毎日のウォーキングで人生はどう変わる?
座りっぱなしの生活スタイルは、糖尿病や心血管系のトラブルなど、多くの病気にかかる可能性を高くしてしまいます。そのため、毎日少なくとも歩くことが必要不可欠です。
今より少し活動的になるだけでも、体の機能は少しずつ改善されていきます。さらに、座りっぱなしだったり体を動かさない生活と比べて、気分も良くなって自ら違いを実感できるでしょう。
ただしその少しの活動の恩恵に預かるためには、根気強く継続することが重要だということを忘れてはいけません。少しの努力で健康的な習慣を身につけることができるのです。
毎日のウォーキングの利点
健康的なエクササイズの習慣を身に付けるのに最も良い方法の一つは、1日20分から30分のウォーキングを始めることです。
また、特に長期間体を動かしていなかった場合、エクササイズの前に適切に身体を温める必要があることを頭に入れてください。これがケガの予防につながります。もちろん十分な量の水を飲むこともお忘れなく。
毎日歩くことを決めたら、身体が発するサインに十分注意しましょう。あまりに疲れを感じるようなら、無理をしてはいけません。
あまり無理せずできるように、休憩を交えながら始めても良いでしょう。運動は少しずつ負荷を上げていくべきであることを忘れないでください。
もっと負荷をかけられると感じる場合は、専門家のアドバイスを受けるのが良いでしょう。各自が年齢、体重、個人的な条件を考慮して自分ができる範囲を知ることが大切です。
そうすれば不必要なケガをする危険なくトレーニングすることができるでしょう。 慢性疾患がある場合は、エクササイズを始める前に医師に相談することが重要です。あなたの状態にあった運動を指示してくれるでしょう。
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毎日のウォーキングによる主な効果
毎日歩くことで座りっぱなしの生活を解消すると、次のような身体的・精神的な効果があります。
- 学術雑誌「Current Opinion in Cardiology」に掲載された研究によると、ウォーキングは血心臓血管系に良い影響があります。歩くことで血液循環が良くなり、血圧も改善します。さらに、中性脂肪値とHDLコレステロール値も調節します。
- 別の学術雑誌「Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology」には、歩くことで糖尿病の危険が下がることが示されています。
- カロリーを燃焼するため、健康的に体重を落とす助けになるでしょう。ウォーキングは脂肪を落とすだけでなく、筋肉も強化できます。
- ウォーキングの習慣がつくと、日々の活動を行う意欲やエネルギーが大きくなっていることにほどなく気づくでしょう。それだけではなく、「Journal of Integrative Environmental Sciences」の記事によれば、歩くこと、特に自然の中を歩くことで、気持ちがポジティブになります。
- ウォーキングは消化系にも良い効果があるでしょう。というのは、食べ物を胃から小腸に運ぶ助けになるため、食べた後に歩くと消化を助けるという研究結果が出ているからです。
- さらに毎日のウォーキングはストレスの緩和にもつながります。エネルギーをより消費することで眠りにつきやすくなり、睡眠の問題も解消できるとする研究もあります。
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今日からウォーキングを始めよう!
これらの効果を得るためには、運動にふさわしい服装をし、歩いた後はストレッチをすることに気を付けましょう。今後のケガを防ぐことになります。
毎日ウォーキングをすることは、正しい食生活や十分な水分補給と同様、いつまでも健康に身体を維持するためにできる非常に大切なことです。
動くということは身体の自然な機能の一部ですから、動かない生活を長く続けるということで、早期老化や体の劣化の原因となります。
初めのうちは少し退屈に感じるかもしれませんが、長い目で見てウォーキングが身体にもたらす効果は非常に大きなものです。
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