ブラックコーヒーの病気予防効果6選
世界で最もおいしい飲み物の一つといわれているコーヒーの人気の秘密は、その風味とエネルギー向上効果です。
人生で一度はコーヒーを口にしたことがある人がほとんどですが、コーヒーが大好きな方から、コーヒーの風味や舌触りがどうしても苦手という方まで、その好き嫌いは大きく分かれます。
カフェインを含むコーヒーの主な作用は、エネルギー向上効果です。朝に飲むとその効果を実感できるため、コーヒー好きの方は、毎日、特に朝、必ず一杯飲む人も多いでしょう。
コーヒーに関して様々な説がありますが、科学者達が行った「コーヒー神話」と呼ばれる説の真偽を明らかにするための研究により、コーヒーは私たちの健康に効果のある飲み物であることが明らかになりました。
コーヒーに関する最新の研究からわかったコーヒーの病気予防効果をご紹介します。
最新の研究
米国ハーバード大学の学報「ハーバード・ガゼット」で、コーヒーの治療効果について特に焦点を絞った最新の研究がとりあげられました。
1.パーキンソン病予防
パーキンソン病とは、中枢神経系で起こる進行性神経変性疾患で、高齢の方の発症率が高いといわれていますが、どの世代でも発症する可能性はあります。
コーヒーにはパーキンソン病の予防効果があるといわれていますが、コーヒーを飲む人の遺伝的素質の影響を受けます。
2.アルツハイマー病予防
進行性で神経系に影響を与えるという点で、アルツハイマー病はパーキンソーン病と似ています。ただしアルツハイマー病は、記憶、思考、行動に問題を起こす脳の病気であり、脳の働きを低下させ、脳萎縮を進行させます。
多くの科学者達が、コーヒーにはアルツハイマーを予防する「魔法」のような働きがあることを証明しています。コーヒーを継続して飲むことで、認知症の初期症状やアルツハイマー病の予防効果があります。
3.ガンの予防
体内には様々なガンの予備軍が潜んでいます。これらが体内で起こす反応により、ガン細胞へと変異します。
コーヒーに含まれるカフェインは肝臓ガン、皮膚ガン、前立腺ガン、そして致死性の疾患などの予防に効果があるといわれています。
4.肝臓の保護
前述した通り、コーヒーを継続して飲むことで肝臓ガンの予防効果がありますが、体内で最も大切な臓器の一つといわれる肝臓に効果的なコーヒーの効果は肝臓ガンの予防だけではありません。
肝機能を強化し、健康に保つ効果のあるコーヒーは、肝臓に悪影響を及ぼすといわれる肝硬変の予防効果もあります。
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5.口内を清潔に保つ効果
口内環境は体内の健康に重要な役割を果たします。食べ物は口から体内に入り、99%は噛んだ後、体内に送られ、エネルギーとなります。
口内には真性口臭症(口臭)の原因となるバクテリアなどが多く生息しています。これらは、歯を磨くだけでは口内から取り除くことはできませんが、コーヒーを飲むと、口内が清潔に保たれ、多くのバクテリアを取り除き、歯茎の疾患を予防します。
口内の効果を得るには、コーヒーは必ずブラックで飲みましょう。
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6.筋肉痛の緩和
筋肉痛の原因の一つは、エクササイズのしすぎで乳酸が過剰に分泌されることです。コーヒーを2杯飲むと、筋肉痛を約40%軽減するといわれているので、毎日コーヒーを飲むことをおすすめします。
ゆったりとくつろいでコーヒーを飲み、その健康促進効果をお楽しみください!
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- Adamson, R. H. “Evaluation of coffee and caffeine for mutagenic carcinogenic, and anticarcinogenic activity..” CAFFEINATED beverages: health benefits, physiological effects, and chemistry..(2000).
- Aguirre-González, Juan Antonio. “Culture, health, gender and coffee drinking: a Costa Rican perspective. La cultura, la salud, el género y el consumo de café: una visión costarricense.” British Food Journal. 118.1 (2016): 150-163.
- Menchú, Juan Francisco. “Manual práctico de beneficios de café.” Boletín-Asociación Nacional del Café (Guatemala) (no. 13) p. 1-96 (1973).
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