毎日ウォーキングをすると良い7つの理由

ウォーキングは体だけでなく、心の健康にも良いという事を知っていましたか? ウォーキングはストレス解消になります。たった30分で良いので毎日続けましょう。
毎日ウォーキングをすると良い7つの理由

によって書かれた Daniela Echeverri Castro

最後の更新: 06 12月, 2022

歩くという行為は、ほとんどの人にとっては移動手段としてとても自然な事です。ですがほとんどの人が ウォーキングの効果 に気付いていない事でしょう。実はウォーキングは最も簡単で、しかも体のあらゆる機能を活性化し、健康改善に役立つエクササイズなのです。

例えば、定期的にウォーキングを行なっていると関節と骨が強くなるのはもちろん、代謝や、カロリーの燃焼も促進されます。もし、特に他に何の運動もしていない人などは、まずは毎日30分ほど歩くことから始めてみてはいかがでしょうか?

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ここでは毎日ウォーキングをすると良い7つの理由についてご紹介します。

1.元気が溢れてくる

歩く

疲れを感じていますか? なかなか集中出来ませんか? それは体に元気がないからかもしれません。毎日歩けば心身の健康を改善することが出来ます。

・まず、歩くと血流が良くなります。これはすなわち組織が正常に機能するための酸素を十分体中に行き渡る事を意味しています。

・血流が良くなる、という事は筋肉や関節のコリや緊張をほぐし、肩こりなど日常生活に支障をきたす痛みを軽減することに繋がります。

2.心臓血管の健康を改善する

また前述したように、歩くと血流が良くなるのですが、これにはカロリーを燃焼したり、心臓血管を健康に保つ効果もあります。

・キビキビと歩くと心拍が整えられるため、血液がしっかりと全身に押し出されます。米国のミシガン州で実施された大規模研究「ヘンリー フォード運動試験」によると、時速6~7kmのウォーキングを続けていた人たちは、高血圧の発症率がおよそ30%減少していた事が確認されました。

・また、良性コレステロール(HDL)値を増やし、悪性コレステロール(LDL)とトリグリセリドを排出する助けになります。LDLは心臓発作、脳卒中、動脈疾患を引き起こすものですので、ウォーキングはそういった病気の予防にも役立ちます。

3.減量をサポート

減量

ウォーキングのような有酸素運動はカロリーを燃焼し、体重増加や肥満を予防、改善します。

1日で体重が減るような奇跡は起きません。毎日ウォーキングをしてカロリーを燃焼し、脂肪を減らしましょう。座りっぱなしの生活に別れを告げて、例えばジムに行くなどでも構いません、とにかく体を動かす事が大切です。

歩き方が早ければ早いほど、より多くのカロリーを燃焼します。

4.足やお尻の筋肉を引き締める

足やお尻の筋肉を引き締めたいのなら、ウォーキングはうってつけのエクササイズです。歩くと下半身の筋肉を鍛えることができ、大腿四頭筋などが強くなります。また上り坂などを上ると臀筋が鍛えられキュッと引き締まったお尻を手に入れることも出来ます

「老化は足から」とも言われるように、下半身を強くしておくと運動をより長く続けられるようになります。そして運動をより長く続けられるという事は、この記事で挙げているウォーキングのメリットをより長く享受できるという事です。

5.骨の健康をサポートする

ウォーキングの効果 骨の健康

気づきにくいかもしれませんが、骨は確かに毎日の生活を支えています。東京学芸大学名誉教授・医学博士の宮崎義憲氏によると、ウォーキングを行う事で、骨の周りの筋肉だけでなく、骨を丈夫にする骨芽細胞の分泌が促される事ができるようです。また、外に出て日光に当たる事で骨の健康には欠かせないビタミンDを作り出す事ができます。その結果、

・骨粗しょう症の原因となる骨密度の減少を防ぎ、骨を強くする

・組織の炎症を抑え、変形性関節症などの慢性疾患を予防する。

といった効果が期待できるのです。

6.静脈瘤や下肢静脈瘤を予防する

静脈瘤や下肢静脈瘤は、血液循環と密接な関係にあります。しかし前述したように、ウォーキングは体の血流を良くする効果があります。したがって、このような病気の予防にもなるというワケです。

米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)准教授のSuzi Hong氏が行なった研究では、20分の適度な運動によって糖尿病や動脈瘤といった疾患の原因となり得る「炎症」に関わる免疫細胞が5%減少した事が確認されました。たかがウォーキング、されどもウォーキング。軽い運動でさえも、細胞レベルで変化が生じるのです。

7.不安感やストレスを軽減する

ストレス

適度の運動は不安感やストレスを軽減し、心の健康改善に役立ちます。

・ウォーキングはセロトニンとエンドロフィンの分泌を促し、それが血中に放出され、気分を良くしてくれます。

・血流が良くなるので、脳の酸素濃度が正常化され、鬱や苛立ちに繋がる酸化ストレスの影響を和らげます。

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座りっぱなしの時間が長いですか? 体を十分に動かしていないのなら、1日30分のウォーキングをしましょう。体に起こる素晴らしい変化を実感してください。

ただ用事を済ませるのに車ではなく歩いたりするのも良いですが、できれば運動としてのウォーキングの時間をしっかり取って、きびきびと歩くことが理想的です。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。