保ち、炎症を抑えるのに役立ちます。
テクスチャーはこってりとしており、残念ながらフルーティーな香りではなく、独特の匂いがあり好き嫌いが分かれるかもしれませんが、1時間程度で匂いは消えます。
ソイオイル
ソイ(大豆)オイルはアジアの多くの地域で料理用油として使われることが多いオイルですが、肌を紫外線から守る効果もあることがわかっています。数滴をとって肌に薄く伸ばしましょう。肌を柔らかくする効果もありますし、匂いはほとんどありません。
オリーブオイル
たくさんの地域で愛されており、人々にとって不可欠となっているオリーブオイルも、もちろんこのリストから外すことはできません。料理に使った場合と、肌につけた場合のどちらも、さまざまな効能があることはよく知られています。
しかしオリーブオイルを塗ることで、肌を柔らかくし、紫外線から守る効果もあることや、火傷の治療に効果的な抗酸化成分を、肌に供給できることはご存知でしたか?また、髪や頭皮を保護する効果もあります。
オリーブオイルはたいていのご家庭のキッチンにありますので、手軽に使えるというのも良い点ですね。
ホホバオイル
ホホバオイルはシャンプーや石けんなど、ヘアケア・スキンケア製品によく使用されています。乾燥してかさついた肌の改善にも効果的です。肌を保湿しつつ、紫外線から守ることができますが、それ自体の日焼け止めとしての効果はあまり高くないため、他のクリームなどと組み合わせて使うようにしてください。
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツオイルにはカリウムやリンなどのミネラルと、ビタミンEが豊富に含まれており、オーストラリア産が有名です。自家製日焼け止めオイルの材料として使われることもあります。ナチュラルオイルのお店や、自然食品のお店などで購入できます。
その他のオイル
次のようなオイルも日焼け止めとして使うことができます。
- セサミシードオイル
- ヘンプシードオイル
- カリテバター(シアバター)
- ピーナッツオイル
はじめにお伝えしたように、ナチュラルオイルは肌に優しい代わりに、市販の製品ほど高い日焼け止め効果はありませんので、状況に応じて日焼け止めクリームなどと組み合わせたり、他のオイルと混ぜたりして使ってみてください。
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