神経を落ち着かせるお茶の作り方
神経が衰弱した時にはみかんの皮が入ったお茶が効くのを知っていましたか?
神経が衰弱すると、興奮状態に陥り、不安や発汗、動悸、根拠のない恐怖が現れることがあります。
神経衰弱の症状には個人差があり、最初にその症状を引き起こした状況によって違いますが、一般的には、その症状のせいで落ち着けなくなり、うつ病や不眠症、イライラといった他の感情面で問題を抱えることになってしまいます。
幸いにも、短期間で健康な感覚を取り戻せるような成分を活用した自然療法がいくつか存在します。
この記事では、ストレスや不安を感じる時に理想的な治療薬となるみかんの皮、セイヨウカノコソウの根、カモミールが入ったお茶のレシピをご紹介したいと思います。
みかんの皮、セイヨウカノコソウの根、カモミールが入ったお茶で神経を落ち着かせる
このお茶の原料にはビタミンやミネラル、抗酸化物質が含まれており、こうした成分が危機的な状態に陥っている神経系の機能を規制するのに役立ちます。
これらの栄養分が強力な弛緩薬として作用し、神経系にはたらきかける薬品や製品と似たような効果を生み出します。
さらに、このお茶は他の健康面でも効果があります。また、副作用がないため、毎日飲んでも大丈夫です。
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みかんの皮の効能
みかんの皮は、ビタミンCとミネラルが多く含まれていることから、代替療法においても人気です。
捨ててしまう人もいるみかんの皮ですが、実はみかんの皮には果汁の10倍にも上る抗酸化物質が含まれています。
- 免疫系を強化したり、感染症を防ぐのにおすすめです。
- また、遊離基が細胞に与える有害な影響を最小限に抑えるため、慢性疾患や老化が早まるのを防ぐことができる可能性があります。
- 神経を落ち着かせ睡眠の質を良くする物質であるメラトニンの生成を刺激します。
- 高コレステロール値を下げるのを助け、血糖値もコントロールします。
セイヨウカノコソウの根の効能
セイヨウカノコソウ(吉草)は、神経、ストレス、不眠症などに関連がある感情面での問題を治療するのに最も人気のある植物の一つです。
- セイヨウカノコソウには鎮静作用と弛緩作用があり、神経系にはたらきかけ、幸福感を生み出します。
- この薬草に含まれている成分は、寝つきをよくし、睡眠障害を減らす役割を担う神経伝達物質のはたらきを良くします。
カモミールの効能
カモミールは医薬的な使い方がいくつも存在する植物です。その効能の一つはストレスや緊張を抑えることです。
- 強い鎮静作用があり、イライラ感や不安をコントロールします。
- 神経系をリラックスさせ、恐怖やプレッシャーといった感情を和らげてくれます。
- 中でも、カモミールは筋肉をほぐし、気持ちを落ち着けます。
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神経を落ち着かせるお茶の作り方
このお茶の作り方はとても簡単なので、不安に襲われた時にはいつでもすぐに一杯作ることができます。
ただ、このお茶は眠気を引き起こすことがあるので、夜に飲むと良いでしょう。
材料
- 水 1カップ(250 ml)
- みかんの皮 1個分
- セイヨウカノコソウの根 小さじ1/2 (5g)
- カモミール 小さじ1/2 (5g)
作り方
- 鍋の中にみかんの皮と水を入れ、沸騰させます。
- 火を弱火にし、セイヨウカノコソウの根とカモミールを入れます。
- 2、3分間、蓋をした状態でコトコト煮ます。
- 鍋の火を止め、飲みやすい温度になるまで冷まします。
飲み方
- お茶を濾して、症状が悪化する前にこのお茶を1杯飲みましょう。
- 寝る20分から30分前に飲みましょう。
- 毎日これを繰り返しましょう。または必要な時に飲みましょう。
不安を感じ、緊張している状態だったり、イライラして、集中するのが困難に感じられたら、このお茶を作ってみて下さい。飲むと、気分が和むのを実感できることでしょう。
また飲むと気持ちが晴れるだけでなく、気分が軽くなり、免疫系が活発になることも覚えておいてください。
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