皮膚がんを見分けるためのABCDEルール

12月 11, 2019
ABCDEルールとは、皮膚にあるほくろや斑点がメラノーマなのかを診断する方法です。疑いがある場合には、医師に相談しましょう。

ABCDEルールとは、がんの可能性のあるほくろや皮膚病変を診断するために皮膚科医によって使用される診断方法です。

アメリカ国立がん研究所の調査によれば、皮膚がんはがんの中でも3番目に多いがんです。その調査はまた、この病気が主に肌が白い人に影響を与え、90%以上の場合紫外線が直接の原因であると示しています。

そのため、皮膚がんと闘うためには、自己診断や年1回の健康診断のような予防習慣が非常に重要な役割を果たします。また、早期発見された皮膚がんの90%は、治癒することができると示しています。

したがって、ABCDEルールは重要な診断方法です。非対称、輪郭、色、直径、増大の英単語の頭文字であるABCDEが診断のステップとして使用されます。この診断方法を使用して医師は良性のほくろを見分けることができ、最も攻撃的で危険な種類の皮膚がんであるメラノーマを防ごうとしているのです。

ABCDEルール:ほくろのどこを見ればいいの?

ABCDEルール

特定のほくろは、がんになる可能性が高いです。ずっとあるほくろに限らず、新しくできたほくろでもがんになる可能性はありますが、後者のほうがメラノーマになりやすいでしょう。

良性のほくろと悪性のほくろを見分けることができない場合には、ABCDEルールを使用してアイデアを得ることができます。

非対称(Asymmetry)

まずはほくろの形を確認します。良性のほくろは、丸く左右対称な形をしていることが多いです。もし半分に折り曲げることができるのであれば、2つの形を重ねることができるでしょう。

一方で、メラノーマの場合には、左右非対称であり、特別な形を持たない傾向があります。

輪郭(Border)

ABCDEルール

2つ目に確認する点は、ほくろの輪郭がどれだけ規則的であるかです。この特徴がメラノーマをであるかを知るもう1つの手がかりとなります。

ほくろの輪郭が不規則であったり、ギザギザ、鋭い、波状、はっきりしない場合には、そのほくろはがんである可能性が高いです。

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色(Color)

良性のほくろは、色素のある部分全体が均一の色です。

しかし、ある部分から別の部分にわたりさまざまな色(茶色、黒、場合によっては白、赤、青といったこともあります。)を見つけた場合には、そのほくろはメラノーマである可能性があります。

直径(Diameter)

もう1つ覚えておきたい重要な点は、ほくろの大きさです。ほくろの直径(端から端までの距離)が、1/4インチ(約0.6センチ)よりも大きい場合には、メラノーマかもしれません。良性または無害なほくろは、小さいことが多いです。

ほくろを測定するには、鉛筆の先端にある消しゴムが役に立ちます。消しゴムの大きさは約1/4インチなので、比較するのが簡単です。

増大(Evolving)

最後に、ほくろが大きく成長している場合には、疑いを持つ必要があります。色や大きさが徐々に変化している場合やその周りに他の斑点がある場合には、メラノーマである可能性を示す明確なサインです。

ABCDEルールのまとめ

あらゆる種類の問題を防ぐために、年1回の健康診断に加えて、この簡単なテストを行うことができます。異様を見つけた場合には、すぐに医師に相談することを躊躇わないでください。

ABCDEルールの補足として、深刻な健康問題があるかどうかを知るには、メラノーマの初期症状であるかもしれない斑点やほくろに他の変化が表れます。

その変化の一部は次の通りです。

  • 腫れ
  • かゆみ
  • 出血

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皮膚がんの予防

ABCDEルール

主な予防策は、日光へ当たることや人工的なUVA(紫外線A派)を避けることです。日焼けマシーンを避け、毎日適量の日焼け止めを塗ることが重要です。

皮膚がんを予防するためには、次のことについて覚えておきましょう。

  • 日焼け止めなしに、日光に当たらない。50SPFのほうがより効果的ですが、最低でも30SPFの日焼け止めを使用する。
  • 1年の中で最も暑い時間である夏の正午から午後5時の間は、日光浴を避ける。
  • 3歳以下の子どもの日光への当たり過ぎに気を付ける。外に行く場合には、肌のタイプに合わせて、帽子や日焼け止めで守る。
  • Schadendorf, D., van Akkooi, A. C. J., Berking, C., Griewank, K. G., Gutzmer, R., Hauschild, A., … Ugurel, S. (2018). Melanoma. The Lancet. https://doi.org/10.1016/S0140-6736(18)31559-9
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