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記憶力アップに役立つ10の方法
あなたの脳は、筋肉の一種だと思ってください。腕や脚の筋肉と同じように、脳も運動させて発達を促すことができるのです。

このごろ、ちょっとしたことをすぐ忘れる。ひとつのことに集中できない。みんなより記憶力が劣っているように感じる……。そんなことはありませんか。だとしても、ご心配なく。時として記憶力の低下は、ストレスや不安感、あるいはまちがった食生活のせいで起こることがあります。
記憶力を向上させることは、いつだって可能です。今回は、記憶力アップに役立つシンプルな方法をいくつかご紹介します。続けてお読みください!
1. 記憶力を向上させる健脳食
正しい食生活を送ることは、記憶力を向上させるために欠かせません。ここに挙げるくだものや野菜、その他の食品を、積極的に毎日の食事に取り入れましょう!
- バナナ
- クルミ
- リンゴ
- 鮭・マス
- ビール酵母
- ブロッコリー
- ほうれん草
- 亜麻仁
- 小麦胚芽
- ニンニク
- 玉ネギ
- アスパラガス
- オートミール
- レンズ豆
- ピーマン
- 柑橘類
2. 日常を打破する
記憶力の大敵のひとつは、日課です。くる日もくる日も同じことを同じように繰り返していると、脳は刺激や動機を受け取ることをやめてしまいます。この刺激の単調さのせいで、脳の情報処理能力が低下し、新しい事実や情報を学ぶことが困難になってくるのです。
解決策? 毎日何かちがうことにトライしましょう。もちろん、仕事や家事など、一定の日課に従うことは避けられませんが、毎日少なくとも2時間は、自分の時間を持つようにしたいものです。
3. 毎日頭の体操をする
記憶力ゲームをやってみましょう。オフィスや学校・ジムなどの、階段のステップを数えましょう。車のナンバープレートを見たら、覚えて、2時間後に思い出してみましょう。友達や親戚の電話番号を暗記しましょう。詩や歌を覚えて、次の日に暗唱したり、歌ったりしてみましょう。
4. 今やっていることに集中する
時として、わたしたちはものごとを意識せずに行います。朝起きて、顔を洗って、朝ごはんを食べて、靴を履いて、家を出る。あれ、電話はどこに置いたかな? 定期券はどこに入れたっけ? なんてことは、よくあることです。その時その時にやっていることに集中し、「今」と「ここ」を意識するように努めれば、あなたの記憶力は少しずつ向上していくことでしょう。
5. 視覚化して覚える
必要なときにすぐ使えるようにと、家の鍵をどこに置いたか覚えておこうとしているところを想像してみてください。どうしたらいいでしょうか。玄関脇の下駄箱の上に置いたと想像し、心に状況を描いてみましょう。次に、同僚の誕生日を覚えようとしているところを考えてください。そして、カレンダー上で、その日にしるしをつけたところを想像しましょう。
最も効果的な記憶法は、視覚化して覚えることです。
6. 連想記憶法
これはとってもシンプルで、ゲームのような記憶法です。記憶力は、ほとんどの場合、連想によって機能します。例を挙げてみましょう。何かのニオイをかいだとたん、過去の記憶がよみがえってくる、または、ある歌を聞いて、ただちにある言葉や感情・イメージが心に浮かんでくる—あなたも、きっと経験したことがあるのではないでしょうか。
例えば、歯医者の次の予約が入っている日を覚えたいと思ったときは、連想で記憶しましょう。10日の9時だとしたら、手には10本の指があり、甥っ子の年齢が9歳だ、というふうにです。
7. 情報を整理する
覚えたい情報をきちんと整理すると、記憶力の効率がグ〜ンとアップします。例えば、スーパーへ買い物に行き、買い物リストを忘れたことに気づいたとします。よくある話ですよね。さて、どうしましょう? こういうときは、まずキッチンやお風呂場を心に思い描き、ひとつひとつの戸棚や冷蔵庫の棚をチェックしていくことです。乳製品・くだもの・乾物・洗剤・石鹸……足りないものを思いだしましたか?
8. ストレスとマイナス思考を管理する
「あなたって、ほんとに忘れっぽいんだから!」と、まわりの人に言われつけていませんか。もっと悪いことは、自分で自分にそれを言い聞かせることです。これがどういう結果になるか、おわかりでしょうか。「わたしは記憶力が悪い」という否定的な「事実」を造り上げ、自分のまわりに塀のようにめぐらせて、自分自身の記憶力低下の責任を取ることで、「忘れっぽさ」を正当化してしまっているのです。
さっそく今日から、次のことを覚えておきましょう:
- 記憶力は筋肉のように、「知的エクササイズ」を行うことで、発達させることができます。
- 心配やストレスは、記憶力の最大の的です。
- 記憶力を向上させるためには、自分からやる気を起こすこと、外部からの刺激や自分の行動を常に意識しておくことが大切です。まわりからのプレッシャーはマイナスの結果となりますから、マイペースを心がけましょう。
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9. 脳に刺激を与える
本や雑誌、新聞を読みましょう。日記をつけたり、外国語の勉強を始めるのもいいでしょう。毎日脳のエクササイズを行うことが、記憶力などの脳の基本的機能を向上させるのに役立ちます。毎日イキイキと過ごせるようになりますし、なにより老化現象や神経変性疾患の予防にもなります。
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10. 屋外でのびのび過ごす
毎日1時間、屋外で過ごし、散策したり、自転車にのったり、ペットを散歩させたりしながら、おだやかなひとときを持ちましょう。新鮮な空気が頭をすっきりさせ、緊張をほぐしてくれます。草のにおい・頬をなでる風・小鳥の声など、すばらしい刺激が心を覚醒してくれるのです。これらのすべてがあなたをリラックスさせ、エンドルフィンの分泌をうながして、記憶力向上にも役立ちます。そんなおだやかなひとときは、その日1日のできごとや日常茶飯事を思い返し、記憶として整理するのにピッタリです。
さっそく、今日から始めましょう!