子宮筋腫の症状・原因・種類・リスクとは

· 3月 16, 2017
子宮筋腫は、子宮に異常な成長をする筋腫のことです。子宮筋腫のリスクや兆候、症状、治療法を知りましょう。

子宮筋腫は、子宮に異常な成長をする筋腫のことです。

時には大きく成長し、生理期間中にひどい下腹部痛を引き起こすことがあります。しかし、中には全く症状が出ないという場合もあります。

一般的に、子宮筋腫は良性であると考えられています。50歳以上の女性の70〜80%が子宮筋腫を抱えているとされています。だからこそ、子宮筋腫について知っておくことが大切なのです。

それでは子宮筋腫のリスクや兆候、症状、治療法を見ていきましょう。

子宮筋腫の種類

奬膜下筋腫

子宮の外側の漿膜にできてしまう筋腫です。とても大きくなるため、お腹の片方だけが大きく見えます。

有茎筋腫

奬膜下筋腫は茎を持つことがあります。これは腫瘍を支える小さな基盤です。この茎ができてしまったら、この筋腫は有茎筋腫と呼ばれます。

粘膜下筋腫

この種類の子宮筋腫は、子宮の内膜(子宮筋層)で発達します。これは他のタイプと比べると珍しいものです。この筋腫ができると、様々なトラブルを引き起こします。生理中の激しい出血や不妊といった症状が現れるでしょう。

子宮筋腫の原因とは

子宮筋腫のはっきりとした原因は未だにわかっていません。しかし、以下のような様々な要因が筋腫の形成に影響を与えることがあるとされています。

  • ホルモン:卵巣はエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンを作り出します。これらのホルモンは、毎回生理サイクルには子宮の内膜を張るのを司ります。
  • 家族歴:子宮筋腫は遺伝的に受け継がれる可能性があります。家族の中に子宮筋腫の人がいれば、あなたも子宮筋腫になる可能性があるかもしれません。あなたのおばあさんやお母さん、お姉さんや妹はどうでしょうか?
  • 妊娠:妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンの量が増えます。そのため、妊娠中は子宮筋腫ができ急速に大きくなる可能性があるのです。

子宮筋腫になるリスクのある人

家族に子宮筋腫の人がいる人、妊娠している人には子宮筋腫のリスクがあると言えますが、それ以外にも以下に当てはまる人もリスクが大きと言えるでしょう。

  • 30歳以上
  • 太り過ぎ

子宮筋腫の症状

子宮筋腫の症状は、筋腫の場所、大きさ、数によって異なります。

子宮筋腫が小さい場合、すでに更年期に入っている人は症状が全くないこともあるでしょう。

閉経後に子宮筋腫ができる場合もあります。子宮筋腫の一般的な症状は以下のようなものです。

  • 生理の時の経血がとても多い
  • 骨盤の後ろ側や背中の痛み
  • 生理痛が以前よりひどくなっている
  • 頻尿
  • 性交痛がある
  • 生理期間が長い
  • 下腹部に炎症やむくみ、圧力を感じる

子宮筋腫の診断方法

子宮筋腫かもしれないと思ったら、婦人科を受診しましょう。婦人科ではおそらく内診を受けることになるでしょう。子宮の形状や状態大きさがわかります。

婦人科医の見解に基づき、さらに以下のような検査が行われるでしょう。

  • 超音波検査:このテストでは音波を反響させコンピューターのスクリーン上に子宮の画像が出ます。これによって、内部の様子がわかります。結果として、どのような子宮筋腫なのか診断できるでしょう。
  •  別の超音波検査として、経膣超音波検査というものがあります。この場合は膣から送受波器を入れます。この方法はより子宮に近づくことができ、はっきりとした画像を得ることができます。
  • 磁気共鳴映像法(MRI):この検査では子宮、卵巣、膣の情報を画像として得ることができます。

子宮筋腫の治療方法

子宮筋腫の治療は主治医が計画することが大切です。患者の年齢や筋腫の大きさ、全体的な健康状態を考慮しなくてはいけないからです。治療は以下のようなものがあり、時には一つではなく複数を組み合わせることもあります。

投薬

ホルモンを規制する薬剤を投与する必要があるかもしれません。この薬は、エストロゲンとプロゲステロンの値を正常化するものです。

最終的にはこれによって、重かった生理が軽くなるでしょう。

一方、出血や痛みをコントロールするオプションはありますが、筋腫を減らす効果はありません。

  • プロゲステロンの値を下げる子宮内避妊器具(IUD)
  • 薬局で手に入る痛み止め(イブプロフェンなど)
  • 避妊ピル

手術

別の方法として、筋腫が複数ある場合や大きい場合には手術をするということも考えられます。腹部の筋腫摘出術とは、開腹して子宮に到達し、筋腫を取り除くことです。

手術跡を小さくするために腹腔鏡手術を行うことも可能です。他に方法がない場合は、子宮摘出手術となる場合もあります。

最小限に抑えた侵襲的治療手段

  • 強制超音波施術は音波を使って子宮筋腫を壊す方法です。特別なMRI機械に横たわって行います。よく見て筋腫を壊す高周波音波を使います。
  • 同時に、筋融解は子宮筋腫の大きさを小さくします。これは電流やレーザーを使います。
  • 極低温筋変性は子宮筋腫を凍結させるために使うことができます。
  • 子宮内膜軟化は、子宮の特別な器具の挿入することです。これは熱、電流、お湯、電磁波を加えることによって子宮内膜を壊します。

全体的に見て、子宮筋腫の治療方法はたくさんあります。はっきりとした症状がでない場合もある子宮筋腫ですが、もし疑わしいと思ったら、すぐに医師の診察を受けることをお勧めします。