愛と犠牲は絶対に同義語であってはならない

不安、自尊心の欠如、不幸などを伴う関係に陥っている方には、二人の関係や現状を改めて考えることをお勧めします。愛に犠牲が伴う必要はありません。
愛と犠牲は絶対に同義語であってはならない
Maricela Jiménez López

によってレビューと承認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 17 12月, 2022

愛には犠牲が伴うと考えたことはありませんか?

幸せな時間と辛い時間を交互に過ごすような関係や、必死に努力をしないと維持できないような関係は、客観的にその関係を見る必要があります。

毎日の口喧嘩や争いで、精神的なダメージが悪化するような関係や、相手に支配され、「物」のように扱われる関係に陥っている時に、現実に目を向けず「愛のために苦しんでいる」と考えて、努力、犠牲、そして痛みを伴うのが本当の愛だと考えがちです。

犠牲を必要とする愛

赤い花を持つ人

相手の支配下に置かれているときや、コントロールされているときに、愛は犠牲を伴うと考える傾向があります。

今にも崩れ落ちそうな壁が自分の目の間にある時、壁が崩れ落ちる恐怖を感じながら、全力を尽くして壁を押さえている状況です

愛情を維持するために「何かを強制的にさせられている」状態に陥った時には、その関係を清算するべきです。

自尊心が欠落し、自分の価値を低く感じる時、愛に依存しそれに苦しんでいる状態で、抜け出すことのできない苦しいサイクルに陥っています。

相手が15%程度しか自分に時間や愛情を注がないという状況で、自分のすべてを相手に捧げるのは、自分で自分の墓を掘っているのと同じです。

自分の全てを捧げる恋愛は最終的に何も残りません。

こちらの記事もご覧ください:愛と習慣の6つの違い

傷つく、それは愛ではありません

カップル

 

心理学者のシルビア・コンゴスト氏は著書の中で、苦しみや、悲しみ、そして相手に全てを捧げる愛情のいくつかのケースを取り上げています。

愛が犠牲を伴う時、自分が置かれている状況や二人の関係を改めて見直すことが大切です。相手があなたを大切に扱わなかったり、自分たちをそれぞれ大切に扱っていないなどの問題が生じているときこそ、しっかりと現実に向き合ってください。

どちらにしても、犠牲を伴う関係が私たちに幸せをもたらすことはないので、ほとんどの場合は、関係を清算するのが一番良い方法です。

愛はお互いへの敬意や尊敬を伴うものであり、相手の毎日を輝かせる関係が理想的です

情熱、幸せ、喜び、自由、自信などで表現される愛に満ちた関係は、お互いを成長させますが、苦しみ、痛み、辛さ、そして絶えることのない喧嘩などを伴う関係は愛ではありません。

こちらの記事もご覧ください:愛とは所有することではない

現実を見つめる

カップル

目を開き、愛とはいかに私たちを幸せにする楽しいものかを理解してください。

繰り返しになりますが、愛とは私たちに何かを課したり、苦しみ、痛み、そして辛さを与えるものではないことをしっかりと覚えてください。

愛情がストレスを引き起こすことはありません。また自分の全てを相手に捧げる必要はありません。

前述したように自分の全てを捧げても相手はほんの少ししかこちらのために時間や愛情を使わないのであれば、自分だけが疲れ、最終的にはお互いを責め合う原因ともなります。

愛と、毒のある関係を引き起こす苦しみとを混同してはいけません。

「壊れた」関係から同じような「壊れた」関係へと渡り歩くような人生を送ってはいけません。

「人を愛する」とはどういうことなのかをしっかりと理解し、同じ過ちを繰り返さないように気をつけましょう。

誰かに対して「良い感情」が持てないとき、その本能や直感を信じて、その人物から離れることが大切です。その相手が自分のパートナーならば別れることも考えましょう。

非常に楽しく、喜びにあふれ、甘く、そして幸せな時間が続くのが愛です。

最高の自分で最高の人生が送れるように、本当の愛を求め、犠牲を伴う関係を清算してください。


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  • Congost, Silvia. Si duele no es amor. Editorial Planeta, 2017.
  • Congost, Silvia. Cuando amar demasiado es depender: Aprende a superar la dependencia emocional. Editorial Planeta, 2015.
  • Castello Blanco, Jorge. Superación de la dependencia emocional. Editorial Corona Borealis, 2016

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