舌の口内炎に効く6つの自宅療法
口内炎は小さいものですが、とても痛く口の中に現れる潰瘍です。幸い口内炎を癒す自宅療法があります。最初に、どうして口内炎ができるのかを見ていきましょう。
口内炎は通常治るまでに5〜8日程かかります。そしてその原因は様々です。
通常、口内炎は無色ですが、ひどい状態のものは黄色みを帯びていたり周辺が赤くなったりします。
口内炎が現れる場所は
- 口の中のあらゆる部分
- 唇の内側
- 歯茎
- 口蓋
- 舌
時間が経てば口内炎は勝手に治りますが、その過程は遅く、痛みを伴うでしょう。
また、その治癒過程の中で他に口内炎ができてしまうことがあります。これは、その部分が繊細になっているからです。
だからこそ、痛みを軽減し、早く治癒させる方法を知っておくことが良いでしょう。
1. 重曹
重曹には抗炎症効果があるため、口の中のpH値を正常に戻すだけでなく、舌の潰瘍、口内炎の痛みや腫れを抑える働きをします。
材料
- 重曹 小さじ1(5g)
- 熱い湯 大さじ1(10ml)
作り方
- 最初に熱い湯に重曹を入れて混ぜてから密封できる容器に入れ、ペーストを作ります。
- このペーストを口内炎に塗布します。5〜10分おきましょう。
- 水で洗い流します。
このペーストは舌の潰瘍や口内炎の症状を素早く緩和してくれるでしょう。この方法を1日3回以上行いましょう。
こちらもご参考に:
『口内炎の症状を緩和する6つの自然療法』
2. ぬるま湯と塩の自家製マウスウォッシュ
舌の潰瘍、口内炎の痛みを素早く緩和するおすすめ方法の一つです。塩には抗菌作用があるため、感染を抑え、炎症を緩和するのです。
材料
- 塩 大さじ3(30g)
- 水 4カップ(1ℓ)
作り方
- 最初に水と塩を混ぜ、塩をよく溶かします。
- 次にこれを火にかけ、沸騰させます。沸騰したら火から下ろしましょう。
- この食塩水をボトルに入れ、冷まします。
- この温かい食塩水でうがいをします。短くても1分間うがいをし、最後は吐き出しましょう。
注意:塩水でのうがいは1日4回以上行いましょう。結果が早く現れるはずです。
3. 氷と口内炎
氷には炎症した部分を癒し、口内炎を即座に和らげる効果があります。
材料
- 氷を直接口内炎に当てましょう。
- 1分以上そのまま当てておきます。痛みが和らぐでしょう。
- 必要なだけ繰り返してください。
舌の潰瘍、口内炎の痛みを緩和するには、冷たい水を飲むのもお勧めです。
4. カモミール
カモミールティーには抗炎症作用、鎮痛作用、抗菌作用があるため、舌の潰瘍、口内炎を癒すにはとても効果的です。
材料
- 水 1カップ(200ml)
- カモミール 大さじ1(10g)
作り方
- 最初に水を火にかけ沸騰させます。沸騰したらカモミールを入れましょう。
- 3〜5分間抽出します。
- その後火から下ろし、5分間蒸らします。
- 1日を通し、このカモミールティーでうがいをしましょう。
ご存知でしたか?:
『カモミールが持つ6つの薬用効果』
5. 過酸化水素
過酸化水素水には抗菌作用があり、口内炎に見られる細菌を取り除く働きをします。また、傷を早く癒す効果や、感染リスクを下げる効果があります。
材料
- 過酸化水素水3% 小さじ1(5ml)
- ぬるま湯 小さじ1(2ml)
作り方
- 清潔なコットンを使って過酸化水素水と水を混ぜ合わせたものを口内炎に塗布します。
- 3分以上そのままにしておきましょう。
- ぬるま湯で洗い流します。
6. アロエベラ
抗菌効果とヒーリング効果で知られたアロエベラは、傷を素早く癒し、痛みや炎症を軽減する効果があります。
症状を早く改善し、組織の再生を助けます。
材料
- アロエベラのジェル
使い方
- アロエの葉を切り、中を開いてジェルを取り出します。
- このジェルを直接口内炎に塗布しましょう。
- 短くとも5分間おきましょう。
- ぬるま湯で洗い流します。
- これを1日3回以上行いましょう。
舌の潰瘍、口内炎を予防するには?
- 舌の潰瘍、口内炎ができている時は、辛いもの、酸性のきついもの、甘いもの、熱いものなどを食べるのを控えましょう。
- 触るのはやめましょう。触ると治りが遅くなり、感染する恐れもあります。
- 冷たい水をたくさん飲むことで舌の潰瘍、口内炎を冷やし、痛みを緩和しましょう。
- 口内の衛生を保ちましょう。1日に複数回、歯を磨きましょう。
- 舌の潰瘍、口内炎ができている時はマウスウォッシュを使いましょう。細菌をきれいにし、治りを早くします。
- あまり噛まなくても良いような柔らかさのものを食べましょう。
- 舌の潰瘍、口内炎ができている時は熱いものを飲まないようにしましょう。
上記の事柄を10日以上行っても改善されない場合は、専門医を受診しましょう。適切な薬を処方してもらえるはずです。
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