手根管症候群にオススメの自然療法5選
手のひらの付け根には、9本の腱と正中という神経が通っている手根管というトンネルがあります。この腱の周りが炎症を起こすことで正中神経が圧迫され、指にしびれが起こるのが手根管症候群です。
電子機器などを継続して使う生活を送る人が多い現代社会では、手根管症候群を発症する人が日々増えています。
手と手首を繰り返し動かすことがおもな原因ですが、怪我、感染症、またはオーバーウエイトなどもその原因の一つです。
手根管症候群の痛みは軽く散発的ですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みが発生するケースもあるため注意が必要です。
炎症が薬でも解消されない場合、手術を必要とするケースも稀にあるため、症状が深刻化する前に、痛みを解消する効果のある自然療法を用いることをお勧めします。
本記事では、手根管症候群の痛みや症状を緩和する自然療法を5つご紹介します。
1.生姜とユーカリ
生姜とユーカリで作る湿布には、手根管症候群による痛みや深刻な炎症の症状を緩和する治癒効果があります。
生姜とユーカリに含まれる薬用成分が患部の血行を促進しながらなめらかにします。
材料
- おろし生姜 大さじ2(20g)
- ユーカリの葉 4枚
- 水 1カップ(250ml)
作り方
- 沸騰したお湯に生姜とユーカリを入れて弱火にします。
- 2分間弱火で抽出します。
- 火を止めたら15分間冷ましながら抽出を続けます。
使用方法
- 生姜とユーカリで作った抽出液を浸した綺麗な布を、手や手首などの患部に当てます。
- 20分間そのままにします。
- 1日に2回繰り返してください。
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2.サイプレスオイルとローズマリーオイル
抗炎症作用のあるオイルでマッサージをすると、手や手首の動きを制限している痛みを緩和する効果があります。
お勧めはサイプレスオイルとローズマリーオイルです。どちらのオイルも、筋肉や関節に発生した炎症を軽減することで知られています。
材料
- サイプレスオイル 大さじ3(45g)
- ローズマリーオイル 大さじ2(30g)
作り方
- オイルをしっかりと混ぜます
使用方法
- 痛みを感じる場所にオイルを塗ります。
- 優しくマッサージをするように塗ってオイルを浸透させます。
- 症状か改善するまで毎晩続けてください
3.メドウスイート
メドウスイートの花には鎮痛作用と抗炎症作用があります。そのため手根管症候群の痛みや症状の改善に最適な自然療法薬です。
特に湿布として使用すると最大の効果を発揮します。
材料
- メドウスイートの花 大さじ2(20g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方
- 沸騰した湯にメドウスイートの花を入れて20分かけて抽出します。
使用方法
- 抽出液に綺麗な布を浸して患部に当てます。
- 10分間そのままにしてください。
- 必要に応じて1日に2回行なってください。
4.エプソムソルト
エプソルソルトの治癒効果の一つに、手根管症候群の痛みの緩和があります。
外用することで抗炎症効果を発揮し、筋肉をリラックスさせながら痛みなどの症状を軽減します。
材料
- エプソムソルト 1/2カップ
- 水 5カップ(1250ml)
作り方
- 水を肌に最適な温度になるまで温めます。
- エプソムソルトを入れて混ぜます。
使用方法
- エプソムソルトを入れた湯の中に手を入れます。痛みを感じる手首もしっかりと入れてください。
- 20分間かけて浸した後洗い流します。
- 症状が改善されるまで1日2回繰り返します。
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5.オリーブオイルとヒマシ油
オリーブオイルとヒマシ油にはどちらも抗炎症成分が含まれているため、手の動きを再生する効果があります。
またそれぞれのオイルに含まれる脂肪酸、抗酸化物質、アミノ酸が血行を促進して患部の痛みを取り除きます。
材料
- ヒマシ油 大さじ3(45g)
- オリーブオイル 大さじ2(32g)
作り方
- 電子レンジ用の容器にオイルを入れたら、電子レンジで20秒加熱します。
使用方法
- 熱すぎない温度まで冷ましたら、手と手首に塗ってください。
- 8分間優しくマッサージをしながらオイルを吸収させます。
- 痛みがなくなるまで続けてください。
今回ご紹介した自然療法は一時的に痛みを緩和する方法です。手根管症候群の痛みが完全になくなるまでには数ヶ月かかります。
また、エクササイズや食事などの健康的な生活習慣を自然療法と組み合わせてください。
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