月経カップはタンポンよりも安心・安全・理想的
近年、タンポンに含まれる有害物質が問題視されていますが、女性にとっては快適さや利便性は捨てがたいもの。そこで、代用品としてこの記事で紹介したいのが月経カップです。経済的、エコ、快適、体に無害な優れものです。
タンポンを使用するリスク
タンポンに使われる素材の中には人体に有害な物質が入っています。一つは「アスベスト」というミネラル物質で、発癌性作用があり、その上月経血の量を増やす働きもあるので、タンポンの使用頻度も高まるという悪循環を引き起こしてしまいます。直接的に子宮の粘膜に触れるため体内に吸収されやすく、結果血液を辿って循環してしまうのです。
もう一つの有害物質は、タンポンを白色にするために使われるダイオキシンです。この材料も発癌作用があり、免疫機能や生殖器機能に悪影響を起こす上、子宮内膜症を引き起こす原因になると言われています。現在までに、沢山の研究でこれらの有害性は立証されおり、様々な機関が定期的な接触を避けるようにと警告しています。
また、タンポンにはレーヨンも吸収剤として使用されており、トキシックショック症候群を引き起こす可能性があると言われています。
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タンポンの販売が禁止されない理由
タンポンの販売が禁止されないのは、有害物質が使用されていたとしても、食品のように体内に摂取するものではないことが主な理由です。しかし、生理は何十年と継続的に続くものです。生きてる間にどれだけの時間、体が接触しているかを考えれば被害が大きのは明らかです。
ダイオキシンは生理用ナプキンにも含まれているのですが、膣内に入れるものではないのでタンポンよりは害が少ないと言えます。
ナチュラル志向の製品の中には、漂白を行なっていない100%コットンのタンポンもありますが、難点として値段が高いことがあげらます。
月経カップ
シリコンで作られているため伸縮性が良く、どの女性の膣にもフィットしやすいと言われています。特徴的なのは、経血を吸収するのではなく、容器内に溜めるという点です。ゴミ箱に捨てるのではなく、中の経血をトイレに流し、石鹸と水で洗って再利用します。生理の期間が終わったら、熱湯で殺菌して保管でき、永続的に使えるものです。他にも過酸化水素、お酢、ナチュラルソープを使って殺菌を行うことができます。
月経カップの利点
- シリコンが素材で、約10年間使い続けることができるためエコロジカル。
- 使い捨てではないので、経済的。
- 有害物質を全く含んでいないため安全。
- 使い方はタンポンと一緒なので、実用的。
- 膀胱炎などの細菌被害を防止してくれる。
- カップの容量は約30ml。これは生理期間に出る経血の量の約1/3、またはそれ以上に相当するので、タンポンやナプキンほど頻繁に取り替えずに済む。
- 吸収しないため、自身でその時の月経状態を確認することができ、自分の健康管理が行える。
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カップの種類
マーケットには沢山のブランドの月経カップが出回っているため、インターネットやナチュラル製品を扱うお店に行けば、すぐ手に入れることができます。
基本的には2種類のサイズがあり、一つは若い女性や出産を経験していない女性用で、もう一つは少しサイズが大きく、年上の女性や子供を持つ女性用です。
月経カップの使用方法
購入時に使用法が記載されている説明書がついてきます。また、詳しく実物を使って説明しているビデオもインターネット上に沢山でているので参考にしてみてください。基本としては、大きい口の部分を縮め、膣に挿入します。十分中に入ったところで手放し、カップの形状が元に戻るようにしましょう。取り出すときは、反対側の突起部分を持ってゆっくりと引き抜きます。
初めの頃は、扱いが難しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れるので是非使い続けてみてください。
画像提供:Zane Selvans and Greencolander
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