がんを防ぐ22の食品
私たちの周りには、たくさんの植物が存在しています。その中に、がんのような難しい病気に対して予防、免疫効果を持つ植物があるということはご存知でしょうか? 栄養の高い食事は、重い病気にかかる可能性を下げ、私たちの健康維持に欠かせません。健康的な食生活を送っていれば、がん性腫瘍の発症を 50 %以上の確率で予防できると専門家は指摘しています。生命科学振興会理事長、日本綜合医学会会長である渡辺昌博士も食生活がいかにがん予防に大切か述べています。「がんの原因の35%は食生活、30%は喫煙であることがわかっています。この原因を取り除いた生活を送っていれば、3分の2以上のがんは防げることになります。そして、食べ物の予防効果を食べ物の予防効果を考えたら、それ以上になるのではないでしょうか。禁煙をしっかり守り、賢い食品選びや健全な食習慣を続ければ、大半のがんを予防できるのではないかと、思っています。それほど、食べ物には、強力な予防効果があるのです。」
しっかりとした食生活を送ることは、3つの異なるタイプのがんに対抗する最大の武器だとアメリカ国際がん研究所は報告しています。
ここでは、私たちの健康な生活にさらに活力を与え、様々なタイプのがんを予防してくれる素晴らしい食品をいくつかご紹介します。
オリーブオイル
オリーブオイルは大腸がん、直腸がんを予防してくれます。
オリーブオイルは胆汁酸の循環を良くし、細胞の酸化を防ぎ、さらに動脈硬化を防ぎます。さらに悪性コレステロール(LDL)の数値を下げ、動脈内の圧力を調整し、血糖値を著しく減少させ、さらに酸化防止の働きも持っているため、がん予防には最適だと言われています。
水
水 はビタミンも栄養素も無いですが、私たちの生活に欠かせない重要な要素です。人間は水なしで生きていくのは不可能であり、私たちの体の毒素を抜いてくれる役割を持っています。水を最低限の量を飲まない人は便秘 のリスクが高まり、体に影響を及ぼす毒素が蓄積され、脱水症状に至ることもあります。私たちの人体の機能を正常に働かせるためにも、水を飲んで体に潤いを保つことはとても大切なことです。1 日に最低 2 リットル以上水を飲むことが必要です。
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ニンニクと玉ねぎ
ニンニクと玉ねぎにはアリシンという要素が含まれており、肝臓の機能を助け、血中内の毒素を抜く効果があります。
海藻
海藻には食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、免疫力を補強する働きを持っているため、放射線療法や化学療法の治療のあとに起こる副作用を予防するのに最適な食品です。
柑橘系
すでにご存知でしょうが、柑橘類には酸化防止効果があるビタミン C が豊富に含まれています。さらには、毛細血管を保護する働きがあります。
キャベツ
キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、クレソン、ラディッシュには免疫力を強め、細胞を保護する効果があるので、ダイエットをしている人にも欠かせない野菜です。
いちご
いちごは食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでおり、浄血作用によって体内の毒素を抜く効果があります。
キイチゴ
キイチゴ、ブルーベリー、スグリに含まれる紫色の色素にはとても高い酸化防止効果とビタミンCとビタミンAが豊富に含まれています。現在、このキイチゴに含まれる成分に白血病の予防効果があるかどうか研究が行われています。
乾果、ナッツ類
くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ヒマワリの種などには豊富なミネラルとマグネシウム、またビタミンE、Bが含まれており、酸化防止効果があります。
豆類
レンズ豆、ヒヨコマメ、えんどう豆、インゲン豆はがん予防に最適であると言われています。食物繊維がたくさん含まれているので、特に結腸がんに効果があります。
リンゴ
リンゴに含まれるエピカテキンには抗酸化作用があります。人体内では抗酸化物質のSOD物質が作られていますが、年齢とともにそれが減少し、次第に活性酸素が体内で猛威を振るいます。その結果「ガン」「心筋梗塞」「動脈硬化」等様々な病気や疾患を引き起こすのです。しかし、その活性酸素から身を守ってくれるのが抗酸化物質であり、その作用が抗酸化作用です。
メロン
メロンはカロリーも少なく、βカロチンが豊富に含まれており、抗酸化作用と肥満が原因によるがん腫瘍の発生を防ぐ効果あります。
はちみつ
はちみつには殺菌効果があり、がん治療の際の化学療法のあとの免疫力が下がった状態で引き起こる病気予防に効果があります。
魚類
魚類に含まれるω-3脂肪酸は、動脈と心臓の健康状態を保つのにとても良い栄養素です。
唐辛子、ピーマン
ピーマンはβカロチンの宝庫であり、ビタミンCと一緒に摂取するだけで酸化を防止するための粘膜を守ってくれる働きがあります。あとピーマンに含まれるカプサイシン には燻製の魚や肉から見つかるがんの原因となる成分をブロックしてくれる働きがあります。
赤ビーツ
赤ビーツの紫色の成分には、トリメチルグリシンと呼ばれる細胞を新しく再生する効果がある成分が含まれています。
緑茶
緑茶にはポリフェノールが多く含まれており、発がん性物質を含んだニトロソアミンが働かなくなるようにする効果を持っています。また、強い酸化防止効果があります。
トマト
トマトを生のまま摂取すると、赤色の色素がもたらすカロチンとリコピンが豊富に摂取できます。これによって前立腺がんの予防効果があります。トマトの皮と種には抗がん性物質が含まれています。
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ぶどう
食べ終わった後のぶどうの皮と種にはレスベラトロールと呼ばれる抗酸化物質が含まれており、これにより発がん性物質の作用を抑え、がん性腫瘍の発生を妨げる働きがあります。
ヨーグルト
ヨーグルトには善玉菌が多く含まれており、消化の過程で毒素を持った成分が腸内でダメージを与えるのを防ぎ、腸内の新鮮な細胞を再生してくれる働きを持っています。特に結腸がんに効果があると言われていますが、ほかのがん腫瘍にも有効だとも言われている食べ物です。
にんじん
にんじんの持つオレンジ色の色素には酸化防止効果を持つβカロチンが他の野菜に比べて群を抜く量が含まれており、細胞再生と呼吸器官に効く成分が多いため、たばこをたくさん吸う方などに勧められています。
最後に・・・
いかがでしたでしょうか? ここでご紹介している食品には、様々な部位や種類のがんに効果があるとされています。栄養とは様々な病気を防ぐために欠かせないものだということもお分かり頂けたと思います。正しい食生活を送ることによって病気に負けない健康な生活を手に入れることができるということです。そして、食べ物のみならず、適度な運動も必要です。
みんなで一緒に食生活を改善してみませんか?