ビールが持つ驚くべき7つのメリット
まず最初に、ビールを含むお酒を飲み過ぎることは体にとって良いことではない、ということをはっきりさせておきましょう。
しかし実際には、1週間に1〜2回程度ビールを飲むのは体に良いとされています。夕食時にワインをグラス1杯飲むと、心臓の健康に良いということが聞いたことがあるのではないでしょうか。
では、ビールはどうでしょう? 今日は、ビールを適量飲んだ場合のメリットについて見ていきましょう。
ビールは何でできている?
お酒は水や天然のジュースのようにヘルシーな飲み物ではありません。しかし、良い点もいくつかあるのは事実です。
ビールに関して言うと、アルコール度は高くありませんが、飲み会などで飲みすぎると悪評を買うでしょう。けれど、バランスの取れた食生活に組み込むのは良いことかもしれません。
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では、ビールの原材料を見てみましょう。
ホップ
ホップはビールにのみ使われます。苦味があり、食欲を促進します。
麦芽
麦芽には炭水化物、ミネラル、ビタミン、脂肪酸が含まれます。
水
ビールを作る上で、水を欠かすことはできません。ビールには他のどの原材料よりも水が多く含まれています。
ビールを飲むとカリウムとリンの一日の必須摂取量を満たすことができる場合もあります。
ノンアルコールのビールには、ビタミンB群が豊富に含まれています。これは運動選手や妊婦、授乳中の女性、お酒を飲みたくない人、飲まない方がいい人にお勧めです。
ビールの驚くべきメリット
適量を守って飲めば、ビールは健康に害を与えるものではありません。逆に、たくさんのメリットがあることに注目してみましょう。
ビールの栄養
植物や穀物(麦、ホップ、小麦など)から出来ているため、ビールはカルシウム、亜鉛、カリウム、リンといった栄養が豊富です。
また、消化を促し、便秘予防になる水溶性繊維が豊富に含まれています。
病気を予防する
中国で行われた研究によれば、ビールは脳の神経細胞の劣化による病気(アルツハイマー病やパーキンソン病など)を予防する効果があるかもしれないということです。
この研究では、ビールを適度に飲むと、ビールに含まれるホップの影響で、(変性疾患を引き起こすような)細胞の酸化ストレスが減るということがわかったのです。
さらに、ビールにはケイ素が含まれているため、骨粗しょう症になるリスクを軽減する可能性もあるというのです。ケイ素は骨の成長を助け、骨を強くしてくれる働きのあるミネラルです。
ビールに含まれる植物性物質は、ある種のガンや糖尿病予防、更年期障害の症状緩和に効果があるかもしれません。
腎臓にメリットがある
ビールを飲むと、腎臓の健康を促進することができることもあります。適量のビールを飲むと、腎臓結石が形成されるのを防ぐ効果があります。ビールには水がたくさん含まれているからです。
ビールには利尿作用があるため、尿を通して体から毒素の排出を促します。
ビールを飲むと、骨から体の他の部分へとカルシウムが失われるのを防ぐ働きもします。このようにして、体内に結石が形成されるのを防ぐのです。
ビールは心臓に良い?
時々ビールを飲むと、心臓を保護する効果があるでしょう。(夕食時にワインをグラス1杯飲むのと同じです。)
ビールを飲むと心臓発作や心臓まひ、動脈硬化などの心臓のトラブルに苦しむリスクが下がるでしょう。
”悪玉”コレステロール値を下げる
ビールを飲むと、動脈の内膜に蓄積される脂質を取り除く効果があります。LDL、悪玉コレステロールの値を下げるだけでなく、HDL、善玉コレステロールの値を上げるのです。
1週間にグラス2杯飲めば十分です。
女性の免疫力を高める
成人女性は、ビールを適量飲むことで免疫力を高める効果があるかもしれません。(ただし、大量に飲むと逆のことが起こります)
免疫力が高まると身体を自己防衛できるので、感染系の病気にかかる可能性が下がります。
冬、ビールを飲むことで試してみてください。インフルエンザや風邪、喉の痛みなどで困ることが少なくなるかもしれません。
ビールは寿命を長くする?
ビールさえ飲んでいれば100歳まで生きられると言うつもりはありません。しかし、寿命が長くなることもあるかもしれません。これは、ビールに含まれる様々な物質の中に、抗酸化物質が含まれているからです。
つまり、ビールには、細胞のダメージや加齢から体を保護する働きがあるということです。結果として、寿命が長くなり、より良い生活を楽しむことができるでしょう。
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これだけがビールのメリットではありません。
例えば、ビールは不眠症にも効果があるということを知っておくといいでしょう。血栓ができるのを予防し、記憶力を向上させ、美しく若々しい肌になれるかもしれません。
さあ、罪悪感を捨てて、たまにはビールを一杯飲んでみませんか。
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