糖分デトックスを始めよう!
砂糖は、乳製品から缶詰食品のソースまで、どんなところにも含まれています。体内の余分な糖を取り除きたいのであれば、単純に甘いものを食べるのを辞めなくてはなりません。
食事に砂糖(ショ糖)が過剰に含まれていると、免疫系を弱めたり、肥満や心臓病、2型糖尿病、がん(特に乳がん)にかかるリスクを増加させたりすることがあります。
またうつ症状や不安、ある種の認知機能障害を引き起こすこともあります。甘いものに依存していると自分で感じていて、その状態を脱したいと思っている方は、一定期間食生活から砂糖を排除し、体内の余分な糖の排出、デトックスに取り組みましょう。
食習慣の変化以外に、毎日運動をすることが大きな助けになるでしょう。運動をすることで、血液内の余分な糖を燃焼させることにつながります。
体内に過剰なショ糖が存在する場合は、多動、慢性疲労、感染症、頭痛、うつ症状、風邪、副鼻腔炎、眠気、見当識障害などの症状が現れるでしょう。
砂糖と体重増加の関係
太り過ぎの理由は、脂肪の蓄積だけではなく、炭水化物も理由になります。砂糖は、多くの場合気づかないうちに日々消費している製品に隠れています。例えば、ジュース、シリアル、サラダ用ドレッシング、ヨーグルト、お菓子やその他多くの製品です。
砂糖の一部は、エネルギーとして体内で使われ、その他は脂肪として蓄積されます。その意味では、精製糖と天然の砂糖では大きな違いがあります。例えば、精製糖は血液中の糖分レベルを増加させる傾向にあり、長期的にはウエスト、腰、太ももなどに脂肪として蓄積されます。
人工甘味料
糖分デトックスの期間、砂糖の代わりに人工甘味料を使いたいと思うかもしれませんが、これは逆効果になる可能性があります。
人工甘味料は、砂糖を抜いている短期間の間には解決法となるかもしれませんが、長期的には体重の増加や2型糖尿病へと導く代謝の変化を引き起こすものです。
自然な食品の食生活を送る
砂糖を断つ方法の一つは、箱・缶・ビンなどに入っていない自然な食品のみの食生活を送ることです。生鮮野菜、フルーツ、赤身の肉、魚、ナッツ類、アボカドやオリーブオイルなどの健康的な脂肪などを摂ります。
この場合、満腹感を持続させつまみ食いを抑えてくれるたんぱく質をとることが重要ポイントになります。
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「良質な」炭水化物を選ぶ
糖分のデトックスを行っている期間、炭水化物を避ける必要はなく、正しく選べばOKです。
精製された炭水化物、例えば白いパン、パスタ、炭酸水、焼き菓子などを避けましょう。その代わりに、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、緑の葉の野菜、ナス、アーティチョーク、ピーマンなどの野菜から炭水化物を摂ります。
より大きい効果を引き出すためには、デトックス期間中は豆類やデンプンの含まれる野菜も避けましょう。
砂糖を避ける方法
食生活から砂糖を減らす決心をしたなら、悲壮感、頭痛、脆弱感、砂糖が無性に欲しくなるなどの離脱症状に対する準備をしておかなくてはなりません。
最も大切なことは、食生活から段階的に砂糖を抜いていくということです。つまり、1度に1製品です。おそらく、最初の数日は辛いかもしれませんが、その不快感は数日で消えるでしょう。
もしどうしても我慢ができなくなったら、リンゴやオレンジなどのフルーツを少量かじりましょう。
砂糖を減らす食事プラン
1日目
- 朝食…フルーツ・アーモンド入りオーツフレーク1杯、ゆで卵3個。
- 午前のおやつ…クルミ。
- 昼食…鶏むね肉のソテー、カボチャ、ビーツ、ニンジン、カブの付け合わせ。
- 夕食…焼き魚、インゲンとブロッコリー、マッシュルーム。
2日目
- 朝食…フルーツ・アーモンド入りオーツフレーク1杯、ホウレンソウとニンジン1杯。
- 午前のおやつ…アーモンド。
- 昼食…ズッキーニとパプリカ(赤・黄)の鉄板焼きレモンとタイム風味、キャベツ(緑・紫)とニンジンのサラダにオリーブオイル・レモン・塩・パセリのドレッシング。
- 夕食…蒸し野菜、タラ・芽キャベツ・カブのオーブン焼き。
3日目
- 朝食…エビ入りスクランブルエッグ(卵3個分)、キャベツ・ラディッシュ・ナッツのサラダ。
- 午前のおやつ…クルミ。
- 昼食…鶏もも肉のオーブン焼き、ローズマリー・セージ・レモン・タマネギ・タイム・黒オリーブのソース。
- 夕食…キノコのスープ、ニンニク・セロリ・タイム・ニンジン・ローリエ入り。
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砂糖入り飲料の代わりの飲み物
デトックスウォーター
あなただけの自家製デトックスウォーターを作りましょう。グレープフルーツ、ブルーベリー、イチゴ、オレンジから1つ選び、切って水差しに入れます。フレッシュローズマリーかミントを加えて、水と氷で満たせばできあがりです。毎日飲みましょう。
ハーブティー
砂糖なしのハーブティを1日3回飲みましょう。
以上の食事プランは、砂糖が無性に欲しくなるのを抑えるのにとても効果的で、砂糖依存を克服するのにふさわしいプランです。強い意志で始めれば、きっとうまくいくでしょう。
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