動脈瘤 を防ぐための7つの秘訣
動脈瘤 は、血管の中にできる風船状のものを指します。脳、心臓などにでき、最初は特に目立った問題を起こすわけではありませんが、その膨らみは徐々に成長します。
それが成長すると、その風船状のものは破れ、出血を起こしてしまいます。
それでは今回は、この 動脈瘤 をどのようにすれば防げるのかをご紹介します。
動脈瘤の原因
動脈瘤ができやすい傾向にある人:
- 動脈性高血圧である
- コレステロール値が高い
- 煙草を吸う
- 妊娠中
上記にあるものだけでなく、もちろん他にも様々な事が原因となって動脈瘤ができます。血液や血管になんらかの影響を与えてしまうものすべてが動脈瘤の原因となり得るのです。
1度できてしまうと治療は非常に難しいと言われていますので、未然に防ぐことが大切です。
1、フルーツや野菜を積極的に摂る
毎日フルーツや野菜を積極的に摂るようにしましょう。フルーツや野菜を摂る事で、心臓の健康に必要な栄養素を取り入れる事ができます。
ビタミン、ミネラル、そして抗酸化物質を豊富に含む食品を食べる事が非常に大切です。これらは、動脈壁の炎症を抑えてくれるので、栄養価の高い野菜などを食べる事で、動脈瘤を防ぐ事に繋がるのです。
一般的に1日に2人前の果物を食べることが推奨されています。
もちろん、お好きなフルーツを食べても良いのですが、お勧めは以下の果物です。
- ラズベリー
- ブラックベリー
- イチゴ
- ブルーベリー
- ぶどう
フルーツを選ぶ際には、是非季節の物を選んでください。新鮮であればあるほど、効果を発揮してくれます。
もう1つ気を付けなければならないのは、缶などのパッケージに入っているフルーツです。保存料を使用しているものは、健康にもよくありません。逆に他の健康の問題を引き起こしてしまう可能性があるので、果物を食べる時には生の物を摂るようにしましょう。
2、禁酒、禁煙をする
動脈瘤を予防するには、健康を害する毒素はできるだけ避ける生活をする事が大切です。この毒素には、煙草とお酒ももちろん含まれます。
喫煙と飲酒は、様々な慢性的な病気にかかりやすい体を作ってしまう可能性があります。
こちらも参考にして下さい:コーヒーは体に良い?
さらに、煙草の煙を避ける事も大切です。副流煙も、普通に喫煙するのと同じように動脈瘤のリスクを上げてしまいます。
アルコールは、血管壁を弱めてしまうと言われています。
3、習慣的な投薬は避ける
薬の使い過ぎは、動脈の炎症の原因に繋がります。これは処方された薬でも、市販の薬でも同じことが言えます。この事から、投薬は医師に指示されている以外は避ける必要があります。
医師に処方されている薬に関しては、医師の指示に従って正しく投薬する事が大切です。
もし、ご家族の中に動脈瘤の経験がある方がいる場合には、医師に伝えると良いでしょう。
そうすると、医師が薬を処方する時に、その事を考慮して薬を処方してくれます。
4、運動をする
運動を習慣づける事は、心臓血管の健康を保つのにとても効果的です。運動は、健康的な体重の維持、そして心の健康にも非常に良いと言われています。
是非、運動を習慣づけてください。
エクササイズルーティーンは、必要と能力に応じて作る必要があります。その他にも、普段の生活の中で意識して階段を登ったり、歩いたりする事もこの運動の1つに入ります。
動脈瘤や他の病気を予防するのに必要な運動量は、最低で1日30分と言われています。ですが、無理をしてはいけません。
無理せず、自分の限界を超えないようにしましょう。
必要に応じて、最初は短く簡単なエクササイズから始めると良いでしょう。
運動に慣れていない方は、1 日に3回、10分程度のウォーキングをすると良いかもしれません。
徐々に慣れてくるので、慣れて来たら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。そして、回数を減らして最終的には1回の長いウォーキングにする事もできます。
5、定期的に医師の診察を受ける
血圧、コレステロール、体重をしっかりとコントロールする事も動脈瘤を防ぐ為に大切な事の1つです。
コレステロール値が高く、動脈瘤ができている場合は、食べ物に気を付けなければなりません。特に揚げ物、缶詰、ファーストフード、脂肪の多い肉類は、摂取量を少なくする必要があります。
また、医師の診察を定期的に受ける事も重要です。もし、動脈瘤を防げない時、経過を観察していく必要があります。そうする事で、動脈瘤が重大な問題の原因になるリスクを避ける事ができます。
健康な方の場合でも、最低1年に2回医師の診察を受けて健康状態を把握しましょう。
6、ストレスを少なくする
日々の生活の中で、大きなストレスの原因となる事は色々とあります。動脈瘤を防ぐためには、そのストレスの原因を明確にし、コントロールする事が大切です。
恋愛関係、仕事、経済的な問題、心のトラウマなどがストレスの原因となる事の一部です。これらの事が毎日の生活のストレスレベルを上げてしまいます。
リラックスできるアクティビティをしてみたり、ポジティブな人と付き合うようにすることもストレスを少なくする方法の1つです。
7、家族の病歴をあまり気にし過ぎない
動脈瘤は、非常に恐ろしい病気です。しかし、あまり考えすぎるのも問題です。もし、家族に動脈瘤がある方がいる場合には医師に相談しましょう。そして、危険因子を少なくするように努力しましょう。
動脈瘤が発生する可能性があるというのは、必ずしもいつか動脈瘤ができてしまうという意味ではありません。心配な場合は、是非医師に相談してみてください。そうする事で、医師も家族の病歴から危険因子を知る事ができます。
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- Aneurismas cerebrales. https://espanol.ninds.nih.gov/trastornos/Aneurismas_Cerebrales.htm
- Aneurisma. https://medlineplus.gov/spanish/ency/article/001122.htm